4月1日から12日まで約2週間、エルプラザで開催された「日本の知られざる難民・入管問題」札幌パネル展が無事終了いたしました。
午前9時から午後9時まで終日張り付いたわけではありませんから正確な来場者はわかりませんが、一日10~20名くらいがじっくり読んで行ってくれたと思います。全期間で200名以上にはなるでしょうか。
ブックレットタイプの説明パネルですから、じっくり読むと4,50分はかかります。小学5年生が小一時間かけて読んで行ったのが驚きでしたが、札幌や小樽の大学生はじめ若者が三割ほどはいました。
多くの方が、「知らされていなかったことに驚かされた」「日本に住みながらこうした実態をまったく知らずに申し訳ない気持ちだ。」「怒りと恥ずかしさで胸がいっぱいになった。こんなことって許せない。」と感想を残してくれました。
在日20年にもなる中国人女性が、「こういうことを日本人は知らなすぎる。歴史のことも含めて日本人が自分たちのことを知るきっかけになればいい。」と語っていました。
とくに印象的なことは、獄中42年になる冤罪被害者星野文昭さんの解放支援をしている弟さんがパネル展を観て、「収容者が薬付けにされるのは兄貴とまったく同じだ。兄は獄中で薬を飲まない闘いをしている。」と述べていたことです。先月ベトナム人収容者が死亡しましたが、刑務所や収容所の「医者」が何をやっているのか、ハンセン病「医療」や731部隊の経験をもつ「日本人医師」がいたことを考えると、ぞっとさせられます。
北海道新聞、朝日新聞にも取り上げられ、みなさまが応援・協力してくれたおかげで、一応成功裏にパネル展を終えることができました。感謝申し上げます。
こころよく資料提供いただいた東京SYI(収容者友人有志一同)のみなさまに改めてお礼申し上げます。(文責:松元保昭)
■《会計報告》(小川光子)
支出23851円(内訳:会場費無料、紙代1022円、印刷代[チラシ、資料コピー・印刷]14791円、事務費3502円、パネル運送料4536円)
資料代収入10500円
差し引き赤字13351円
★ご協力のカンパをお願いします。[郵便振替:02700-8-75538、パレスチナ連帯・札幌]
パネル展札幌実行委員会一同、後援団体:さっぽろ自由学校「游」、札幌キリスト教連合会在日韓国・朝鮮人との共生をめざす委員会、パレスチナ連帯・札幌