永岡です、ラジオ関西の、時間です!林編集長、今日は新聞うずみ火代表でジャーナリストの矢野宏さんがゲストでした。
今日二人死刑執行、一人は再審請求中であり、なぜ急いだか?8/3の内閣改造があり、金田法相がそれまでに自分の手で、という意図があったと言われて、再審請求中の死刑執行について金田氏はコメントせず、再審を死刑囚の95人が申請して、終身刑がなく、無期懲役では仮執行が認められて、終身刑を導入するのか、死刑制度を維持するのか、刑務所はいっぱいであり、死刑には日本だと透明性が諸外国より公開されていないところがあり、忘れてはいけないのは、袴田さんの、冤罪事件もあることを考えるべきと言われました。
九州北部豪雨、廃棄物処理は朝倉市だけでは不可能で、福岡市も協力、廃棄物の処理量があまりに多く、福岡市と北九州市に支援を依頼、死者は29人、朝倉市では20人と連絡が取れていません。ボランティアバスは第1号が明日出るものの、支援の熟練者が対象で、矢野さん、神戸は阪神・淡路の体験を生かすべきと言われて、そして流木が物凄い数になり、山で間伐されたものがそのまま放置されて、そういうところは手つかずであり、被害を大きくした、環境と防災は切り離せない、と言われました。九州北部豪雨の犠牲者は30人になり、朝倉市、日田市では猛暑日であり、自衛隊員やボランティアのことを林さん気遣われました。全国真夏日は617、明日も暑いので気を付けてほしいと言われました。リスナーより、梅雨明けではないかとの声がありました。
朝日放送のキャストに、フリージャーナリストの西谷文和さんが出られました。IS最大の拠点が陥落、人口200万の都市モスルが陥落、アバディ首相は勝利宣言、西谷さん、ISの心臓部の陥落でISには大打撃と言われて、ISはアメリカの産んだモンスター、イラク戦争がなかったらISはなく、フセインの倒れた後親米政権、親米政権(シーア派)はスンニ派を弾圧、ISはスンニ派、フセインの失脚後、戦争のプロと行政のプロが作った疑似国家がISであり、ISを救世主と見たイラクの人もいたものの、暴力に出て、しかし西谷さん、イラクの復興は大変、ISを共通の敵としてしたが、それを失い、新たな内戦となると言われて、イスラム圏ではシーア派(アバディ首相)とスンニ派(フセイン)、イラクだけはシーア派が多数派であり、世界的にはスンニ派が多数、少数派に政権を持たせて、それで欧米を頼るようにするもので、スンニ派はコーランを重視、シーア派はイマールを重視、9・11のあと、ブッシュ政権がイラク戦争→フセイン政権崩壊→地位を追われた軍人、政治家、官僚が油田、ガス田を持ち、疑似国家IS、最大拠点がなくなっても、イラクには石油、天然ガスなどの利権が多数あり、その利権を欧米、ロシアが狙い、テロとの戦いの美名で利権を争い、そして戦闘員が国外に行きテロ、イラクを蹂躙したのは欧米とロシア→テロで報復であると西谷さんは指摘されて、大谷昭宏さん、列強は解放の美名で対立を生み出して戦争になり、イラクの官僚や軍人がISに行き、優秀な人間たちが行き、まだラッカ、世界遺産が残り、司会の浦川泰幸さん、憎しみは簡単に解けないと言われました。
再び、矢野さんのお話、大地震の前兆と言われる深海魚、リュウグウノツカイ、東海大学のスタッフが深海魚出現と地震について調べて、無関係と分かり、深海魚の出現と、マグニチュード6の地震の重なるのは8%、しかも領域は広く、深海魚の目撃と地震には関係ないと分かり、深海魚の情報は防災・減災に関係ないものであり、矢野さん、日ごろ見ない深海魚が出ると何かあると思うと言われて、林さん、須磨海岸水族園の亀崎さんが、SNSの普及で深海魚の発見がネットで広まり、それから新聞、放送局、ブログに載って広まったと言われて、伝える放送局もそういう情報はないかというものであり、しかし科学的に調べるのは有効で、林さん、地震雲などはどうかと言われました。
(永岡注:関西テレビの気象予報士の片平敦さんのお話だと、地震の前に地震雲が出るかと、地鳴りがあるというのは都市伝説に近い根拠のない話と、昨年の1・17の特番で言われていました。ただし、今の東海地震の予知は、この都市伝説に近い(昭和東南海地震の前に地殻変動があった)ものを根拠にして(地殻変動を見たら地震が予知できる)ものでもあり、地震予知は困難で、出来ないと考える地震学者もいます)
森友学園問題、近畿財務局の人間を、国に損害を与えたとして、弁護士、研究者240人が大阪地検に刑事告発、昭恵氏の関与を暗示して、阪口徳郎弁護士は不起訴なら検察審査会と言われます。これについて矢野さん、地検は籠池氏を詐欺で調べているが、問題は政治家によるえこひいき、近畿財務局がどうしてこんなことになったのかの解明が必要と言われました。以上、矢野さん、西谷さんのお話でした。