永岡です、黒田清さんのお弟子さんたちによるミニコミ新聞、うずみ火の通信をお送りいたします。
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■□■ うずみ火通信 ■□■
No.074 2017.7.26発行
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暑中お見舞い申し上げます。
暑い日が続いていますが、お変わりありませんか。
「新聞うずみ火」を応援して下さり、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
さて、メルマガ「うずみ火通信」をお届けします。
新聞うずみ火編集部
(名刺を交換させていただいた方など、
ご縁をいただいた方に送らせていただいています。
恐縮ですが、不用な方は
uzumibi@lake.ocn.ne.jp までメールをいただけますか)。
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■新聞うずみ火8月号(NO.142)を発送
黒田清さんの月命日である23日が新聞発送日ですが、
今月は日曜日だったため、前倒しして21日に発送しました。
主なラインナップをご紹介します。
・1面~4面「道徳 正式な教科に」(栗原佳子)
「道徳」が来年度から小学校、再来年度から中学校で正式な教科に格上げされる。
3月に小学校の検定結果が公表された際は、申請段階の「パン屋」が「和菓子店」に
修正させられた事例などが報じられ、物議をかもした。
道徳が教科になるというのはどういうことなのか。
栗原はこう指摘する。
<教科化が決まったことで、教科書作成のもととなる学習指導要領も改訂された。
学年ごとに身につけるべきとする19~22の項目が定められ、
全てが網羅されていなければ検定には合格できない。
項目は前述の「我が国の伝統と文化の尊重、国を愛する態度」をはじめ
「畏敬の念」「自己責任」「公共の精神」「順法精神」「感謝」「礼儀」など。
「人権」「平和」「共生」は含まれていない>
・5面~7面「沖縄慰霊の日ルポ」(栗原佳子)
国内で唯一、住民を巻き込んだ地上戦となった沖縄戦から72年。
沖縄慰霊の日の6月23日、激戦地の沖縄本島南部、糸満市摩文仁周辺を歩いた。
<午前5時20分。夜明け前の糸満市・摩文仁の丘の「黎明の塔」。
静寂を破るように、ザッザッザッという小刻みな靴音が近づいてきた。
沖縄に駐屯する第15旅団の幹部たちだ。
旅団長が祭壇に花束を手向けると、全員が黙礼。
きびすを返すと、足早に暗闇に吸い込まれていった。…>
「黎明の塔」に祀られているのは日本軍(第32軍)司令官の牛島満中将と長勇参謀長。
2人が自決したとされる6月23日未明の早朝、自衛隊幹部が慰霊に訪れている。
・8面~9面「『共謀罪』施行で、私たちの社会はどうなる」(矢野宏)
過去3回も廃案になった「共謀罪」が強行採決され、7月11日施行された。
犯罪を計画段階で処罰する法律ができたことで、私たちの社会はどう変わるのか。
この問題に詳しい永嶋靖久弁護士は尋ねると、こう指摘する。
「私たちが変わらないこと。これまで通り、
おかしいことはおかしいと声を上げ続けることが大事だ」
・10面~11面「ヤマケンのどないなっとんねん」(山本健治)
今月のヤマケンさんの怒りは、「首相が招いた都議選惨敗」。
<第2次安倍内閣発足以来、選挙連勝で獲得した多数を背景にした
「安倍一強体制」のもとでの憲法解釈変更、秘密保護法、戦争法制、
共謀罪強行採決、沖縄県民の反対を無視しての辺野古移設工事強行着工、
また2020年改憲施行といった驕りたかぶった政治の強行に対する不信感、
稲田防衛大臣の自衛隊政治利用発言、
下村元文科大臣・東京都連会長の加計学園からの政治資金提供疑惑、
豊田議員をはじめとする安倍チルドレン議員たちのスキャンダルなどが一気に表面化し、
それが都議選の争点、国政代理選挙になったのである>
さらに、歴史的大惨敗の原因は他の誰でもない安倍首相であったときっぱり言い切る。
<森友・加計学園にまつわる疑惑は、首相夫妻と首相側近が
絡んだものであることが誰の目にも明らかとなった。
にもかかわらず、多数の力で押し切れるかのようにふるまってきた政権中枢の高慢な態度、
その裏返しで次々明るみに出てきたスキャンダル、
他の誰よりも安倍夫妻のふるまいに対する痛烈な批判であった>
・12面~13面「イラク・モスル『解放』」(西谷文和)
米露仏など「有志連合」の猛烈な空爆と、イラク&クルド軍の地上部隊によって、
IS(イスラム国)はその最大拠点であるイラク北部の都市モスルを失った。
ISの恐怖政治に苦しんでいたモスルの人々にとってこれは「解放」だが、
人々が失った代償はあまりにも大きい。
<モスルはシーア派主体のイラク軍とスンニ派主体の自警団とが内戦状態にあった。
マリキ首相(当時)率いるイラク軍が、なんと自国民に、
つまりモスルやファルージャなどスンニ派の都市に猛烈な空爆を仕掛けていたのだ。
なぜか? スンニ派主体のフセイン政権は、過去にシーア派とクルド人を大量虐殺した。
その報復と、隣国イランの「スンニ派浄化方針」があった。
モスルの住民はイラク軍と戦っていたのだ。
そんな時に「同じスンニ派の」ISがやってきた。
ISには死を恐れぬ兵士がたくさんいて、
シーア派主体のイラク軍は戦車や装甲車を置いたままバグダッドへ逃げてしまったのだ。
こうしてISは米国製武器を手に入れた。戦車、装甲車などは米国製だったが、
自動小銃、機関銃、ロケット弾などはドイツ、イタリア、フランス、ロシア製であった。
つまりすべての部隊が欧米の武器で戦っていたのだ>
真の勝者は誰か?
