米反核NGO「核の破壊は元に戻せ

 トランプ次期米大統領の就任が20日に迫る中、米国の反核NGO「プラウシェアーズ財団」がオバマ大統領に対し、核ミサイルを即時に発射できる態勢を退任までに解除するよう求める署名活動をインターネット上で展開している。トランプ氏は「核兵器を持っているなら、なぜ使えないのか」など軽率な発言をしてきただけに、世界を一瞬で破滅に追いやる「核のボタン」を押してしまうのではという懸念があるからだ。

 署名はペリー元米国防長官もツイッターで呼びかけており、すでに10万人分以上が集まっている。財団は呼びかけ文で、「トランプ大統領は数分のうちに1発あるいは1000発の核弾頭を、投票もチェックも慎重な検討もなしに発射できる。オバマ大統領はただペンを走らせるだけで、核ミサイルを一触即発の警戒態勢から外すことができる」と強調。トランプ氏が最大文字数140字のツイッターを多用していることを念頭に「ツイートは削除ができるが、核弾頭による破壊は元に戻すことはできない」と訴えている。

 核弾頭を搭載した大陸間弾道ミサイル(ICBM)は、大統領が命令すれば数分間で発射される。ウェブサイト「核情報」によると、核ミサイル格納庫には、作業員が点検時などに発射態勢を解除するための「安全管理スイッチ」がある。このスイッチを切れば、大統領が命令を下しても、発射までに数時間から数日はかかる。そのため、敵国が核ミサイルを発射したと誤認したことよる「誤発射」も防ぐことができる。【隅俊之】

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out /  Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out /  Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out /  Change )

Connecting to %s

%d bloggers like this:
search previous next tag category expand menu location phone mail time cart zoom edit close