(悪意によらない転送、転載歓迎です)
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●集会名称:
8・6ヒロシマ平和へのつどい2016
「日米軍事同盟、核・原子力推進、壊憲 - 私たちはどう対峙すべきか」
●日 時:8月5日(金)午後5時~7時半
●会 場:広島市まちづくり交流プラザ北棟5階研修室ABC
(広島市中区袋町6番36号)(袋町小の建物です)
●参加費 :1,000円
●主 催:8・6ヒロシマ平和へのつどい2016実行委員会
●代 表:田中利幸
(田中利幸論考)
「対テロ戦争」とテロ襲撃の拡大
— 原爆無差別大量殺戮71周年に考える「民主主義崩壊」の危機 —
http://yjtanaka.blogspot.com.au/2016/07/blog-post_22.html
●事務局 :広島市中区堺町1-5-5-1001
電話090-4740-4608(FAX)082-297-7145
Eメイル kunonaruaki@hotmail.com (久野成章)
●HP http://www.d6.dion.ne.jp/~knaruaki/tudoi/2016/2016.html
http://www.d6.dion.ne.jp/~knaruaki/tudoi/2016/2016_omote.pdf
チラシ表
http://www.d6.dion.ne.jp/~knaruaki/tudoi/2016/2016_ura.pdf
チラシ裏
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●記念講演:佐高 信(評論家、『週刊金曜日』編集委員)
講演タイトル 「誰が平和を殺すのか」
講師プロフィール
1945年山形県酒田市生まれ。高校教師、経済雑誌編集者を経て
評論家活動に入る。現在『週刊金曜日』編集委員。経済評論に
とどまらず、政治、教育、メディア、憲法問題など日本社会の
様々な面に関する鋭い批判と同時に、多くの政治家や評論家個
人に対する辛口の評論活動を続けている。日本では数少ない、
批判的精神を一貫して持ち続けている評論家の一人。
著書に
『高木仁三郎セレクション』(中里英章との共編)(岩波現代文庫 2012/07)、
『世代を超えて語り継ぎたい戦争文学』(澤地久枝との共著)(岩波書店 2015/07)、
『安倍晋三と岸信介と公明党の罪』(河出書房新社 2016/01)
『人間が幸福になれない日本の会社』(平凡社新書 2016/04)、
『偽りの保守・安倍晋三の正体』(岸井成格との共著)(講談社+α新書 2016/06)、
など多数。
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●プログラム:
5:00 開会 木原省治(原発はごめんだヒロシマ市民の会代表)
長崎から 平野伸人(元全国被爆二世教職員の会会長)
高校生一万人署名行動実行委員会
福島から 武藤類子(福島原発告訴団)
岩国から 田村順玄(岩国市議)
記念講演/佐高 信
発言 湯浅一郎(当実行委員会前代表)
発言 田中利幸(当実行委員会代表)
「市民による平和宣言2016」提案・採択
8月6日行動提起
7:30 終了
8:00 懇親交流会
▼関連企画8月6日(土)
7:00~ 「市民による平和宣言2016」
「8.6新聞意見広告」配布行動 http://9-hiroshima.org/
7:45~ グラウンド・ゼロのつどい(原爆ドーム前)
8:15~ 追悼のダイ・イン(原爆ドーム前)
8:30~ 「8・6 広島デモ 原発も核兵器もない世界を」
(原爆ドーム前~中国電力本社))
9:30~10:30中国電力本社前・脱原発座り込み行動
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●フィールドワーク(詳細は別紙)
8月5日(金) 9:30~13:00原民喜の「夏の花」を歩く
13:00~17:00米軍岩国基地/錦帯橋バスツアー
8月6日(土)12:00~16:30ヒロシマ・スタディ・ツアー2016
