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PARC新作翻訳ドキュメンタリー映画『薬は誰のものか?―エイズ治療薬と大企業の特許権』クラウドファンディングご支援のお願い by limitlesslife
October 6, 2016, 1:03 pm
Filed under: Uncategorized
紅林進です。
ドキュメンタリー映画『fire in the blood』(薬は誰のものか)
日本語版製作のためのクラウドファンディングの呼びかけ
を転載させていただきます。
(拡散・転送大歓迎)
==============================
★クラウドファンディング実施中!★
ドキュメンタリー映画『fire in the blood』(薬は誰のものか)
 日本語版製作
https://motion-gallery.net/projects/parc2016
==============================

アフリカはじめ途上国でエイズに苦しむ人々にとって欠かせな

い薬と、大企業の特許権の対立を描いたドキュメンタリー映画
『fire in the blood』(邦題:『薬は誰のものか? エイズ治療薬と
大企業の特許権』、インド、2013年)の翻訳製作プロジェクトです。
ぜひご支援をお願いします!

【映画の内容紹介】

★薬は誰のものか?―エイズ治療薬と大企業の特許権

ドキュメンタリー映画『fire in the blood』は、2013年にインドで

製作された作品です。監督のディラン・モハン・グレイ氏はこれ
までも数々の社会派ドキュメンタリーを製作してきました。映画
は、アフリカ諸国やインドなどでHIV/エイズに苦しむ人々の姿と、
患者にとって医薬品がいかに大切で、生きる希望を与えるもの
かを伝えます。そして大企業の持つ医薬品の「特許権」が、こう
した人々が医薬品を手にすることを阻んでいる現実―。
そこには欧米諸国の政府と企業が一体となって進めてきた自由
貿易推進がありました。WTOやTPP、TiSA、RCEPなどの貿易協
定の中で、医薬品の特許権はどんどん強化されようとしているこ
とに、国際市民社会は懸念の声をあげています。この作品を通し
て現在の経済や貿易のあり方は、果たし て私たちを本当に幸せ
にしているのか?という問いを皆さんとともに考えたいと願ってい
ます。

★アフリカにおけるエイズとの闘い

1990年代、アフリカでは毎年数百万人もの人々が、HIV/エイズで

命を落としていました。エイズという病は忌み嫌われ、子どもが
エイズとなっても打ち明けられない親もいました。
1996年、抗レトロウイルス薬(ARV薬)を3種類併せることでHIV
ウイルスの増殖を抑えられることがわかりました。エイズは治療
不可能な病気ではなくなり、多くの患者に希望が生まれました。
しかし当時の医薬品価格はまだアフリカの貧困層には手に入る
価格ではありませんでした。まだ高く、患者1人あたりの1年分の
医 薬品価格は1万5000ドル以上であり、南アフリカで 反アパルト
ヘイト運動に取り組んできたザッキー・アハマットは、HIV感染者
であることがわかりました。彼自身は、ARV薬を買うことはでき
ましたが、「この国のすべての人々に安価な医薬品がいきわた
るまでは自分は薬は飲まない」とボイコット宣言をします。この
ニュースは国際的にも衝撃を与え、前マンデラ大統領(当時)も
彼のもとを訪ね、投薬を勧めますがザッキーの意思
は固く、「ノー」と答えます。

★米国での巨大企業の医薬品特許と市民社会の取り組み

アメリカで知的所有権に関するNGO活動を行なうジェームズ・

ラブは、先進国と途上国の間にある医薬品や治療アクセスの
ギャップに疑問を感じ、国連機関やアメリカ政府に対し、途上国
へ安い医薬品を提供するよう働 きかけます。しかしそこには、
欧米の大手製薬会社が持つ薬の特許権という大きな壁があり
ました。特許権で守られている限り、安いジェネリック医薬品を
他の会社が製造することはできず、途上国の貧困層にはいつ
までたっても薬が手に入らない状態が続きます。
過去数十年間、医薬品業界の大手企業は、莫大な利益を上げ
続けてきました。2000年当時、全米上位500社のリストの中で
10大製薬会社があげた利益は、残り490社の合計よりも多い
ものでした。

