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勾留5カ月「沖縄への脅し」 辺野古反対派リーダー語る by limitlesslife
April 6, 2017, 2:02 am
Filed under: 沖縄

勾留5カ月「沖縄への脅し」 辺野古反対派リーダー語る
朝日新聞 2017年4月5日 上遠野郷

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画に反対するグルー
プのリーダー、山城博治(ひろじ)被告(64)。抗議活動中の傷害や威力業務妨害な
どの罪で逮捕・起訴され、勾留は約5カ月に及んだ。朝日新聞の取材に「長期勾留は沖
縄に対する脅しだと感じた」「私たちは決してあきらめない」と語った。

那覇市の弁護士事務所で取材に応じた。

最初に逮捕されたのは、昨年10月。米軍ヘリパッドの移設工事が進む東村高江付近
で、沖縄防衛局が設置した有刺鉄線1本を切った器物損壊容疑だった。

「詳細は公判で話すが、有刺鉄線を枝に引っかけている針金を切っただけ。そんなこ
とで何日も拘束するとは思えなかった」

那覇簡裁は3日後に勾留請求を却下した。警察はその日のうちに、防衛局職員の腕を
つかんでけがをさせたとして傷害などの容疑で再逮捕。11月29日にも逮捕された。
山城被告は調べに、器物損壊以外の容疑を認めず、黙秘した。

「あらゆる出来事を事件化し逮捕者が増えた。しかも『共謀した』と。共謀罪の先取
りのようで恐ろしくなって、とても話せなかった」

最初の2カ月半は取り調べが連日続いた。

「調べの中で『もう辺野古には行かないか』と何度も聞かれ、精神的にきつかった。
圧力を感じた。でもゲート前に座り込むのは意思の表明。行かないなんてことは絶対言
えなかった」

■平和運動の原点とは

なぜ平和運動を続けるのか。山城被告は1952年、現在のうるま市に生まれ、父か
ら戦争の話を繰り返し聞かされた。高校2年のときに、同じ高校の女子生徒が米兵に襲
われる事件が起きた。生徒会長をしていて、米軍基地へ抗議に押しかけ、それが元で高
校を除籍処分になった。

「沖縄戦を知る親の世代から話を聞き、基地がある不条理を目の前にして育った。基
地を少しでも減らしたいという思いが体に染みている」

辺野古の運動に本格的に関わるようになったのは、県職労北部支部の役員になった2
000年から。その後、沖縄平和運動センター議長となり、ボーリング調査開始を控え
た14年7月以降、ゲート前で市民らによる連日の抗議活動を始めた。その座り込みは
4月1日に連続1千日となった。

■ネットの情報「うそ」

ネット上では「金をもらって集まっている」「県外の人ばかり」「暴力集団」などの
意見が飛び交う。

「お金なんて全然ない。確かに県外の人や原発事故の避難者、外国人も来てくれるが
、一般の県民が来なければこんなに続かない。動員でない一人一人。1千日という事実
こそ、ネットの情報がうそだという証拠だ」

「それでも基地内に入るのはおかしい」「法に触れている」という意見はある。現場
では機動隊が座り込みをする人たちを排除している。山城被告は、その場にブロックを
積み上げたとして威力業務妨害罪でも起訴された。

「機動隊が100人以上いて、座ればごぼう抜き。悲鳴が上がるし、見ておれんかっ
た。やむを得ずブロックを積んだ。ブロックが『威力』というが、抗議する人が次々に
救急搬送されるような状況をつくっているのは、あなた方じゃないか。権力のせいじゃ
ないか」

そして、本土の人たちにこう問いかける。

「そもそも、正義とは何でしょう。基地を造ってほしくないと体を張ることは駄目な
のか。批判的な空気が本土に広がっているというのなら、本土と私たちとどっちがまひ
しているんでしょうね」(上遠野郷)

《一橋大大学院の本庄武教授(刑事法)の話》 いずれも軽微な犯罪で実刑が予想さ
れにくい事件。長期間の勾留は、刑務所に入れるという実刑と同じ効果があり、なるべ
く避けなければいけない。(器物損壊罪以外を)認めていないとはいえ、やった行動は
認めており、それを法的にどう評価するかが食い違っているだけ。「証拠隠滅の恐れが
ある」として拘束するのは無理がある。

《元福岡高裁判事、陶山博生弁護士の話》 被告は大部分の罪について認めていない
。勾留しないと、共謀者と「やっていないよね」と口裏を合わせることは可能で、証拠
隠滅の余地がないとは言えない。けがも2週間と診断されたのであれば、軽微な犯罪で
はない。コンクリートブロックを積み上げて工事を止めた行為も業者側の被害は軽くな
い。証拠隠滅の恐れがあれば、勾留はやむを得ない。

《長期勾留の経緯》山城被告は、沖縄防衛局が設置した有刺鉄線1本を切った器物損
壊容疑で昨年10月17日に現行犯逮捕された。那覇簡裁は20日、勾留すべきではな
いと判断し、那覇地検の勾留請求を却下したが、県警は同じ日の夕方に公務執行妨害や
傷害の容疑で再逮捕した。那覇地裁は、器物損壊容疑での勾留について、簡裁の決定を
覆し勾留を決めた。

さらに、基地の前にブロックを積み上げたとする威力業務妨害容疑で11月29日に
再逮捕され、地検は四つの罪で起訴した。弁護側は保釈を求めたが、最高裁は2度にわ
たり請求を退けた。初公判の翌日の3月18日に保釈された。

MLホームページ: http://www.freeml.com/uniting-peace

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