毎日放送VOICE(2017/4/3) 憤懣本舗 てるみくらぶ倒産の影響

 

永岡です、毎日放送のニュース「VOICE」の月曜企画、憤懣本舗、今週は旅行会社、てるみくらぶの破綻が取り上げられました。私は旅行に行かないので、てるみくらぶの名前を今回初めて知り、てるみくらぶはお安くリッチな旅行の出来るところと言われていたのですが、先週負債総額150億で倒産であり、デスクの三澤肇さんの解説がありました。

てるみくらぶは中小の旅行会社ながら、安くて人気で、しかし倒産で、ハワイにゴルフに行こうとしていた人は行けなくなり、また春休みに、親子3人でハワイに行こうとして、夏休みの旅行も含めて200万円支払って、それが帰ってくるかわからず、旅行はもちろん行けず、お金の返金もままならぬ、この方は母親がてるみくらぶを利用していて、安くていいと言われていて、この始末です。

てるみくらぶは20年前の、インターネット黎明期に開始して、大手航空会社が余った席を安く譲ってもらって、それでやっていたのですが、数年前から航空会社の機材が小型化して、それで余りの席が少なくなり、経営に行き詰まり、そして倒産であり、先の方は、支払った旅行代金の返還を求めて電話してもなかなかつながらず、つながっても、いくら帰ってくるか明言はありません。

旅行関係者は、旅行会社は大手のものと、そこにできない、要するにニッチ市場を狙うものに二分化して、てるみくらぶは双方になれなかったと指摘されて、これについて、神戸学院大学の中野雅至さんは、大手の会社だとネットで財務状況を見られるが、てるみくらぶのようなところだとわからないと言われて、そして新聞広告の乱発で、これでネットを使えないシニア層を狙ってもアウトであり、三澤さんは、旅行会社について、大手のものを利用する、また航空会社も大手の志向が強まると指摘されて、また日本独自のキャンセルルール(当日でも50%の代金がキャンセルしても返ってくる)、注意しないといけない旅行会社は、(1)現金支払いを強く勧めるところは要注意、(2)カードで決済ができるかのチェック、(3)クレームの電話、メールにすぐ対応できるか、時間がかかる→人が足りない→危ない、であり、このような中小の会社の淘汰を懸念されました。

これは、10数年前に、某家電量販店でテレビを買う際に、現金で買ったら店員の態度が違ったこともあり(その後倒産)、また、新聞広告の乱発と言うと、95年夏の木津信用金庫の破綻時に、直前に朝日新聞に広告が出て、読者より批判があったら、当時のAERAで、広告を拒否したら危ないとわかったと詭弁が載ったことがありますが、しかし、日本がドアホノミクスでウハウハなら、こんな格安旅行が売れるわけはなく、これはてるみくらぶのことだけでなく、日本そのものの倒産を思わせましたが…以上、VOICEの憤懣本舗の内容でした。

 

 

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