の小西克哉さんでした。
オープニングはパナマ文書問題、国際調査報道ジャーナリスト連合、タックスヘイブンに参加した21万
の情報が公表されて、ICIJに参加された共同通信の記者の沢康臣さんのお話がありました。
沢さん、パナマ文書問題、タックスヘイブン、租税回避地に21万の法人が作られて、タックスヘイブン
は税が安く、誰の会社かプライバシーが明らかにされず、これまでタックスヘイブンで秘密の資産が作れ
たわけであり、ペーパーカンパニーの名前で取引されて、そのペーパーカンパニーの名前が分かり、この
公表の影響、会社は合法的に作れるが、オバマ氏もこれが合法なのが間違いといい、制度を変えるべきと
いい、G7でも規制の方針であり、日本にも問題があり、市民団体から日本は透明ではない、株主の名前
も分からず情報公開がされないと指摘されており、さらにパナマ文書のさらなる公開は、今回インター
ネットで世界に見られるようになり、これまでICIJや共同の調査だけでは困難、政治家と親密な企業
のことも明らかになり、そういう人がタックスヘイブンを利用したと分かり、一般市民も、ジャーナリス
トと手を携えて、ジャーナリストは取材するものであり、しかし市民が多くの情報を持ち、そこから真実
に突き当たるものであり、点が線になる、これはパナマ文書を提供した人の言ったことで、過去だと不公
平が分かると革命、暴動になったが、ネット時代で点が線になるのには時間もかからず、これからが注目
だと、沢さん締めくくられました。強啓さん、タックスヘイブンは違法とは言えなくても、見えない行為
はあり、必死に働いている人には不公平であり、闇組織のマネーロンダリングや、テロのことなども分か
るものだと指摘されて、民間人を含めて、点が線になる意味を説かれました。
パナマ文書問題は、今日のリスナー投票でも1位であり、菅干渉長官は、問題があれば調査すると言
い、21万社のペーパーカンパニーがあり、G7でも課税逃れ問題が課題になり、しかし載っていた企業は
租税回避が目的ではないとTBSの取材に語り、これについて小西さん、脱税ではない、パナマ、ケイマ
ンにとっての産業で、島国の産業であり、問題はイギリス、アメリカ、日本の先進国の中で、その国の中
では違法でもタックスヘイブンだと合法になり、富の不均衡になってしまい、その証拠に、ピケティさ
ん、リベラルな経済学者350人が公開書簡を出して、租税回避はグレーゾーンで、富の逃がし方を世界の格
差にしたと言い、本来課税されるべきであり、ケイマンなどにペーパーカンパニーを作らないと、各地に
課税されるのは、日本とアメリカのGDPに達して、数千兆円が課税されていたら貧困対策は出来たもの
であり、世界の中で法の規制は必要だと20年前から言われており、しかし小西さんの見解で、租税への権
限を国際的に持つのはアメリカとイギリスで、そこが国際課税に消極的、ドイツやフランスは課税すべき
としても、アメリカはトランプ氏のようにアメリカ単独主義であり、アメリカの動きを止めるのは困難で
あり、グローバリゼーションは貧者を少なくしても、富豪にはもっと大きな恩恵があり、富める人の富が
さらに増えて、誰が儲けたかだけでなく、サミットでこれの対策を考えるべき、調査は小西さんたちがや
るので、制度を変えるべき、制度は国連でやっても決まらず、G20では決まらず、G7でやるべき、オバ
マ氏やキャメロン氏がイエスと言わなくても、日本は提言すべきと言われました。
また、小西さん、熊本大地震について、総理がGWにヨーロッパに行く必要があるのか、外務大臣が行
くべきであり、総理が外遊したら、国際的に熊本大地震が大したことはないと見られる危惧があると言わ
れました。
そして、金正恩氏が労働党委員長に就任について、妹が要職に就き、平壌ではパレードもあり(韓国統
