永岡です、朝日放送のおはようコールABCの朝イチ!NEWS、今朝は帝塚山学院大学客員教授の中川譲さん(元朝日新聞編集委員)のお話でした。
今朝の朝刊一面トップは、朝日は東京オリンピック費用3兆円超え、読売は大阪万博誘致、産経も大阪万博誘致、毎日はインフルエンザワクチン供給減、日経はベビーシッター補助です。
大阪万博誘致に政府が乗り出すことになり、夢洲で2025年の開催、1970年の万博の夢もう一度となるのか、人類の健康、長寿がテーマなものの、大阪の負の遺産での開催、松井知事の維新による万博誘致に安倍総理と菅長官が乗り出し、維新と官邸は蜜月関係、憲法改悪と政権維持のために官邸は維新の力を必要として、政治の思惑のもとで、誘致をパリと争うものであり、開催経費は2000億、3000万人来て経済効果は6兆ととらぬたぬきの皮算用、夢洲は空き地であり、道頓堀プール計画もスポンサーが集まらず中止、これについて中川さん、2000億で済むのか、東京オリンピックを見たら済むはずはなく、菅長官の起爆剤、1970年の万博も大阪経済の起爆剤と言われて、万博は成功しても大阪は沈没して起爆剤にはならず、1990年の花博も起爆剤にはならず、大きなイベントで大阪の経済を立て直すことはできず、そんな時代は終わり、カジノでやると言うものの、カジノと言えずIRと言い直すようなもので起爆剤にはならず、安倍総理は観光客の増大を言うが、イベントで観光客が来るのか、パリは万博誘致に熱心であり、これは大阪の振興ではなく政治力学、改憲のために維新を利用したい官邸の意図であり、関西の経済界もこれを見通して冷ややかであると言われました。
コンパクトオリンピックはどこに消えたのか、小池都知事は負の遺産を都民に押し付けられないと意気込みを語り、調査チームは東京オリンピックの費用が3兆円を超えると指摘し、ハードに7600億、セキュリティに1.6兆、過剰見積もりで6300億、しかしお金は1.3兆しか見積もられず、慶応の上山氏も組織のトップがいないと指摘し、オリンピック後のランニングコストも問題であり、組織委の森氏はこれくらい出せ、IOCでも決まっていると不満であり、スタジオでも猪瀬氏が64年の施設で出来るからと招致した、無責任と言われて、これについて中川さん、3兆のツケは税金になり、まだ4年あり見直せて(ロンドン、リオでも見直せた)、それでも3兆円は小池氏の精査によるもので、森氏の言うように面白おかしくやっているのではなく、豊洲の問題も同じであり、誰も批判せず、この暴走を誰かが止めるべきであり、解明すべき問題があり、小池氏は豊洲とオリンピックの問題を抱えて、都民はこれの解決を求めており、多少の遅れをやっても見直すべきと言われました。
阪南市の庄司市議、政務活動費の領収書の問題で市民団体に刑事告発され、昨日記者会見しても記者の追及に明確な答えをせず会見を打ち切り、これについて中川さん、経費の水増し請求はバブル時には民間企業にあり、しかし今でも役所、議会には残っており、これをチェックするのはメディアの責務だと言われました。
産経の記事で、大阪府内の学力テストの結果が後退し、昨年は結果を入試に活用して上がったものの、文科省が入試への応用を禁止、中川さん、昨年は入試のために上がり、成績のいい県は常連で、大阪はそういうところのことを取り入れているのか、また受験競争を煽るのはどうかと言われて、毎日の記事で、中学女子が覚せい剤で逮捕されて、中川さん、覚醒剤は闇社会との接点がないと手に入らず、中学生とは深刻であると言われて、朝日の記事で、住みたい街の1位は関西圏で西宮北口になり、交通の便が評価されて、2位は夙川、芦屋は後退して、中川さん、阪神間に高級住宅街が集中して、格差が広がるのは好ましくないと言われました。以上、中川さんのお話でした。