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TPPの次はインド…安倍首相が強行する原発密約のデタラメ by limitlesslife
October 18, 2016, 10:10 pm
Filed under: 核廃絶

  • 2016年10月18日
安倍首相とインドのモディ首相(C)AP
安倍首相とインドのモディ首相(C)AP

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 秘密協定のTPPを巡って国会が紛糾する中、安倍首相は性懲りもなく新たな密約を結ぼうとしている。核保有国のインドに原発を輸出する「日印原子力協力協定」である。TPP同様に「交渉中」をタテに中身を明らかにしないまま、11月中旬のモディ首相来日のタイミングで署名を強行しようとしているのだ。この動きを警戒した民進党の逢坂誠二衆院議員が先週、質問主意書を提出。18日の国会で答弁が予定されているが、デタラメにもほどがある。

そもそも、この協定は問題だらけだ。核保有国のインドはNPT(核兵器不拡散条約)もCTBT(包括的核実験禁止条約)も未加盟。核武装した隣国パキスタンとの緊張がエスカレートすれば、核の軍事転用も懸念される。そんな危なっかしい国に被爆国の日本が原発を売り込む矛盾。福島第1原発の事故はいまだに収束せず汚染水を垂れ流している。

それなのに、公表されているのはペラ1枚の覚書だけ。本文はたった5行で、〈両政府は、協定が、必要な国内手続きに関するものを含む技術的な詳細が完成した後に署名されることを確認する〉などと記してある。要するに、コッソリとまとめた協定を数の力で国会承認させる魂胆なのだ。

 反対運動をする岐阜女子大南アジア研究センター客員教授の福永正明氏は言う。

「原発輸出を成長戦略に位置付けている以上に大きいのが、インドで原発建設計画のある米仏のプレッシャーです。東芝傘下の米WHや仏アレバなどが来年中の着工を目指していて、それには日本製鋼所の鋼材が欠かせない。原子炉容器などの大型鉄鋼品で世界シェア8割を握っているため、ここが動かないと新設できません。ハードルになっているのがNPTで、未加盟のインドとは原子力協定を結ばないと輸出できないのです」

安倍政権はインドが核実験した場合は協定を破棄するとアナウンスしているが、空手形みたいなものだ。

「完成した原発を撤去するのは現実的に不可能ですから、ウランを軍事転用されたとしても手も足も出せない。黙認しているようなもの」(前出の福永正明氏)

その上、インドにしてみれば日本が核保有国として認めたというステータスもついてくる。モディが足しげく通ってくるわけである。「来年の通常国会に提出し、委員会審議3時間で採決する」(自民党関係者)というふざけたシナリオも流れている。徹底追及しなければダメだ。

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