「徹底的な調査し、改善すべき点を改善が私の責任だ」
稲田朋美防衛相は16日午前の衆院安全保障委員会で、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣した陸上自衛隊部隊の日報が陸自内に保管されていた問題について、防衛省防衛監察本部に特別防衛監察を実施するよう指示したことを明らかにした。そのうえで「徹底的に調査し、改善すべき点を改善するのが私の責任だ」と述べ、辞任を否定した。
防衛監察本部は同省の業務をチェックする防衛相の直轄組織で、トップの防衛監察監を北村道夫元福岡高検検事長が務めている。稲田氏は自身の関与について同委で「破棄を指示することは断じてない」と述べた。菅義偉官房長官は16日の記者会見で「日報は稲田氏が再探索を指示し、統合幕僚監部で発見、公表された。誠実に職務にあたっている」と述べた。【村尾哲】