「広島湾の戦争遺跡と軍事施設を巡る」
●平和研問題全国研究集会
https://www.facebook.com/heiwakenmondai/
8月7日(日)13時~
講演:田中利幸
http://historylab.jp/hiroshima20160807/2016/06/15/sign/
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●呼びかけ文
8000万人という未曾有の死者を出した人類史上最悪の政治社会現象、第二次世界大戦の終結から71年。
天皇制日本軍国主義国家は、連合諸国の軍事力と中国民衆の抗日武装闘争を核とするアジア・太平洋民衆
の抵抗闘争によって完全に敗北しました。米国政府は、対ソ連・戦後世界戦略の観点から、軍事的には全
く必要のない広島・長崎への原爆攻撃を決行しました。また、天皇裕仁と日本政府が「国体護持=天皇制
の維持」に固執してポツダム宣言受諾を遅らせたことも、米国による原爆攻撃を結果的には自ら招く要因
となりました。したがって、天皇制には原爆無差別大量殺戮を引き起こした責任があります。
こうして日本の侵略戦争は、アジア太平洋各地での残虐・殺傷・破壊行為、日本全土の空襲と原爆によ
る無数の自国民の死傷者と破壊を引き起こしました。戦後、広島では、占領軍による検閲体制の下、大田
洋子、栗原貞子、原民喜、正田篠枝、峠三吉、山代巴、丸木位里・俊ら文学者・芸術家による原爆への徹
底批判が始まりました。どんな状況下でも人間性を深く追求し続けた彼ら、彼女らの信念が、今の私たち
を支えています。
大陸出兵の拠点であった軍都廣島は侵略戦争に対して大きな責任を負っています。ゆえにヒロシマの私
たちの課題は、米国の原爆・焼夷弾無差別大量殺戮責任と日本国家の侵略戦争・残虐行為責任を同時に問
う運動でなければなりません。日米両国の明確な戦争責任認識と両国政府の明確な被害者への謝罪なしに
は、真の意味での「戦後」も「和解」もありえません。
このような立場から、「私たちはオバマ大統領に米国政府の原爆無差別大量虐殺について謝罪を要求し
ます 同時に日本政府のアジア太平洋侵略戦争について安倍首相の謝罪を要求します -日本国憲法第九
条を擁護する立場から- 」という「オバマ大統領と安倍首相への謝罪要求アピール」を5月10日に発表し、
オバマ広島訪問の5月27日までに382名の方々と8つの団体から賛同を得ました。オバマと安倍の日米両国
首脳の広島同時訪問・広島演説の意味は、日米両国の戦争責任を不問にし、日米両国による核武装・原子
力を推進し、軍事同盟を強化するものであり、安倍政権による9条破壊=改憲攻勢への布石であると、私
たちは考えます。
安倍政権は、「日本軍慰安婦=性奴隷」の名誉回復を妨害し、「侵略戦争」という歴史的事実さえなか
ったことにしようと教科書を改悪し、沖縄辺野古米軍新基地建設をあきらめようとしません。集団的自衛
権行使容認の戦争法・日米新ガイドライン体制・南スーダンPKO駈け付け警護をこの秋にも発動しよう
としています。尖閣問題を口実に先島諸島への自衛隊配備、京都・経ヶ岬への米軍Xバンドレーダー基地
建設、岩国への横須賀を母港とする原子力空母ジョージ・ワシントンの第五空母航空団の厚木からの移駐
(極東最大120機常駐態勢、愛宕山での米軍住宅建設)、旧軍港4市(横須賀・舞鶴・呉・佐世保)の自衛
隊海外派兵拠点化など、軍事大国化は急速に進んでいます。
1957年のウラル・チェリヤビンスク、ウィンズケール、1979年のスリーマイル島、1986年のチェルノブ
ィリ、1999年の東海村、2011年の福島での原発事故は、これまで世界各地で起きている様々な原発関連事
故による核被災のほんの一部にしかすぎません。これらの核被災が明らかにしていることは、放射能は人
間のみならず動植物を含む海陸の生きもの全てを無差別に且つ大量に「殺傷」するということです。この
人間の行為は、人類とすべての生物と地球を絶滅の危険に曝すことを厭わない明確な「犯罪行為」です。
あらゆる生きものに敵対する核・原子力体制を廃止することこそが、福島放射能汚染危機から学んだ教訓
