永岡です、毎日放送のニュース「VOICE」の月曜企画の憤懣本舗、今回は大阪・豊中での騒音問題が取り上げられました。
大阪府豊中市の、準工業地帯に家を建てられたAさん(番組では実名でしたが、ここで出す必要はないと考えて、イニシャルにします)、ここを、終の棲家として建てられたのですが、窓を開けたら、低周波の騒音が、それも朝の6時半から、夜の9時まで響き続けて、原因は近くにあるクリーニングの工場で、そこから響く排気ダストの音などで、大変な騒音であり、窓を開けたらテレビも見られないのです。
この騒音を、憤懣本舗のスタッフが測ったら、最大77デシベル、これは大阪の道頓堀の騒音が65デシベルであり、かなりの音で、飛行機の離陸の真下は85デシベルですが、それには及ばないとしても、生活に支障が出ています。
ここは豊中の準工業地帯ですが、騒音は60~65デシベルに規制されており、これについて、憤懣本舗のスタッフが豊中市に対策しないのかと取材しても、個別の案件には答えられないというのみです。
被害者Aさんだけでなく、ここに家を建てても、騒音に参って、引っ越した人も他にいるのです。
Aさんは、この騒音で、クリーニング工場に差し止めの民事裁判を大阪地裁に提訴して、しかし、クリーニング工場は、最新式の洗濯機でやっている、騒音対策を取っているとして、Aさんの訴えを棄却するように主張しています。
これについて、神戸学院大学の中野雅至さんは、条例の規制音を超えており、Aさんの訴えは認められるとコメントされましたが、司会の西靖さん、このような騒音問題は、裁判で勝訴しても、お金で補償が大半の道で、騒音の元の差し止めはまず認められないと、騒音問題に詳しい森弁護士の見解を紹介されて、中野さんも、これは豊中市が騒音の件で何をやっているという見解を示されました。
こういう騒音問題など、広い意味での公害であり、私が化学の専門家になったのも公害問題がルーツで、しかし公害だと被害者の泣き寝入りが多く、これは行政の問題もあると思われました、以上、VOICEの内容でした。
なお、関係ありませんが、歌手のASKA氏の逮捕がテレビでは大きく取り上げられて、ローカルニュースでも大きく取り上げられて、このVOICEでも逮捕の様子が緊急で入り、関西テレビのワンダーも同様、何とNHKの7時のニュースもそれであり、明日以降のワイドショーはこれ一色でしょう…年金改悪の件など忘れられているのが懸念です。