Global Ethics


今村復興相、暴言で辞任へ 内閣の緩みはすさまじい by limitlesslife
April 26, 2017, 10:37 am
Filed under: アベノミス

 かけがえのない肉親を亡くした人たちはどんな思いで聞いただろう。

 今村雅弘復興相が東日本大震災について「まだ東北だったからよかった。これが首都圏に近かったりすると莫大(ばくだい)な被害があった」と発言した。与野党にすぐ批判が広がり、今村氏は辞任する意向を固めた。

 復興行政の担い手として極めて不適切な発言で、辞任は当然だ。閣僚らに緩みを示す言動が相次いでいる異常な事態を安倍晋三首相は重く受け止めるべきだ。

 今村氏は自らが所属する自民党二階派パーティーに講師として出席し、発言は東日本大震災の社会資本などの被害額を「25兆円」と指摘した際に飛び出した。震災の深刻な被害を金額の多寡でしか捉えられない無神経さを示したものだ。

 同じ場で後からあいさつした首相がすぐさま「東北の方々を傷つける極めて不適切な発言があった」と陳謝するほどだった。復興行政全体への信頼を傷つける取り返しのつかない発言である。

 今村氏は今月4日、東京電力福島第1原発事故で自主避難した人たちの帰還問題について「本人の責任、判断だ」などと語り撤回、陳謝したばかりだ。記者会見で問い続ける記者に「出て行きなさい」「うるさい」と激高した姿は異様だった。

 ふたつの発言に共通して感じられるのは被災者や地域に寄り添おうとする気持ちの欠如である。重責にふさわしくない人材を起用した首相人事の責任は重い。

 それにしてもこのところ、安倍内閣では、閣僚や政務官らの放言や醜聞が目立つ。

 山本幸三地方創生担当相は観光振興をめぐり「一番がんなのは学芸員。一掃しないとだめだ」などと発言して批判を招き、撤回した。中川俊直・元経済産業政務官は女性問題をめぐる週刊誌報道で辞任、自民党離党に追い込まれた。

 内閣全体の緊張感が欠けていると言われても仕方がない。

 国会で自民党の「1強」状態が続く中では、おごりや慢心が生じやすい。安易な閣僚人事や若手議員の質の低下など、さまざまな要因が政治を劣化させているのではないか。首相は政権運営を謙虚に点検する必要がある。

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