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困窮者に毎年コメ12トン:山谷農場 by limitlesslife
December 30, 2016, 12:20 pm
Filed under: 食料
困窮者に毎年コメ12トン:山谷農場
神奈川で仕事を持ちながら週末に長野の食料保管所に出向く藤田さん

http://www.cathoshin.com/news/yama-nojo/11100  July 1, 2016

今、日本社会で食事に事欠く人が推計で230万人以上いるとされる。神奈川県相模原市
に住むクリスチャン、藤田寛さん(46/日本基督教団)が主宰するフードバンク「山谷
(やま)農場」では、毎年12トンのコメを、路上生活者や難民など生活困窮者を支援す
る団体に届けている。活動は今年で25年目を迎えるが、心掛けていることは、食料が、
有効かつ的確に使われているかどうかを常に見届けていることだ。

フードバンクは、食料を無料提供する仕組みのことで、「山谷農場」は日本におけるそ
の草分け的存在だ。

「おコメが高いから買えないんです。生活に困ってるので、(山谷農場からもらう)こ
のおコメで本当に助かってます」

外国人移住女性を支える「カラカサン」のメンバーたちが6月20日の夕方、神奈川・川
崎市の鹿島田教会で、藤田さんを囲み〝報告会〟を行った。外国人移住女性の中には、
DV(夫からの暴力)等で離婚し、安い給料で子育てをしている人も多く、毎月、36世帯
が「山谷農場」からコメの支援を受けている。

この日、〝報告会〟に初めて参加した「カトリック東京国際センター(CTIC(シーティ
ック))」のなんみんサービスも、「山谷農場」から毎月250キロほどのコメをもらっ
ている。東京教区の本郷教会を拠点に活動しているなんみんサービスは、「難民申請」
中で働けない人たち200人に、それぞれ毎月1キロずつコメを支給しているからだ。

ホームレスの炊き出しを行っている「神の愛の宣教者会(男子)」も、6月にはコメの
備蓄が底を突くため、「山谷農場」の支援に頼らなければ活動が続けられないという状
況だ。

たった1人で奮闘

「山谷農場」は現在、国内で活動している9団体を支えているが、その食料保管所を長
野県小海町に設け、藤田さん1人で運営している。平日には、神奈川県内で自分の仕事
を持ち、週末になると長野県に出向く。そこで近隣の農家や全国の有志からコメや野菜
の寄付を受ける。時には新潟までコメを取りに行くこともある。12トンのコメを集め、
支援先に発送する直前に精米して箱詰めする。そのほか、自らも畑でジャガイモなどの
栽培をしている。

孤軍奮闘する藤田さんが「山谷農場」を始めたきっかけは22歳の時。職場でホームレス
の炊き出しボランティアの募集があり参加したことだった。炊き出しは、東京・山谷地
区の「神の愛の宣教者会(男子)」で行われ、そこで「貧困」のさまざまな〝形〟を見
て、衝撃を受けた。

それ以降、毎月1回の炊き出しボランティアに出掛けたが、現場で「食材が足りてない
」ことに気づき、2000年、仲間と日本初のフードバンクを設立。しかし、いろいろな考
えや意見の相違から数カ月後に独立した。

「山谷農場」の信念は、生活困窮者は〝食料の余剰品の受け皿〟として存在するのでは
ないという視点。つまり、「棄てるにはもったいないから、困っている人に食べてもら
う」ということではなく、一人一人が心を込めて寄付してくれた貴重なコメを、最も生
活に困窮している人に届けるということ。

藤田さんはこう話す。

「東日本大震災の時、コメの買いだめが起こり、コメ不足に陥りました。その状況でも
、農家の人たちは、農協(JA)に持っていけばお金になるのに、生活に困窮する人たち
のためにと、痛みを伴いながら、山谷農場にコメを寄付してくれたのです。そのおかげ
で、いつもと同じ量のおコメが集まったのです」

この支援活動を支えているのは、揺るぎない信頼関係だ。コメを寄付してくれる農家の
人は、「自分には帰る故郷があったから、ホームレスにならずに済んだ」とか、「自分
の弟がホームレスになっているかもしれない」などと言いながら、稲作に心を込めてい
る。

藤田さんは、その気持ちをコメと共に届けるために、必ず支援先に行き、現場の人と会
い、当事者の生活状況やコメの〝行方〟を確認する。そしてコメが、食事に事欠く人々
に届けられ、喜ばれていることを支援者に報告。この「筋を通す」信頼関係が四半世紀
の活動を支えてきた。

「今後は長野県のカトリック教会やカトリック学校とも関係を築いていき、活動の輪を
広げていきたいと思っています。日本の減反政策や飼料米の問題など、おコメを通して
日本の経済システムといった〝社会の裏側〟がよく見えてきます。コメが手に入りにく
くなる状況でも、私は命を守る活動を続けていきます」

支援等の詳細は、フェイスブックページ(https://www.facebook.com/ShanGuyamaNongC
hang/)まで。

MLホームページ: http://www.freeml.com/uniting-peace

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