です。「放射線は外部から大量に浴びない限り、健康に大きな影響はない」とする「放射能安全神話」を
打ち破り、「放射線は、浴びることが外部でも内部でも少なければ少ないほどよい」という考え方を市民
共有の常識にせねばなりません。海外市民を犠牲にしてまで利益を上げようとする安倍政権による「原発
=被曝の輸出」にも、川内原発に続く伊方原発再稼動にも私たちは断固反対します。
したがって、私たちにいま要求されていることは、総体的且つ長期的に観れば、単なる人間としての
「世直し」の倫理的行動ではなく、あらゆる生命体を守るための「生きもの」としての倫理的行動なので
す。核被害の根底的原因を追及し、核・原子力による全地球的・生物的破局を阻止しなければなりません。
そして、日本国憲法破壊=明文改憲にいよいよ突き進む安倍政権と私たちはどう対峙すべきか、どのよう
に私たちは安倍による日本社会破壊をくい止めるか、このことを考え実践するための集会を呼びかけます。
この呼びかけ文を、故・鶴見和子氏が詠った言葉に託します。
生類の破滅に向う世にありて、生き抜くことぞ終(つい)の抵抗
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◆呼びかけ人
石口俊一(弁護士、広島県9条の会ネットワーク)/
上羽場隆弘(九条の会・三原)/
大野明彦(郵政ユニオン広島中央支部長)/
岡原美知子(日本軍「慰安婦」問題解決ひろしまネットワーク)/
岡本珠代(岡本非暴力平和研究所)/
尾崎幸雄(郵政ユニオン広島東支部長)/
上関英穂(郵政ユニオン本部執行委員)/
郭 文 鎬(在日韓国民主統一連合広島本部 代表委員)
木原省治(原発はごめんだヒロシマ市民の会代表)/
木村浩子(呉YWCA We Love9条)/
久野成章(環境社会主義研究会)/
佐々木 孝(第九条の会ヒロシマ)/
実国義範(平和を考える市民の会・三次)/
竹本和友(ピースサイクル広島ネットワーク事務局長)/
竹原陽子(原民喜研究者)/
伊達 工(ピースサイクル全国ネットワーク共同代表)/
田中繁行(ピースリンク広島・呉・岩国)/
田中利幸(元広島市立大学広島平和研究所教授)/
田村順玄(岩国市議、ピースリンク岩国世話人)/
坪山和聖(市民運動交流センター(ふくやま))/
土井桂子(日本軍『慰安婦』問題解決ひろしまネットワーク)/
中峠由里(呉YWCA We Love9条)/
永冨弥古(呉YWCA We Love9条)/
難波郁江(広島YWCA会員)/
西岡由紀夫(ピースリンク呉世話人)/
新田秀樹(ピースリンク広島世話人)/
日南田成志(ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)・広島)/
平岡典道(ピースリンク広島・呉・岩国)/
平賀伸一(広高教組呉地区支部平和教育推進委員長)/
藤井純子(第九条の会ヒロシマ)/
堀伸夫(平和研問題全国研究集会inヒロシマ 事務局)
三嶋研二(郵政ユニオン中国地方本部委員長)/
村田民雄(市民運動交流センター(ふくやま))/
溝田一成(脱原発へ!中国電力株主行動の会)/
山田延廣(弁護士、秘密法廃止!広島ネットワーク共同代表)/
山田禮正(人民の力山陽協議会)/
湯浅一郎(ピースリンク呉前世話人、当実行委員会前代表)/
横原由紀夫(広島県原水禁元事務局長)/
吉井信夫(ピースサイクル広島ネットワーク代表)/
吉田正裕(東北アジア情報センター運営委員)/
◆全国賛同人
天野恵一(反天皇制運動連絡会)
梶野 宏 (反安保実行委員会)
木村雅夫(福島原発事故緊急会議)
中北龍太郎(弁護士、「しないさせない!戦争協力」関西ネットワーク共同代表)
藤澤宜史(神奈川県民)
武藤一羊(ピープルズ・プラン研究所)
村上啓子(被爆者)
◆賛同団体
ピースリンク広島・呉・岩国/
一般財団法人広島YWCA/
一般財団法人呉YWCA/
第九条の会ヒロシマ/
ピースサイクル広島ネットワーク/
郵政産業労働者ユニオン中国地方本部/
ピースサイクル全国ネットワーク/
東北アジア情報センター
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