永岡です、TBSラジオの、荒川強啓デイ・キャッチ、月曜のレギュラーはジャーナリストの青木理さんでした。
オープニングは永六輔さんの訃報、永さんはTBSラジオの番組でも長年活躍されて、再びラジオの場に帰りたいと自宅療養されていましたが、7月7日、肺炎により亡くなられて、土曜ワイドなどで同席された毒蝮三太夫さんのお話がありました。蝮さん、永さんの訃報を、ラジオのスタッフから一昨日聞かされて、月曜に発表と聞かされて、七夕の日に亡くなられて、昭和が亡くなっていくと言われて、蝮さん、永さんの思いでは無数にあり、永さんとも野球をされて、永さんは文句ばかり言われて(笑)、何かにつけてこれおかしいと言われて、ラジオの土曜ワイドでは永さん厳しく、蝮さん15分持たされていても、9時間拘束されて、本当のワイド番組、朝出て暗くなるまでやっており、入り中があると、5分で切られて、そのたびに悔しく、いつかもっと長い番組をと思われたのがラジオの原点であり、蝮さん、永さんは大往生、4月に病院に行かれて、それがお別れになり、蝮さんと言ってくれた永さんは蝮さんを可愛がられて、作詞も素晴らしく、江戸っ子中の江戸っ子、浅草のお寺の息子、お坊ちゃんであり、ベーゴマもビー玉も思いではなく、下町にこんな上品な人はなく、蝮さん、談志さんが先に行っているので、今頃喧嘩していると締めくくられました、強啓さん、お笑いの中に品があるという点、その中でも柔らかく話された永さんのことを讃えられました。
ジャーナリストの神保哲生さんが安倍総理の会見を取材されて、61議席でドアホノミクスは信任された、外国人の公安施設、リニア中央新幹線の公共投資をやると言っており、そして野党共闘が上手く行かなかったことは、32の1人区で11勝21敗、しかしこれを共闘していなかったら全滅の可能性もあり、野党候補が複数出たらおしまいで、これは負けと見るのか、それとも共闘で取ったと見るのか難しいと言われて、そして安倍総理の発言、党首討論をせず、民進党は分配と言っていたら、自民も弱者対策と言いだし、同一労働同一賃金と言いだし、民進党はパクリと言ったが、それは総理の会見で出ず、公共投資などのみで、分配の政策は何も言わず、あれは選挙対策で、民進党の政策をパクったものであり、こういうものをチェックすべきで、しかし安倍会見はプロンプターで発表して御用記者が聞いておしまいであり、国会審議は記者も出ず、これは交わされたものであり、青木さん、会見と記者クラブの問題、ラジオのインタビューに応じず、ニッポン放送のみ指定した件、安倍総理の政策以前に、メディア対応の問題を問われて、神保さん、国民の知ることが中立でなく、安倍政権は単独取材に応じず、擦り寄ってきたもののみ出て来て、メディアをコントロールし、今までラジオを野放しにしたが、前回の選挙も神保さんや木村草太さんがラジオで突っ込んだので、ラジオもテレビ、新聞と同じように圧力をかけだして、青木さん、メディアも安倍政権に擦り寄らずであるべきと言われて、神保さん、記者クラブは弊害が大きくなり、この足並みを安倍政権が分断して、それにメディアが乗ってしまったことだと言われました。
南スーダンに、戦闘が続いて、菅干渉長官はJICAの退避をさせて、それを陸自が支援することになった件について、青木さん突っ込まれて、南スーダンは大統領派と反対派が対立し、青木さん、国内は選挙モードで、しかし国際的にも見るべきであり、南スーダンは5年前に出来た歴史の浅い国であり、その前に60年の内戦があり、国民投票でスーダンから独立したものであり、希望とともに出来た国が、大統領派と副大統領派の対立、石油は北部にあり、これを巡り両者が内戦で、しかし首都は安定していると言われていたのに、ここも危ないとなると、虐殺や女性への暴力も懸念されて、そしてJICAのメンバーの退避、自衛隊がPKOで行っており、場合によっては自衛隊をどうするのか、国内政治の問題や、国連が何をしてくれと言うか、南スーダンの内戦を国際社会がどう止められるかと言われました。
デイキャッチャーズボイス、青木さんが、日本会議について語られました。日本会議の正体とは、数日前に日本会議の正体と言う本を出されて、日本会議を取材されて、外国メディアが超国家主義団体などと欧米のメディアが追っており、青木さんも2年追われて、日本会議は安倍政治のコアな応援団であり、安倍氏の思想に近いところで支援し、38000人の会員、日本会議の議員が230人、安倍政権の閣僚の半分が日本会議のメンバーであり、これに海外のメディアは驚き、その通りであり、日本会議の元は生長の家の元活動家であり、今の生長の家は政治に関わらず日本会議と関係ないが、谷口氏の思想に共鳴した右派の学生がその後も執拗に活動を続けて、日本会議の中枢であり、今生長の家は政治に関係なく、動員力、政治力では神道が支えて、各種右派の団体が支えて、かれらは憲法改悪を目標にして、地方議会で決議などのオルグをして、宗教団体を動員して何万の集会をして、国会議員に働き掛けて、今回の参院選で自民は勝ち、日本会議はこれが憲法改悪のチャンスと、安倍政権と日本会議がどう出るかであり、強啓さん、これはもっと早く出すべきと言われて(9日に読み終えた)、青木さん、憲法改悪に関して、立憲主義、憲法は権力を縛る&国民主権&政教分離であるが、日本会議は宗教で、政教分離も国民主権も否定し、国民主権は、日本国民は天皇から権利をもらったとか言って、西洋のやり方ではアカンとすら言い、つまり憲法改悪の是非を置いても、こんな連中に支えられている安倍政権の暴走を許したら、近代民主主義を崩壊させて、2012年の自民改憲草案にそれがあり、憲法改悪が何を目指して発議されるか注意しないとエライことになる、この本を多くの人に読んでほしいと言われました。強啓さん、これをちゃんと読み、こういう背景のあるものに野党が一夜漬けで立ち向かうのはどうかとも言われました、以上、青木さんのお話でした。