毎日放送VOICE(2017/4/12) 南九州海底火山の動き 鬼海カルデラ噴火の危険性

 

永岡です、毎日放送のニュース「VOICE」にて、南九州の海底火山、鬼海カルデラのことが取り上げられました。九州南部、7300年前に大噴火で縄文人を滅ぼしたもので、神戸大学の深江丸が、薩摩半島50kmの海を、去年の秋に続いての調査、最新機器、鬼海カルデラは16km×23kmの海底火山、一部は海の上に出て、7300年前に爆発、数百度の火砕流が九州の縄文人を全滅させて、島伸和教授は、7300年前の噴火がどうやって起きて、また起きるのかを調べられて、前回は音波で調べて、海水にガスが発見されて、火山活動が続いていることがわかり、水中撮影ロボットROVというもので、水深2000mまで撮影可能、アームで砂の採取も可能、世界初の海底カルデラの調査を、重さ200kgのROVをリモコン操作して、400mのところを調査、水中カメラは半径4mしか透明度がないため調査困難で、モニタを見つめて1時間、深さ400mの海底で、泡が出ているのを発見、熱水とともに噴き出す火山性ガスで、熱水の周りに生物がいて、鬼海カルデラは今も活動しており、ガスの中身は分からないものの、膨張によるもので、さらに熱水だけでなく、火山地質学の鈴木桂子さんは、海底の岩石を調査されて、マグマが急に冷やされてできた塊があることを調べて、マグマが急冷→割れ目、これは大量のマグマによる溶岩ドームであり、直径10km、高さ600m、世界に類のない溶岩ドーム、桜島の2倍、活火山であり、鈴木さん、海の中にも火山があると言われて、火山は一回噴火して収まるものの、鬼海カルデラは7300年前もマグマの供給が続いており、巽好幸さんは、ドームは7300年前以降に出来ており、巨大カルデラを作ったのと同じマグマがあると指摘されて、鬼海カルデラが爆発したら、1億人犠牲になると言われます。

記者の太田尚志さんが報告されて、鬼海カルデラは生きているもので、火山の噴火で1億人死亡すると言うのは、巽さんの指摘で、火山の爆発で富士山の1000倍のエネルギーのあるカルデラ、九州だけで火砕流により700万人死亡、さらに火山灰により関西も首都圏もインフラが破綻して、1億人の犠牲であり、地震とは異なる犠牲で、発生の確率は、鬼海カルデラは100年で1%、これの意味、阪神・淡路大震災、前日の1月16日に政府から発表された確率と同じで、明日起きてもおかしくないもので、毎日新聞の与良正男もショックで、おびえても仕方なく、ライフラインの確保のための研究が要り、熊本大地震のような想定外のことは起きて、備える必要があると指摘されました。

この特集は以前もあり、九州の火砕流被害には、川内原発はおろか玄海原発もおよび、地震、火山+原発事故で日本は破滅であり、戦争より地震や火山のカルデラ噴火は「国防」上の大問題と思うのですが…以上、VOICEの内容でした。

 

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