日米地位協定を「正常化」しない限り、護憲/改憲論議に意味はありません。  

Kenji Isezaki 9時間前 ・
日米地位協定を「正常化」しない限り、護憲/改憲論議に意味はありません。

護憲派へ:
世界で一番戦争をするアメリカを体内に置く「非戦」に意味はありません。恒常的に軍
事基地に国土を提供し、国土の通過を許し、そればかりかそれらの管理権まで差し出し
、加えて多大な税金まで投入する日本は、国際法上、戦争の当事者になります。かとい
って、一足飛びに「基地反対」に逃げこまないでください。まず、(米軍基地のあるど
この国でも達成しているように)地位協定上の管理権を回復し、アメリカのやる戦争を
日本の戦争であると真っ正面に捉え、アメリカを体内においても日本の国益に反する戦
争をさせない、専守防衛に徹しながら「非戦の主権」を獲得する手があります。アメリ
カは他の国とは、ここを譲歩しているのです。

改憲派へ:
「軍事の主権」がない日本を、ロシア、中国がまともな領土問題の交渉相手として見な
すでしょうか? 彼らの立場に立って考えてごらんなさい。これは、独自に核武装する
とか、アメリカから完全独立することではありません。一足飛びに偏狭なナショナリズ
ムに逃げこまないでください。アメリカを体内に置きながら、そのアメリカに自由なこ
とはさせないという強いアイデンティティを周辺国に明確に示すことができます。NATO
の一員でありながら、隣接するロシアと領土問題を解決しているノルウェーが良い例で
す。それは、「全土基地方式」を高らかに撤廃し、地位協定上の管理権を回復するだけ
で可能です。それをアメリカは、旧敗戦国ドイツ、イタリアとでさえ、フィリピンとで
さえ、そしてイラク、アフガニスタンとでさえ、譲歩しているのです。

MLホームページ: http://www.freeml.com/uniting-peace

Categories 日米

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