NHKラジオ第一 NHKマイあさラジオ 金子勝 2017年の世界、日本の経済リスクを語る

永岡です、NHKラジオ第一のマイあさラジオに、慶応義塾大学の金子勝さんが出られて、私の視点、今後の2017年の世界経済のリスクについて語られました。

トランプ政権は、80年代のレーガン政権時に似ており、FRBが利上げして、2017年にも引き揚げ、トランプ氏が大幅減税→財政赤字、ドル高円安になり、日本の対米輸出が増えて、ジャパンナンバーワンと言われて、しかし円安にも問題はあり、80年代の日米貿易摩擦が起こり、今回のトランプ氏は通商代表に、ライトハウザー氏を起用、80年代の次席代表、日本の鉄鋼輸出を減らさせた人で、トランプ氏の保護主義、メキシコにフォードの工場を止めさせて、これにトランプ氏は同調して、TPPではなく、日米FTA、二国間交渉で、日本の競争力のあるのは自動車のみで、日本に要求する可能性があり、80年代に日本→アメリカに高金利を求めてカネが流れて、日本はマイナス金利で儲からず、金融機関は外国の商品を買い、国債離れ、しかし日本が高金利になったら、利払いで財政破綻の危機があり、日銀は国債を買い続ける必要があり、マイナス金利=高い値段で日銀が買い、財政を支えるために買い続けないとならず、日銀は出口なし、日銀が買い続けて借金を返さなくていいのではなく、日銀は410兆、国債の4割を持ち、財務省試算で、1%金野が上がると67兆の損であり、大打撃、1%上がってアウト=日銀は買い続けないと金利が上がり、戦時中と同じ、将来に無責任、日本が債務不履行、戦争で物資がなくなるとハイパーインフレ、日銀の信用を犠牲にして経済を支えて、紙幣が紙くずになり、金融緩和で3年半、デフレから脱却できず、将来への信用をどうするのか?

この危機がなくても、地方銀行・信金はしんどく、超低金利で、貸付の利息がない、国債で儲からず、金融庁は合併させても、お金が回らず、80~90年代の中南米の債務不履行に近い。

ヨーロッパで選挙ラッシュ、イタリアで極右、五つ星運動が勝つとハイパーインフレ=イタリア国債破綻、すでに危機にイタリアの金融機関はあり、混乱が起こり、日本への影響は、予測は難しいが、最悪のリスクは想定すべきで、イギリスのEU離脱やトランプ氏当選は予測できず、もし危機なら、再び深刻な不況で、リーマンショック、サブプライムの金融商品を日本の金融機関はほとんど買っていなかったのに、日本が世界一沈没、理由は、地域経済の疲弊で、円安で一部の輸出企業に依存する脆いものであったためで、今は貸し出し先なしの不動産バブル、これが世界の危機、EU離脱ドミノが重なったらアウトで、そのために、地域経済をしっかりと育てるべきなのです、以上、金子さんのお話でした。

 

 

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