永岡です、朝日放送のおはようコールABCの朝イチ!NEWS、今朝は帝塚山学院大学客員教授の中川譲さん(元朝日新聞編集委員)のお話でした。
速報、韓国朴槿恵氏は収賄などの疑いで逮捕(日本時間31日3時)です。
今朝の朝刊一面トップは、朝日は文科省の違法天下りに3人次官が関与、読売、毎日も同じ、産経は北朝鮮の金正男氏遺体の移送、日経は倒芝の売却困難です。
その朴槿恵氏の逮捕、昨日10時半に始まった審査は日をまたぎ、韓国の大統領経験者の逮捕は3人目(チョン・ドファン氏、ノ・テウ氏)、43億の収賄(サムスン他から)、職権濫用(チェ氏との関係)など13の容疑があり、検察は容疑否認で証拠隠滅の可能性として逮捕状を請求、検察に入る朴氏は記者の質問に無言、取り調べには賄賂を否定、取り調べは裁判官、検察、弁護士の立会いの下、韓国史上最も長い逮捕状のための尋問と取り調べ、今回の事件での逮捕は20人目、韓国では権力の集まり過ぎる大統領制への批判があり、議院内閣制の方が妥当との声があり、朴槿恵容疑者になり、証拠隠滅の可能性で逮捕されて、韓国国民の7割以上、3/4が逮捕を望み、これについて中川さん、逮捕はしないと思われていたので、若干違和感、大統領の不正に司法が強く望むと言うものの、逮捕は逃亡と証拠隠滅の恐れの時にやるものの、検察は公平性、他にも逮捕しているからと、韓国の世論が逮捕を望み、捜査を公平より、悪い奴は豚箱へという世論の処罰感情に答えたもので、世論への迎合は国際社会の評価が問題になり(法治国家か疑われる)、これを韓国国民も検察も考えるべき、司法が世論に迎合したら問題と言われました。また、過去の二人は特赦であり、逮捕は政治的な要素があり、一連の動きは法律が動かしたのより世論によるもので、逮捕は刑事事件の手続き、逃亡も証拠隠滅もなく在宅起訴でOKで、しかし他は逮捕して、朴氏のみの逮捕しないのは世論が許さず、今後の朴氏の裁判は法律より世論の処罰感情により、もちろん法律に抵触したら有罪になるが、国際社会は韓国の司法制度を疑問視していると指摘されました。
マレーシアで殺害された金正男氏の遺体と、北朝鮮の関係者がマレーシアを出国、遺体の収容されている病院に、ワンボックスカーが何かを収容して空港の貨物施設に入り、正男氏の遺体は北京に移送されて、事件への関与の疑われる北朝鮮の関係者二人を、北朝鮮にいるマレーシアの外交官との人質交換であり、またマレーシア警察の追っている容疑者、まだ出国しておらず、この事件は何も解決しておらず、人質交換、死亡した北朝鮮国民の遺体と言っても、正男氏の名前は出ず、家族は北朝鮮におらず、これについて中川さん、北朝鮮はこの男性が正男氏と認めず、マレーシアは正男氏と断定しても、両国の関係で、北朝鮮には満額回答、マレーシアにはゼロ回答であり、また北朝鮮の関係者と思われる容疑者4人はすでに出国して、全員を手つかずで返し、マレーシアがなぜここまで譲歩したのか?北朝鮮が関与を認めることはなく、自国の外交官の奪還を優先して、しかしこれは北朝鮮にはマイナス、北朝鮮と親しかったマレーシアはこれから冷たくなると思われて、これからも東南アジアの諸国が北朝鮮に寛容かは疑問だと言われました。
本日の気になる新聞記事、毎日4面の記事、パチンコ店の入場制限が検討されて、競馬場も家族の申告で入場制限、中川さん、なぜ今まで放置して今やるかはバクチ法案であり、なぜそんなにカジノを作りたいのかと言われて、産経1面の記事で、また値上げ、スタジオでも値上げへのうんざり感があり、中川さん、給与が追い付かず、政府は歓迎しても国民は困り、悪いインフレ、毎日31面の記事、ヘイトスピーチを3件大阪市が認めて、デモと動画サイトを認定して、中川さん、ヘイトスピーチの定義を厳密に考えないと言論の自由にもかかわると言われました。以上、中川さんのお話でした。