永岡です、毎日放送のニュース「VOICE」の特集は、リオパラリンピックに出場した女性伴走者のことが報じられました。
リオパラリンピックの行進に参加した日野未奈子さん、立命館の3年でスポーツをされていますが、日野さんが走るのではなく、視覚障碍者のマラソンの伴奏者であるのです。
走るのは近藤寛子さん、左目はほとんど見えず、それでも、伴奏者とともに走ることを続けられています。
日野さんは、立命館で陸上の選手を目指していたもののなかなか伸びず、それで指導の先生から伴奏者のことを紹介されて、そして近藤さんと知り合い、これは絆と呼ばれるたすきで走者と伴奏者がつながり、どこを走るのか、その指示だけでなく、トイレや着かえなどのこともサポートするものなのです。近藤さんは、障碍者でも走れることに意欲を見せられています。
近藤さんには、すでに伴走者の川島久一さんが長年サポートされて、しかし42kmのマラソンには伴走者は一人では足りず、前半と後半で交代し、そしてランナーは42kmを走り、走路の支持はしても、伴走者が声援をすることは禁じられて、それでも、日野さんのサポートを受けるようになり、近藤さんのタイムは10分以上改善されて、選考の大会で好成績であり、これによりリオへの切符を得たのです。
他方、日野さんも、一人で走ることに挑まれて、初めて一人で30kmを断続することなく走れるようになったのです。
日野さんと近藤さんは、親子ほども歳が離れているものの、気持ちは一体で、リオパラリンピックのマラソンは日本時間の18日、午後9時からであり、このような障碍者スポーツのことは、あまりテレビでは報じられませんが、私も障碍者の方がスポーツに参加する意味はあり、悪しきナショナリズム(と言うより排外主義)に走るものではなく、それこそ、オリンピック、パラリンピックは参加することに意義がある(70年代まではよく言われたものです)ものを感じました、日野さん、近藤さん、応援しています、以上、VOICEの内容でした。