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関西テレビ みんなのニュースワンダー(2017/3/14) 和歌山カレー事件 再審の行方 by limitlesslife
March 15, 2017, 6:26 am
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永岡です、関西テレビの、みんなのニュースワンダーの特集で、98年の和歌山カレー事件、死刑判決に再審の可能性があり、それをお伝えします。なお、死刑囚や関係者は実名で報じられて、皆さんも実名をご存知と思いますが、ここでは私人の実名を挙げる必要はない(安倍総理や昭恵氏と異なる)ので、アルファベットで示します。

98年7月、和歌山での夏祭りの際に、カレーに毒(砒素とされている)が入れられて、Aさんが容疑者として逮捕され、死刑が最高裁で確定しました。しかし、Aさんの弁護団は、裁判のやり直しの可能性を示し、Aさんの夫Bさんは、Aさんから手紙、面会に来てほしいというもので、Bさんは、Aさんがやっているとは思われない、やっていたら、警察や検察の厳しい取調べに耐えられないと指摘されます。

この和歌山カレー事件、67人が病院に搬送されて、4人死亡、カレーにヒ素とされて、誰がいれたのか、事件から1か月、Aさんが注目されて、Bさんが砒素で保険金を受け取っていた、Aさんがカレーなべを見ていたというもので、連日報道陣がAさんをつけまわして(これは、森友学園の件の籠池氏の比ではありませんでした)、そして10月にAさんとBさんは、保険金詐欺により逮捕されて(これはカレー事件容疑ではない)、自宅から砒素の入った容器が見つかり、それでAさんがカレー事件の犯人とされて、しかしBさんはシロアリ駆除の会社をやっていて、保険金のために自分で砒素をなめたと証言して、8.7億の保険金をもらい、Bさんは、Aさんに飲まされたのではない、それなら殺されていると言うものの、裁判所はこの証言を、Aさんをかばっていると否定し、Bさんは、Aさんがやったと証言しろと司法取引を持ちかけて、しかし証拠はなく、「世間が騒いだので誰か犯人にしないと警察は恰好がつかない」というのです。

Aさんの有罪の決め手は、砒素、東京理科大の中井泉氏が、Aさんの家のヒ素と、カレーに混入した砒素が不純物で一致として、これは直接の証拠も、自供もなく、警察はこの鑑定結果のみを証拠として起訴、2002年、和歌山地裁で死刑が言い渡されて、32の傍聴席に2000人が来て、最高裁で2009年に死刑確定、Aさんしか砒素を入れられないとしてのもので、しかしAさんは死刑にされる理由はないと、再審無罪を訴えて(創出版からの本)、弁護団は京大の河合さんに再鑑定を求めて、カレーにヒ素を入れたとされるコップのヒ素(カレーの中のヒ素については試料がない)と、Aさんの家に会った砒素は、不純物が明らかに違うと鑑定し、先の中井氏は、鑑定は砒素の由来を結び付けていても、犯行に使った砒素が同じ商品の別のドラム缶から入れられた可能性を否定できないが、それは捜査機関の考えるべきことで、自分の鑑定の範囲外と証言します。

Bさんは、19年前に大騒ぎがあったのかと言われて、Aさんは拘置所の中から、裁判員が自分を死刑にするかと問いかけて、弁護団は今月早ければ和歌山地裁の判断が下るというのです。

萩谷麻衣子弁護士が解説して、この事件は物証も供述もなく、唯一の証拠が先の砒素の鑑定結果であり、Aさんの周辺のヒ素と、紙コップの砒素の特徴が似ていたと言うものの、河合さんの再鑑定で同一ではないという結果で、しかしカレーに混入されていたヒ素は分からず、萩谷さん、最新の白鳥決定、疑わしきは被告人のために、と鑑定の結果が違ったら再審で、今回の弁護団の鑑定結果が、判決の合理性を疑わせるなら再審となり、これまでの死刑、無期判決を覆したのは、DNA鑑定などによるものであり、今回は実際のカレーではないものの、再鑑定をどうするかと指摘されて、津田塾大学の萱野さん、時代的な距離があり、この15年で日本の司法制度は変わり、検察に有罪と求める要件が厳しくなり、90年代は今より甘く、このような決定的な証拠がない中、判断は変わると言われて、萩谷さん、死刑判決には厳しくあるべきで、再審により無罪とは限らないものの、細心の可能性について言及されました。

実は、私(永岡)もAさんの再審を求める活動にかかわったこともあり、弁護団とも面識がありますが、それを置いても、この件は当時、オウム事件(95年)並みのメディアの狂乱報道があり、その中で、当初カレーに混入されていた毒は青酸と言われていたのですが、それがいつしか砒素になり、そして98年10月のAさん夫妻の逮捕は保険金詐欺の容疑で、カレー事件ではなく、そしてその後Aさんの家が家宅捜索されて、ヒ素が見つかったと言うものの、同志社大学の浅野健一さんは、これは警察が持ち込んだ可能性もあると、当時創や週刊金曜日に寄稿されており、そして、東大阪市での女児焼死の件、母親と内縁の夫が放火したと警察がでっち上げており、そして、Bさんが、警察から犯人を挙げないと、世間が騒いだので警察が恰好がつかないと言っていたと証言されており、この地区では他にもトラブルがあり、浅野さんは他にも犯人の可能性を指摘されており、要するに、世間が騒いだので何か納得する決着をと、警察や裁判所がAさんをスケープゴートにしたと私は思います。過去にも、甲山事件など、冤罪は多数あり、これは再審すべきであり、そしてAさんを犯人としたのはメディアも同罪で(当時の週刊誌の狂乱報道はムチャクチャでした)す、以上、ワンダーの内容でした。

 

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