永岡です、毎日放送のニュース「ＶＯＩＣＥ」で、激動の韓国のことが取り上げられて、その中で、韓国のカジノ、韓国発の統合リゾートＩＲが国家戦略で作られたことが取り上げられました。奥田信幸さんの解説でした。
韓国の仁川空港のそば（たった1km、歩いて行ける）のところに、パラダイス・カジノというものが開設、甲子園球場8つ分のものであり、韓国にはすでにカジノが17もあるのですが、高級ホテルなどを合わせたＩＲは初めてで、ここには、高級ホテルもあり、標準で一泊5万、高級になったら100万円と、テレビを見ていてめまいがする金額で、要するに中国を始め、アジアの富裕層に来てもらおうと言うものであり、ここのカジノは原則、韓国人入場禁止で、パラダイス社と、日本のセガサミー社のコラボ、これで、経済効果は雇用が1.5万人、カジノのスタッフには、中国語によるマスター教室も開かれて、この背景に、仁川空港は年間5770万人！も利用してそのそばであり、他方、ご存知のように、日本の大阪でカジノ、ＩＲを夢洲に計画して、しかしここは関空（年間利用者2500万人、仁川空港の半分以下）から20km、車でも50分かかり、ここには万博誘致を想定して、地下鉄の延伸を計画しているものの、すでに実現している韓国とは比較になりません。
ところが、大阪にカジノが出来たら、雇用、経済効果は、関空の規模が仁川空港の半分以下なのに、効果は倍だと大阪府は言っているのです。これは、奥田さんの報告だと、シンガポールのカジノがあり、それを機械的に大阪に当てはめての計画で、要するに捕らぬ狸の皮算用です。皆さんにはいうまでもなく、トラタヌが当たったことはほとんどありません。
それで、韓国のカジノは、中国の富裕層を狙ってのものですが、しかし韓国に北朝鮮対策としてＴＨＡＡＤミサイルが配備されて、中国は公式には認めていないものの、限韓令が出て、要するに韓国に観光に行くな、であり、中国の観光客目当ての芝居も、最近は中国の客はほとんどおらず、カジノも、中国ではなく東南アジアの客を目当てに軌道修正です。
そして、大阪のカジノ、2025年に万博を開けて…などの、無数のifに基づくもので、司会の西靖さんも、未確定要素が多すぎると指摘されて、ジャーナリストの須田慎一郎さん、以前はカジノを肯定しておられたのに、今回、このような計画が破綻したら、大阪府や大阪市の税金で補てんすることになると警告されて、私もビックリです。
この、韓国のＩＲ、まず、仁川空港は日本にないハブ空港で、これは世界各地への航空機が就航していて、仁川空港で乗り換えたら世界各地に行けるというものであり、日本には空港が無数にあっても、就航便は羽田と成田、そして関空と伊丹に集中しており、世界に乗り換えられるハブ空港はなく、私も反対活動をした神戸空港はじめ、ゼネコンやマフィア企業を儲けさせるためのもので、実際神戸空港には、神戸を支配する神戸製鋼の意向が入り（繰り返すように、神戸製鋼はヤクザや右翼が社長や会長であり、これは神戸市長が闇勢力の支配下にあったことを示すのです！）、そして、カジノにも、もちろん闇勢力は入り、そもそも日本は大ギャンブル大国、パチンコ、競馬競輪など無数のギャンブルがあり、これらには警察の意向も入るもの、日本そのものが前近代的な仕組みで、韓国のように国家的な戦略でやらなかったためであり、カジノなど私には冗談ではなく、これだと、大阪の夢洲に作っても、赤字を税金で補填するのは明らかであり、それだけでなく、舞洲、さらには関空は南海トラフ地震、津波が来たら終わりであり、南海トラフ地震の被害に、関空やセントレア空港のことは論じられないのは、地震と原発被害のことが論じられなかったのと同じものを感じます。大阪はカジノなどではなく、優れた食文化、音楽などの宝庫であり、それで発展すべきです！以上、ＶＯＩＣＥの内容でした。
地球倫理：Global Ethics 