★インドの動き
インドは建国以来、マハトマ・ガンジーの教えを受けて、

「自国で医薬品を製造できてこそ、真の独立国家である」
という思想が根付いています。シプラ社はそ の考えのもと、
できる限り安いジェ ネリック医薬品を 製造するメーカー。
アメリカのジェームス・ラブは、インドのシプラ社社長の
ユスフ・ハミードに「アフリカの人びとのために、劇的に安い
薬をつってほしい」と依頼します。シプラ社は、採算を度外
視して安いジェネリック医薬品を製造。この薬は再びエイズ
で苦しむ人々に大きな希望を与えます。

★TPPなど貿易協定は人々の医薬品アクセスを阻害する

しかし、大企業の側は様々な手を使い安価な医薬品の普及

を阻止しようとします。製薬会社に与えられている特許権の
保護強化と、人々の闘いは幾度となく繰り返されていきます。
WTO(世界貿易機関)においてTRIPS協定(知的所有権の
貿易関連の側面に関する協定)が取り決めら れると、インド
のジェネリック医薬品はこれま でのように途上国に医薬品を
提供することが困難になりました。企業の特許権が強化され
たからです。
映画に登場するノーベル経済学賞受賞者のジョゼフ・E・
スティグリッツ氏は、現在までに進んできた自由貿易協定に
おける医薬品の特許権保護強化は、「完全に大手製薬メー
カーのためのもの」と語ります。彼は現在、アメリカでTPP反対
の最大の論客として活躍していますが、TPPでも医薬品特許
の保護は強化されており、TPPが発効してしまえば、映画で
描かれている時代よりもひどい状態が訪れてしまいます。

薬は誰のものか――。
貧富の格差が、医薬品アクセスや治療の格差につながることを、

私たちはただ見過ごしてもよいので しょうか?
大企業の薬の特許のあり方や現在の 貿易や経済のあり方は、
本当に私たちを幸せにするのでしょうか?
映画は多くのことを私たちに問いかけています。

★先進国・途上国の双方で大きな反響が

本作品は、2013年にリリースされた直後から大きな反響を得ています。

日本でも知られるサンダンス映画祭(米国で開催される映画芸術科学
アカデミー公認の映画祭)の2013年公式作品として招かれると、一気に
世界中に広がりました。これまで、インドはもちろん、米国では数十か所
で上映、イギリス、フランス、ドイツ、アイルランド、タイ、ニュージーランド、
ペルーなど多くの国で大規模な上映会が開催されています。

この1-2年は、特に米国において高まるTPP反対運動の現場にて

数多く上映されています。TPP協 定のような自由貿易協定によって
医薬品の特許が強化されることは、まさにこの映画に登場する途上国
の人々に直接・間接に打撃を与えることにつながります。そのことに
多くの市民はNO!と言っているのです。特に国際的に活動するNGO
である「国境なき医師団」(映画にも登場)は、医薬品アクセスと貿易
問題について積極的に問題提起をしています。

【作品情報】
原題: fire in the blood
監督: DYLAN MOHAN GRAY
製作年: 2013年、インド、84分
公式サイト: http://fireintheblood.com

【クラウドファンディング実施要項】
クラウドファンディングで募集した資金は、①版権代(3年間)、②翻訳料、

③字幕製作費、④商品化にかかる経費 に充てさせていただきます。
作品は一般のDVD作品としてリリースいたしますので、個人でご購入
いただける他、皆さまが主催する学習会やイベント、映画祭などでも
上映いただくことができます(別途1回ごとの規定の上映料が必要です)。
作品を通して感じたこと、疑問に思ったことなどを鑑賞後にみなさんで
出し合ったり、講師を招いての講義を行うなど、活動の輪を広げていって
いただきたいと思います。
クラウドファンディングは下記のコースをご用意しています。
●2000円
●5000円
●1万円
●3万円
※金額によってリターン(御礼)が異なります。詳細はウェブサイトで
ご覧ください。
https://motion-gallery.net/projects/parc2016

【日本語版製作スケジュール】
●10月 翻訳、字幕製作
●11月中旬 編集
●11月下旬 完成
●12月上旬 完成記念上映会

★お問合せなど★
特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC)
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F
TEL.03-5209-3455 FAX.03-5209-3453
E-mail: office@parc-jp.org
HP http://www.parc-jp.org/


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