Global Ethics


反対の声を押しつぶすとき、僕たちは進歩をやめ、未来への扉を閉じるのです by limitlesslife
March 16, 2017, 10:50 am
Filed under: Uncategorized

「答えは『もちろん』です。
なぜならそれが、コレクト・イット・オールだから。
だれひとり例外なく傍受され、同じバケツに入れられる。
それが無差別監視です」

「僕の仕事はサイバー防諜でしたが、
実は米国は日本で防諜に力を入れていません。
というのも、日本が米側をスパイする可能性はほとんどないから。
少なくとも米側の考えによれば、日米は非常に不平等な関係にある。
米立法関係者は、自分たちは日本にするべきこと、するべきでないこと
を指導する立場にあると考えていて、日本はだいたいその通りにすると。
日本人は米国をスパイすることは恐ろしくてできない。
なぜなら、そんなことをしてバレれば、我々から罰せられるから。
逆に我々が日本をスパイして気づかれたとしても、
日本人はどうしようもない、と考えているのです」

「どんなに日本がよい同盟相手であったとしても、
米立法関係者は日本をけっして同等とは認めません。
言語が違う、価値が違うから、と」

「彼らはNSAのスパイ活動を知っていて、
日本の軍隊はこれこれの情報がほしいと頼みに来るのです。
するとぼくらは『それはできませんね。
あなた方の法律では許されていませんから。
代わりにこの程度の情報でしたら』と、
先方の顔を立てて、ごくわずかな情報を提供する。
そして、この状況をエサにして監視網の拡大を図ります」。

「あなたはこういう法律が欲しいはずだ、欲しいはずだ、
と繰り返されているうちに、そうだ、自分はこれが欲しい、
と思うようになってしまうのです」

「つまりこういうことです。
テロを実際に止めることができないのに、監視プログラムはなぜ存続するのか。
テロ対策以外のことに役立つから。」

「監視は最終的に、権力に抗する声を押しつぶすために使われていきます。
そして反対の声を押しつぶすとき、
僕たちは進歩をやめ、未来への扉を閉じるのです。」

(「世界」11月号掲載「スノーデンが日本に問いかけるもの」から抜粋)

MLホームページ: http://www.freeml.com/uniting-peace

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