安倍首相真っ青 身内から「加計・森友」疑惑追及の火の手

安倍首相(左)と萩生田官房副長官も気が気じゃない/(C)日刊ゲンダイ
安倍首相(左)と萩生田官房副長官も気が気じゃない/(C)日刊ゲンダイ
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 東京都議選の大惨敗を受けて、自民党の足元に火が付いた!?――都議選の大きな敗因となった籠池・加計疑惑で、安倍首相への“忖度”など気にしていられないとばかりに、身内の自民党が性急な動きを見せている。

自民党の竹下国対委員長は3日、加計学園疑惑に関して野党が求めている国会の閉会中審査について、「国民に説明するため、どこかの局面で検討したい」と言明。月内にも開催する方向で調整に入った。

加計疑惑では、獣医学部新設が加計学園に絞られた経緯について、文科省が内閣府から「総理のご意向」「総理はお尻を切っている」などと圧力がかかったとする“加計文書”を公表しているが、財務省も内閣府も「記録がない」と議事録などの提出を拒否してきた。

だが、文科省でも最初は「見つからなかった」と言っていたメール文書が再度の調査で発見された。閉会中審査で野党から集中砲火を浴びせられれば、“安倍1強”がグラつき始めた今、これまで「ない」と言っていた議事録などが「見つかる」ことだって十分あり得る。

■大阪府議会で籠池氏を参考人招致へ

一方、大阪府議会では3日、安倍首相の昭恵夫人が名誉校長に就いていた学校法人森友学園の小学校設置認可をめぐり、10日に開かれる府議会本会議に同学園の籠池前理事長を参考人招致することを決めた。籠池氏も出席する意向を示しているという。自民党はより強い調査権限がある百条委員会の設置を求めたが、大阪維新の会などの反対で否決された。

参考人招致では、国有地が大幅に値引きされて払い下げられた経緯が焦点になるが、同学園と財務省近畿財務局との交渉や、本省の理財局などとのやりとりなどが、籠池氏本人から具体的に暴露される可能性が大きい。

臭いものにフタをしたつもりが、今になって身内から追及の火の手が上がるとは、2つの疑惑で名前が挙がっている安倍首相、萩生田官房副長官などの政治家や、国税庁長官への栄転が決まった財務省の佐川理財局長をはじめとする役人たちは気が気ではないだろう。

Categories アベノミス

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