永岡です、今日の関西の話題は、大阪が2025年に万博を誘致する件で、毎日放送VOICE他で取り上げられました。
開催地は舞洲、大阪がバブル期に埋め立てて、それは大阪オリンピックの誘致に失敗して、広大な空き地になっており、そこで人類の健康をテーマに万博をというのですが、関西の経済界は冷ややかであり、万博の施設建設に1300億円、地下鉄の延伸に730億円、つまり2000億円以上かかり、これについて、大阪の企業で、出資したいというのは12%、パビリオンを出したいというのはわずかに4社であり、大阪商工会議所の会頭も、否定的です。
1970年の万博はまさに高度経済成長期を象徴するものであり、100以上のパビリオンが大阪・吹田に作られて、日本企業と、世界各国がパビリオンを出展し、一番人気は何とソ連館であったのです。ところが、当時万博にパビリオンを出した企業の中で、人間洗濯機が話題の三洋電機は消失、サントリーは東京に本社を移し…と、見るも無残なものです。
そして、当時は、万博に行って、初めて外国人と会ったという人も多く、当時の雰囲気に高揚を感じる人も多いのですが、しかし、経済予測で有名な宮本勝浩さんは、前回の東京オリンピックと大阪万博も、終わった後の反動不況が激しく、1964年の東京オリンピックは翌年大不況になり、さらに、跡地利用にも問題もあり、IR、カジノを作るのではと指摘されています。司会の西靖さんも、カジノや、地下鉄の延伸が目的ではないかと指摘されて、別途、朝日放送のキャストでは、大谷昭宏さんが、万博とカジノは相いれず、そんなものを抱き合わせにしないと成り立たない万博への疑問も指摘されて、さらに地下鉄の延伸も、2025年の開催なら、大阪市営地下鉄は民営化されていて、延伸ができるのかと、これは関西テレビのワンダーでの指摘もあり、しかし、ワンダーの内容だと、大阪では、松井知事と菅干渉長官のパイプがあり、これで進めるというのですが、しかし、この舞洲は埋め立て地、南海トラフ巨大地震が来たら…であり、現に、今大阪府の庁舎のあるWTCも東日本大震災では被害を受けており、オリンピックとか万博とか、高度経済成長期のノスタルジーに浸って、この国は大丈夫なのでしょうか?以上、VOICE他の内容でした。