憲法の改悪に反対する元教職員ひょうごネットワーク
ニュースN0.50 2017年2月28日 (火)
「もくれん咲く」吉岡治子(2014年、木版、20×20㎝)
50年前に
高槻で、日の丸・君が代拒否の裁判闘争を続ける山田肇さんから
「福沢諭吉とは何者かを明らかにする3冊の本が出ました」と題する
納得の「諭吉論」が届いた。
1967年、勤務先の高槻六中でフリーカメラマンの岡村昭彦氏に
「ヴェトナム戦争」の講演をしてもらったのを思い出した。「日本中で
この話を中学生から聞きたいと言われたのは、六中と自由学園だけ」
で、「一番大事なことは、何が正しいか、必ず自分の目で確かめることだ」
と力を込めて語られた。
その中で、福沢諭吉は「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」
など言っていない、彼こそ差別者そのものだったし、ナイチンゲールも
白衣の天使などではない。つくられた事実や英雄像は歴史を曲げ、みんなを
苦しめ生命まで奪っていくのだと。
50年前の話である。諭吉は明治のトランプ&アベであり、今も(一万円札
にまで)生きている。庭の木蓮が春を待ちわびて、つぼみが膨らんできた。
私も春を力としたい。
【吉岡治子記】
目 次 改憲モードにはいった安倍政権と対決するために(石塚 健)・・2
元教ネット講座「『相模原事件』を考える」から(石塚 健)・・3
「あたまのハゲ」(大島 秀夫)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
「アベ政治を許さない!」(梶原 義行)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
山歩きの記⑲「秋田駒ヶ岳と八幡平に登る。そして岩手山」(室田 正則)・・8
本の紹介㉔「詩の中に目覚める日本」(竹田 雅弘)・・・・・11
「素描・兵庫を歩く㊲」(嶋谷 数博)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
これは元教ニュース50号表紙です。以下添付のpdf版をみてください。
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