Global Ethics


TPPという狂気 by limitlesslife
November 8, 2016, 1:24 am
Filed under: TPP
 IROHIRA
TPPという狂気

ーー働く人々に影響する問題の一つに環太平洋連携協定(TPP)があります。
オバマ大統領が推進している貿易協定です。
あなたは党の政綱でTPPに投票しないという公約を取り付けようとしましたが、
成功しませんでした。
機能不全に陥っている議会で、
これを通過させようという試みがあることを懸念しますか?

サンダース そうですね。
大統領はTPPに対し断固としたサポートを示してきました。
この問題について彼と電話で半時間ほど話しました。
彼はまったく間違っているのですが、
TPPについての思い入れがとても強いのです。

企業界は実質的に貿易で負けることは決してありません。
私が議員になってから常に勝っています。
金融街、製薬会社、アメリカ企業は非常に強力なグループです。
彼らが金に糸目をつけずに物事を推し進めるときは、必ず事を成し遂げます。
私はアメリカ国民を結集して、TPPは悲惨な貿易政策の継続であり、
議会を通過させるべきでないと理解してもらえるよう全力を尽くすつもりです。

ーーではなぜオバマ大統領はTPPが得策だと考えているのでしょうか?

サンダース 彼はこれを地政学的な問題として見ています。
過去の大統領のように、 TPPがアメリカにありとあらゆる雇用を創り出す
などと偽ることはしません。
彼の論拠は、もしTPPを放棄すればアジアを中国の影響下に置くことになる
というものです。

ーーつまり、彼はNAFTA(北米自由貿易協定)の議論ーー
貿易の上げ潮がすべての船を持ち上げるという議論はしないのですね。

サンダース そうですーーその神話は消えてしまったようです。
しかし、TPPについて特に興味深い事柄のひとつは、
単にそれが時給数セントで生計を立てているベトナムの人びとや
マレーシアで奴隷労働をしている人びととの競争を
米国の労働者に強いることになるという点だけではありません。
TPPには投資家対国家の紛争解決制度も含まれています。
私のバーモント州が、または、ついでに言えば米国政府が、アメリカ国民
の健康または環境を守るために考えられたある法案を通過させると、
その政府機関は多国籍外国企業に訴えられる可能性があるのです。
なぜならば、その法案が企業の将来の利益に影響を及ぼすかもしれない
からです。

一つの例ですが、
オバマは適切な判断でキーストーン・パイプラインを却下しました。
私たちが直面している気候変動に由来する危機をさらに悪化させるだろう
という結論を出したからです。
しかし、米国は現在そのパイプラインの所有者であるトランスカナダ社から
150億ドルの訴訟を起こされています。
なぜならば、NAFTAは政府が多国籍企業の利益を制限する措置を取ることを
禁止しているからです。
そして、その訴訟は米国の裁判所で争われるわけではありません。
企業弁護士三人からなる裁決機関で争われるのです。

これらの貿易協定のもとでは、大統領は企業利益に従わなければなりません。
もし、貧困にあえぐある国がマラリアやエイズの安価な治療薬を必要と
していても、企業がブランド名を保持したほうがより金儲けができる
という理由でジェネリック医薬品を使ってはならないというと、
その貧困国の人びとは死んでしまうでしょう。
そしておそらく裁決機関は企業を支持することになります。
こういった狂気の世界がTPPのなかにひっそりと記されています。

(中略)

サンダースの先駆者たち

ーーこの一生涯で、あなたほど自分について個人的なことを共有しない
大統領候補は思いつきません。
なので、政治を口実にして個人的な質問をさせてください。
社会主義者の組織者で大統領候補だったユージン・デブスが
あなたの英雄だということは知っています。
[サンダースは微笑み、執務室の壁にかかったデブスのブロンズの額を指差した]
最初にあなたがデブスの存在に出会ったのはいつで、
それはあなたにどんな影響を及ぼしましたか?

サンダース 大学生時代に社会主義について多く本を読み始めたのですが、
デブスは明らかにその中心にいました。
並はずれた人物で、同時代の人びとは、デブスのことを実際に自分のシャツを
脱いで他人に与えるような、キリストのような人物として説明しています。
ポケットにお金があると誰かにやってしまう。
親しみやすい性格で、庶民にとても近く、信じがたい勇気を持つ人物であり、
政府が社会党を一掃したときに第一次世界大戦のヒステリーに立ち向かい
反対しました。

デブスは刑務所の中から大統領選挙に立候補しました。
知っていましたか?
1920年の選挙でした。
刑務所にいながら100万の票を得たのです。

(後略)

インタビュー「諦めるなどという贅沢はありません、いいですか?」

何年もの間、左派の唯一の声として苦労してきたサンダースは、
今や突然何百万人もの人びとの声を代表する立場に置かれている。
予想外の役割であり、落とし穴がないわけではない。
民主党予備選挙で1200万票を勝ち取ったことは、若い有権者と党の支配層
との間にある深い亀裂を露呈させ、彼は新たな難題に直面している、、、
(サンダースが展望するアメリカの未来 「世界」2016年12月号から抜粋)

MLホームページ: http://www.freeml.com/uniting-peace


Leave a Comment so far
Leave a comment



Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out / Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out / Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out / Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out / Change )

Connecting to %s



%d bloggers like this: