ネットワーク1・17(2017/1/29) 阪神・淡路大震災22年、震災体験を引き継ぐ、神戸・駒ヶ林中学校の取り組み、嶋田美希さんの報告

 

永岡です、災害と防災を考えるネットワーク1・17 第1052回、今週はフリーアナウンサーの野村朋未さんの司会で放送されました。いつものメイン司会の千葉さんはインフルエンザで休演です。

 

毎日放送ラジオの、しあわせの五・七・五(2017/1/28)での、近藤勝重さんの、しあわせの風景、近藤さんの愛読した藤沢周平さんが亡くなられて20年、三越で展示会があり、藤沢さんのエッセイで、日曜に散歩して、夕焼け小焼けの音楽が流れて、子供たちは家に帰ろう、明日もまた素晴らしい1日であろうというものがあり、この言葉の意味を考えて、自分は老いて、子供たちの元気を祈るのみと言うもので、近藤さんもこういう夕焼け小焼けを知らせる放送は良く聞かれて、見届けるだけだというもの、見続けられない、この時代が良くなるとは思えないというもの、大雑把に見たら、世の中のトランプ化現象、言いたい放題、人の意見は聞かない、今まで言葉にできなかったことを、アメリカの大統領が平気で言い、世の中も、人間社会に建前と本音があり、しかし建前がどこかに行っているのかと、トランプ氏のことで思い、世の中にトランプ化現象、近藤さん3・11の責任を誰も取らずに来て、何となく常識で、平和が大事と思っていた憲法が変えられて、経済も中流階級を産んでいたのが、格差社会になり不満を生み出し、我々が願いとして、希望を持っていたものが怪しくなり、平和をどう守るのか、地球環境の異変でスーパー台風も来る、また大地震もあり、今までだとそのうちに良くなると思えたのが、近藤さんそんな気分になれず、日々の幸せの風景、子供たちが公園で遊んでいる、好天でおじいさんおばあさんがいる、そういう風景はいつまでも続くと思われなくなり、今日と言う1日の意味を考えないとならなくなり、この国をおかしくしたのは3・11、人間として何を問われているかを考えず、思考力の水準の低下があり、選挙に行けばいい、投票率を上げようではどうにもならないものであり、水野さんも選挙ではどうにもならないと言われて、近藤さんトランプ化現象はアメリカだけではなく、社会秩序と逆の、権力者がデタラメで、雑誌の見出しも毒々しく、今問われていることを、日々立ち止まって考えるべきと近藤さん言われて、しあわせの風景、水野さんも今自分のいることの意味を知るべきと言われて、近藤さん、現在はどこへ行こうとしているのか、考える時代と言われて、それに川柳は考えるのに役に立つ、また元気になり考える時代だと、近藤さん締めくくられました。

 

先週の放送での、震災体験の継承を取り上げて、リスナーより、阪神・淡路大震災時に40代、滋賀にいて、他人事のように感じて、この番組で震災を風化させないとあり、野村さん、これからどうやって体験を継ぐのかと、他人事と思っていた人が関心を持つことが必要とあり、また先週の番組での学生の取り組みと、伝えることの理想と現実を感じたともあり、野村さんも伝える、伝わるへの難しさを語られて、今日も伝える、伝わるを考えるのです。

阪神・淡路大震災22年の1月17日、長田区の駒ヶ林中学校(JR新長田の西、鉄人28号モニュメントのすぐ隣)では震災の授業もしており、今年は震災当時の先生を招いて授業をして、取材された嶋田美希記者が報告をされました。震災を経験していない子供たちの取り組みを嶋田さん取材されて、JR新長田駅前での灯篭の取り組み、1年生がペットボトルのろうそくを並べる準備で、1・17神戸に灯りを、の取り組みであり、毎年1年生がろうそくも12月に手作りでやるもので、野村さんも1月17にここに行き、生徒さんたちの募金があったと言われて、大人の方や、障碍者の炊き出しもあり、駒ヶ林中学校のあたりは火災も大きく、グラウンドに3本の亀裂、北側の家が燃えてガラスが熔けており、被災者の避難所はこのあたりでここだけであり、中学生は震災のことを、家庭で聞いているか、子供たちに嶋田さん取材されて、母親がタンスの下敷きになった、祖母の家は建て直した、などあり、聞いたら、当時のことを思い出すので、あまり聞かない、あるいは体験したことはないが、自分には耐えられず、当時の人たちはすごい、話を聞いて深く知りたいともあり、父親からはあまり話を聞かない、などで、野村さん、親に聞きにくいと言う声が気になったと言われて、嶋田さん、両親、祖父母が被災して、当時のつらいことを思い出させるのがためらわれるともいうことで、日常生活の中で聞きにくく、ろうそくのことや、震災の授業がきっかけになり、それで親や周囲の人に聞きやすくなり、去年は熊本大地震で、親に聞いた人もあり、震災のことを知るきっかけがあったら知るものであり、神戸はどうであったか、であるのです。

駒ヶ林中学校では震災を伝える授業、東日本大震災も取り上げて、被害と、町の復興について学ぶものであり、地震も各地で起こっており、今年は当時、中学校の2年の担当の加藤先生を招いて講演してもらい、中学生はすごい力を持ち、戦力になったと言われて、震災当日の午後、祖母の手を引いて避難所に連れて行く生徒がいる、埋もれている人を助けるためにスコップを借りる、祖父母の家を回って何が必要かを聞いて自発的に行動し、あるいは、親が家のことで大変で、小さい子供たちの面倒を見ている中学生もいて、当時の中学生はどうしてこういうことができたか、ありがとうという言葉が重要で、中学生は思春期、自分の言葉を伝えにくく、だんだん大人になる年頃で、ありがとうと声をかけたら素直になり、次の行動になる、こんなことで役に立てると、中学生に自信になるもので、それが原動力になり、ありがとうの積み重ねで、行動が一人→二人→三人となり、仮設で行動するなどのことになり、子供たちの活動に被災者も助けられて、加藤先生も、中学校の頑張りと、成長で先生も元気をもらったというのです。

この、子供たちの自発的な活動は、ボランティア委員となり、自主参加に全校生徒の1/3が参加して、募金、掃除などの地域の取り組みをして、熊本大地震について、自分も何かしたいので、募金活動に参加して、やりがいもあると言い、さらに駒ヶ林中学校のライヴ、震災で元気を無くした人たちのために、震災の翌年が駒ヶ林中学校の50年で、式典時には避難所は解消されても、使っていたドラム缶を使って太鼓にするなどであり、今は普通の太鼓を地域の支援で持ち、毎年秋の文化祭でライヴをしており、22年前の中学生の自発的な行動になり、震災を経験していない子供たちも、当時のことをわからなかったが、ありがとうという言葉が大事と知り、南海トラフ地震対策も必要で、亡くなった方の代わりにできることを、ろうそく並べるのに意欲、伝統を受け継ぎたいという生徒もあり、自分も災害時にはいろいろな人たちを助けたいとの声もあり、嶋田さん、これを通して震災を知るきっかけになり、1月17日は最大のきっかけになり、大切な意味を持っているのです、以上、嶋田さんの報告でした。

 

リスナーより、質問で、これから防災グッズを揃えるのに何が必要かともあり、嶋田さん、災害時の食品は、備蓄は今まで3日あったらと言われていたが、南海トラフ地震だと1週間必要で、どこまで、どれだけ必要か、非常食はあっても値段は高く、普段から食べるものでも、缶詰、フリーズドライの味噌汁なども役に立つというもので、こういうものを定期的に買うローリングストックで、備蓄は可能になり、入れ替えもできて、震災で電気が止まったら、冷凍食品の自然解凍、水は1人3リットル、4人家族で18本入り、水も普段から買い足すのが必要だというもので、災害時の対策は番組HPにもあるのです。

また、簡易トイレ、以前にも番組で紹介したもので、携帯トイレがあり、市販されており、大人が1日6回の3日分、自宅のトイレにも設定できて、凝固剤もセットになっており、おむつ、生理用品、新聞を切ったものも有効なのです。以上、今週のネットワーク1・17でした。

 

 

 

 

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