Global Ethics


「ケアの心は看護師の独占物ではない」 by limitlesslife
July 1, 2017, 12:15 pm
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「看護の力」 川嶋みどり著
【書評】 夏休みの一冊 信濃毎日新聞 2016年7月31日

「数カ月に及ぶ入院中、主治医は一度も自分の身体に触らなかった」
という話を聞いたことがある。
医療技術の進歩は目覚ましく、今では、医療従事者が患者に
ほとんど触れることなく医療行為を行うことも珍しくない。
医師は検査データの画面から目を離さず、患者の顔を見ないことさえある。
やがて、問診は人工知能にとってかわられるのかも知れない。
でも、それは、本当にわたしたちがもとめるケア社会の姿だろうか?

「ケアの心は看護師の独占物ではない」と始まるこの本は、
人間の手が身体に触れることの意味、つまり「手あて」の本質を教えてくれる。

60年以上の看護師経験をもち、ナイチンゲール記章、若月賞も
受賞している著者に導かれ、読者は、看護(ケア)の意味と可能性、
そして、日本の看護師の歴史と今日置かれている困難な状況を知る。
読後、明日のケア社会について考えずにはいられないだろう。

(岩波新書、778円)

評者 芝山 豊 (清泉女学院大・短大学長、モンゴル研究)

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MLホームページ: http://www.freeml.com/uniting-peace

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