知人友人の皆さんへ
杉浦公昭
平和こそ我が命
現代の治安維持法・共謀罪法案粉砕のため
映画「母・小林多喜二の母の物語」を観よう!
日本科学者会議埼玉支部代表幹事 杉浦公昭
日本科学者会議埼玉支部代表幹事 杉浦公昭
この映画は、三浦綾子の小説「母」を原作として、山田火砂子監督が作ったものです。
大らかで心優しく、強く逞しい母セキに育てられた小林多喜二は、蟹工船などの世界水準のプロレタリア文学の作品を残しました。
銀行で高給を取るようになった多喜二は、「武器を作るお金で貧しい人たちに白い米のご飯を!」と反戦を訴え続け、職場を首にされます。
世間からは「非国民」等と非難されますが、セキは「多喜二のすることを信用しなくて、誰を信用するか」と言い切ります。
天皇制国家権力から危険分子と見なされた多喜二は、29歳の若さで、治安維持法下の特高警察の拷問を受け、虐殺されました。
遺体に直面したセキは、「多喜二!もう一度たってみせねいか!みんなのためにもう一度たってみせねいか!」と叫びます。
私は、ここに全世界の母親の戦争反対の叫びを聞き取り、胸が詰まり、咽び泣きました。
特定秘密保護法、戦争法が強行採決され、現代の治安維持法とも言うべき共謀罪法案が国会審議にかけられた今、より多くの人々に観てもらいたい映画です。
敬具。
映画「母・小林多喜二の母の物語」のホームページ
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