Global Ethics


動きが急な北朝鮮情勢 日本の外交力が問われる by limitlesslife
April 25, 2017, 12:56 pm
Filed under: アベノミス

 安倍晋三首相とトランプ米大統領が電話で協議し、核実験の準備や弾道ミサイル発射を続ける北朝鮮に自制を求めていくことで一致した。両首脳の電話協議は今月だけで3回も行われる慌ただしさだ。

 北朝鮮はきょう朝鮮人民軍創建85周年を迎えた。その節目を前にしたタイミングである。6回目の核実験やさらなる弾道ミサイル発射を警戒する日米が緊密な連携をアピールする目的があったとみられる。

 中国がより大きな役割を果たすべきだとの認識も共有した。北朝鮮の挑発行為をやめさせるには、経済的に影響力を持つ中国が強い態度で臨む必要があるという判断からだ。

 トランプ大統領は安倍首相に続いて習近平・中国国家主席とも電話協議した。習主席は関係国の抑制的な対応を求めると共に、北朝鮮を念頭に国連安全保障理事会決議への違反行為に強く反対する意向を伝えた。

 日米は西太平洋上で米原子力空母「カール・ビンソン」と海上自衛隊のイージス艦などが参加した共同訓練を始めた。米国は北朝鮮のテロ支援国家再指定も検討している。

 核実験を阻止したい中国も北朝鮮産石炭の禁輸措置徹底など厳しい態度を示している。中国は北朝鮮にとって死活的な石油を供給している。

 しかし、北朝鮮問題を巡る経過を振り返れば、北朝鮮が核・ミサイルを放棄するかは不透明だ。北朝鮮が軟化しなければ緊迫の度合いはより高まると懸念される。

 日本国内ではミサイル攻撃を受けた際の避難方法を紹介した政府の「国民保護ポータルサイト」へのアクセス数が急増し、在韓邦人の保護など具体的な準備も進めている。

 その備えと同時に有事に至らぬよう外交努力を尽くす局面だ。安倍首相は近く訪露する。米露関係が悪化するなかプーチン大統領に北朝鮮包囲網に加わるよう直言すべきだ。

 北朝鮮問題は東アジアの平和と安全に深く関わる。日中韓の連携は不可欠だが、日本と中国や韓国とのパイプは乏しい。いざという事態での意思疎通が十分か、不安が残る。

 国連では北朝鮮を巡る安保理閣僚級会合が近く米国で開かれる。米国との連携は重要だが、ロシアや中韓などとの間で独自外交を展開できるか。日本の外交力が試される。

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