
外遊日程を1日早く切り上げて、11日帰国する安倍首相。「帰国後すぐに入院する」という情報が飛びかっている。やっぱり体調が悪いのか。内閣改造を控えた政界は、ざわめいている。
安倍首相の体調悪化は、都議選の時から囁かれていた。政権の行方を決定しかねない重要な選挙なのに、街頭演説に立とうとしなかったからだ。結果は23議席と歴史的な大惨敗となった。
6月9日には深夜0時過ぎ、主治医が急きょ、安倍首相の自宅に駆けつけたことが分かっている。数人の医師がタクシー4台に乗って飛んできたという。深夜に医師を呼んだのは、体調が急変したからだろう。
■服用していたクスリが効かない
さらに、都議選の後にも、医師が診療したという話が流れている。自民党関係者がこう言う。
「安倍首相が帰国後、入院するという話はこの2、3日、一斉に流れています。本当は持病の“潰瘍性大腸炎”が再発し、かなり体調が悪いが、記者団には『検査入院する』と発表して病院に入るようだと具体的に流布されている。G20に出席した後に入院するのは『外遊できるほど体調はいい』とアピールできるからだという解説付きです。さらに、どこまで正しいのか分からないが、服用していたクスリが効かなくなったため、管を使って直接、大腸に薬を入れるようだと詳細な治療法まで伝わっています」
潰瘍性大腸炎は、ストレスがかかると下痢が止まらなくなる完治しない病気だ。都議選で歴史的な大敗を喫した上、支持率が急落したことで安倍首相が強いストレスを感じているのは間違いない。安倍首相は嘔吐を繰り返しているとも囁かれている。
もちろん、政治家の病気はトップシークレットだが、政界は安倍首相の体調悪化を織り込んで動き始めている。
「誰もが思っていることは、安倍首相が10年前、政権を放り投げた時と状況がソックリになってきたということです。夏の選挙で大敗し、支持率が下落し、体調を悪化させた。安倍首相が『獣医学部は2つでも3つでもつくればいい』とメチャクチャなことを口にした時、ある野党の幹部は、安倍首相が10年前、『年金は最後の1円まで払います』と口走ったことを思い出したといいます。安倍首相が深くモノを考えずに話すようになっているのは確かです」(政界関係者)
国民の支持を失った政権はもろい。8月3日の内閣改造後、いきなり政権を放り投げることもあるかも知れない。
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