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中国で日本語学ぶ若者に聞く 中国人の日本語作文コンクール by limitlesslife
December 22, 2016, 11:04 pm
Filed under: 日中
「爆買い」超える交流を 中国で日本語学ぶ若者に聞く

中国人の日本語作文コンクール 朝日新聞 2016年12月14日

今年で12回目を迎えた「中国人の日本語作文コンクール」のテーマの一つは「訪日
中国人、『爆買い』以外にできること」。急激に増える中国人観光客とその豪快な買い
物ぶりを印象づけた「爆買い」だが、中国の若者はどのように受け止めているのだろう
か。12日に北京で開かれた同コンクールの表彰式で、中国で日本語を学ぶ受賞者たち
の率直な思いを聞いた。

横井裕・中国大使(中央)から表彰を受けた最優秀賞と1等賞の受賞者たち=12日、
北京の日本大使館、延与光貞撮影

■「日本の製品、良くて安い」

「もし私が日本に行くなら、100%間違いなく、爆買いするな。1回じゃ持って帰
れないくらい」

山東政法学院の劉安さん(21)は、爆買いについて聞くと笑顔で言った。「日本製
品の質は良くて安いから。それに、多くの中国人が自分の目で日本を見て感じることは
いいことだと思う」

今年、日本を訪れた中国人は9月時点で500万人以上。年内には過去最多の700
万人に迫る勢いだ。

中国人民大の金昭延さん(20)は「私自身は爆買いに興味はないけど、その気持ち
は分かる。質と価格、あとはブームってことじゃないかな」と話した。

■「高い購買力、中国の誇り」

「爆買い」にはマナーの悪さという意味合いが込められることもあるが、「中国の若
者のマナーは大きく改善されている。一部の変な行為は年配者のものでは」と湖北省に
ある中南財経政法大の大学院出身の張君恵さん(25)。

多くの学生はむしろ、爆買いの行為が示す中国人の購買力の高まりを誇りに感じてい
るようだ。

演歌好きで、安徽省の外国語訓練学校に通う張凡さん(27)は、「中国人がみんな
お金持ちになったと思って、日本人は複雑な感情なのかもしれない。でも、同じ商品が
中国では2倍とかの値段。日本でできるだけ多く買いたいという思いは分かるでしょ」

一方で、ギクシャクした日中関係が続くなか、中国で日本語を学ぶことへの微妙な感
情も浮かぶ。

南京の大学に通う女性(21)は「ネット上に爆買いは売国奴だと書かれているのを
見て、そうだなと思った。民族感情があるから。日本旅行は『敵に塩を送る』ことにな
らないかな、と」。日中戦争を知る祖母からは日本語を学ぶことに反対されたという。

ただ「爆買い」は最近、沈静化してきているとされる。学生たちも、訪日経験者たち
の関心は別のものに移ってきているようだ。

■「次回の訪日、伝統に興味」

中南財経政法大の大学院出身の王亜瓊さん(26)は今年1月の日本旅行の際、友人
らから魔法瓶3本や化粧品などを買ってくるように頼まれた。自分の服やお菓子も買っ
た。

でも、近く行く予定の2度目の訪日で興味があるのは「日本のふろしきや着物」。中
国で伝統服は気軽に町中を歩く服ではないのに、京都で着物を着た人を見て新鮮に感じ
た。「おすしを食べるのも楽しみ」と日本語で語った。

「爆買いだけでは物足りない」というのは、中国人民大の郭可純さん(21)。今年
2月まで約半年間、神戸に短期留学していた。両親が遊びに来たときは、もっと多くの
日本を紹介したいと思った。

「日本人が中国人に対して爆買いのイメージしか持たないとしたら、悲しい。中国も
お客さんへのおもてなしなら負けない。礼儀正しくないところもあるかもしれないけど
、中国人の親切さも知ってほしい」(北京=古谷浩一、延与光貞)

■大好きな日本語で日中つなぐ職が夢 最優秀賞の白宇さん(22)

最優秀賞(日本大使賞)を受賞した蘭州理工大学の白宇さん(22)は中国内陸部・
安徽省の農村出身。実家も農家だ。保守的な土地柄で、日本へのイメージは良くないと
いう。

尖閣諸島をめぐって日中関係が悪化した2012年の9月に入学。会計などを勉強し
たかったが、希望していなかった日本語学科を学校にあてがわれた。「専門を変えるこ
とだけを考えていた」と白さん。母親は将来を悲観して泣いた。

作文では、そんな白さんが授業で出会った「江里佳先生」夫妻に支えられ、4年間勉
強を続けるうちに日本語が大好きになったことをつづっている。

今秋、南京大学の大学院に進学し、日本語を学ぶ。教師や外交官、通訳など日本と中
国をつなぐ仕事に就くのが夢だ。12日の表彰式では、「機会があれば、留学して日本
を肌で感じたい」と話した。

昨年7月に訪日した際には、家族や友人らへのプレゼントの「爆買い」を楽しんだ。
「買い物を通じて日本や日本人の良さを知るきっかけになる。次は日本人に中国の良さ
を知ってもらいたい」

◆キーワード

<中国人の日本語作文コンクール> 日中間の相互理解促進を目的に2005年に始
まった。日本僑報社が主催し、朝日新聞がメディアパートナー。12回目の今年は過去
最多となる5190本の応募があった。今年のテーマは中国人訪日観光客による「爆買
い」や「日本語教師の教え」など。日本僑報社の段躍中・編集長は「応募数も質も年々
上がっている。日本語ができる人材は日中両国の宝物。これからも応援していきたい」
と話す。同社は最優秀賞から3等賞までの受賞作計81本を作文集「訪日中国人 『爆
買い』以外にできること」として出版。詳細は同社サイト
http://duan.jp/jp/index.htm
別ウインドウで開きます)で。

MLホームページ: http://www.freeml.com/uniting-peace


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