一省の調査)、これについて小西さん、党大会は世界で大きく報じられても、金正恩氏の新しい肩書の意
味、父や祖父とどう違うかと報じられているが、北朝鮮は劇場国家であり、ドラマを作ってやっており、
金正恩氏が独裁で、肩書は劇の芸名であり、権力とは関係なく、違った名前を作るのに意味があり、祖父
時代の中央委員長や、父の肩書が使えないので、別のものを作り、劇場国家は、現実が変わっていないの
に、36年ぶりの党大会という悪あがき、ロケット発射も失敗、国連の制裁もあり、中国の支援があって
も、成長は途絶えており、そんな時に党大会をするのは、旧世代のみの出演で、お金ゼロで乗り切るス
トーリーつくりと言われて、強啓さん、党大会を日本のメディアも大きく報じているのに、日本への拉致
のことを解決しない国のことを報じる意味はあるのかと言われて、小西さん、情報はなく、専門家も捉え
られず、大事なことは、国内的に、敵がいることを認める=改革を阻止する勢力がいて、粛清しても抵抗
勢力があるとリーダーが認めて、また核の先制使用はないと言っても、制裁されて核は売れず、韓国への
平和攻勢もかけて、何もできなくても、違った雰囲気を出しており、本当は平和攻勢に出たい、党大会3
6年ぶりは大きなニュースで、強啓さん、メディアには建物を写させただけと言われて、小西さん、正恩
氏は声がかれており、タバコの吸い過ぎで、生中継では事故を恐れて遅れて、本来平和攻勢をかけたくと
も、米朝接近は今年にあり得て、オバマ政権も、置き土産に米朝合意をしたいところであり、強啓さん、
これだけ大きく報じられた意味が分かったと言われました。
デイキャッチャーズボイス、フィリピンで過激なドゥテルテ氏が当選したことについて、小西さんのお
話、なぜトンデモおじさんが一番人気なのか、もう100%開票で、40%の得票、2,3位は20%台で確実、
フィリピンは90年代に大統領選を小西さん取材されて、投票後1~2週間結果が分からず、島から投票箱を
運ぶ間にトラブルがあり、日本のような選管がなく、党の代表が3つ出てチェックするものであり、不正を
防ぐためであり、今回は翌日に分かっており、ドゥテルテ氏はこそ泥も死刑などの過激発言で、死刑か無
罪かで治安を改善して、自警団で問題のある人たちを1000人以上殺しており、軽犯罪は減っても重犯罪は
増えて、これはフィリピンの既成政治に飽きた人がドゥテルテ氏に投票し、アキノ氏の後継も支持され
ず、5人の候補のうち3人が財閥系で、フィリピンは社会構造はなかなか変わらず、マルコス氏がいなく
なっても、別の財閥に取り替わったもので、財閥は40もの富豪が富の8割を持っており、地球の格差の象徴
であり、その中で英雄を、救世主を求める傾向があり、マルコス氏もそれで支持されて、法律、民主主義
は二の次という人が多く、またドゥテルテ氏はマイノリティーであり、その支持を得て、華僑系が富を牛
耳り、マイノリティー系だから、下層の有権者が支持したものであり、小西さんの懸念は、ドゥテルテ氏
が中国と話し合い、アメリカには懐疑的である面で、トランプ氏同様矛盾したことを言うが、中国に新幹
線を作ってくれたら南沙諸島のことは大目に見ると言い、中国とフィリピンが単独協議に入ると、アキノ
政権の6年の成果は無に帰して、フィリピン経済をアキノ氏が良くしてきたのをドゥテルテ氏が潰す可能性
があり、しかしフィリピン経済は財閥が牛耳り、ドゥテルテ氏はマイノリティーで財閥と対立し、市長経
験がありそれはトランプ氏と異なるが、自分の権力で政治を変えると言い、これでフィリピンが大きく変
わる可能性があり、アメリカの保安官みたいに、俺が法律だとなる、ポピュリストの時代だと言われまし
た、以上、デイ・キャッチの内容でした。
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