このほか、「ロシア紀行」(粟野仁雄)のほか、
羽世鉱四郎さんの「経済ニュースの裏側」をはじめ、
ジャーナリストの三谷俊之さんの「100年の歌びと」
アテネパラの銀メダリストの佐藤京さんの「車イスから思う事」、
フリーアナウンサーの「坂崎優子がつぶやく」などの連載も大好評。
読者からの手紙・メールも矢野のコメントつけてご紹介しています。
※「新聞うずみ火」の購読を希望される方は、
うずみ火事務所までご連絡ください。
(?06・6375・5561 Fax06・6292・8821
メール uzumibi@lake.ocn.ne.jp )
最新号と振替用紙をお送りします。
B5版32ページ。
月刊で1部300円(コーヒー一杯分)
年間で3600円(1回の飲み代分)
10年前からこの値段です。
※郵便振替は、00930-6-279053
■7月の茶話会、酒話会
茶話会は27日(木)午後2時~この1カ月の新聞記事から
忘れてはいけないニュースを振り返る。
定岡由紀子弁護士による「憲法BAR」は28日(金)午後6時~、
いずれも事務所で。
■7月29日は黒田さん追悼ライブ
「黒田清さんを追悼し、平和を考えるライブ」を7月29日(土)午後2時半開演、
大阪市立東成区民センターで開く。
今年も黒田さんが好きだったコント集団「ザ・ニュースペーパー」結成時のメンバー、
松崎菊也さんと石倉直樹さんを招いての風刺トーク。
【日時】7月29日(土)午後2時~開場、2時半~開演
【会場】大阪市東成区大今里西3丁目の市立東成区民センター・小ホール
(地下鉄千日前線・今里筋線「今里」下車 2番出口から西へ徒歩3分)
資料代2000円(一般2200円)、学生・障害者1000円
なお、当日のパンフレットに掲載する名刺広告(1マス3000円~)を募集中。
ご協力いただいた方はご招待させていただきます。
■8月12日は、うずみ火講座「幕引きを許すな 森友学園問題」
8月のうずみ火講座は12日(土)午後2時~
大阪市此花区のクレオ大阪西の研修室で開講。
講師は、森友学園問題のきっかけを作った豊中市の木村真市議。
テーマはもちろん、「幕引きを許すな!森友学園問題」。
加計学園問題ともどもいくつもの疑惑が解消されないまま通常国会は閉幕したが、
これで幕引きを許すわけにはいかない。
この問題の本質は何なのか、木村さんにわかりやすく解説していただきます。
資料代1000円(一般1200円)、学生・障害者500円
■矢野の講演とラジオ出演予定
・市民社会フォーラム映画鑑賞会とトーク
【日時】7月30日(土)午前10時半~12時=上映、午後1時~トーク
【会場】元町映画館(JR,阪神元町駅)
【映画】「笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ」
【演題】「ジャーナリズムの使命としての権力監視」
【参加費】映画代のみ
・市民社会フォーラム学習会
【日時】7月30日(土)午後2時~4時半
【会場】こうべまちづくり会館2階ホール(JR、阪神「元町駅」)
【演題】「安倍政権とジャーナリズムの役割」
【参加費】1000円
・自由党愛知県連8月講演会
【日時】8月5日(土)午後1時半~4時
【会場】イーブルなおぎゃ3階 第4集会室
【テーマ】「森友、加計問題、共謀罪とメディア」
【会費】500円 ※懇親会あり
・埼玉読者会
【日時】8月6日(日)午前11時半~午後2時半
【会場】狭山市のカフェ&ダイニング「デルフィーノ入曽店」(西武「入曽駅」)
【会費】4000円
・MBSラジオ「報道するラジオ」
【日時】8月14日(月)午後9時~10時
【テーマ】「大阪大空襲」
・世代をこえて考える戦争と平和展
【日時】8月19日(土)午後2時~
【会場】夢つながり未来館4階(阪急「山田駅」)
【演題】「空からの虐殺~大阪・重慶・ドレスデン」
【資料代】500円
・全日本教職員組合豊能ブロック夏の教育研究集会
【日時】8月26日(土)午後1時半
【会場】豊中市福祉会館(阪急岡町駅)
【演題】「なぜ今、教育勅語か、森友学園問題に見る日本の教育政策」
計7回の連載で、1回目は5月16日に「黒田さんの言葉」というタイトルで紹介された。
2回目は5月31日「いい新聞は、いい読者が作る」、
3回目は6月15日「等しく耐えなければならないのか」、
4回目は6月30日、5回目は7月18日、6回目は8月2日、7回目は8月18日に掲載される予定。
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マガジン名:うずみ火通信
発行日:不定期
発行元:新聞うずみ火 〒530-0012 大阪市北区芝田2-4-2 牛丸ビル3階
TEL 06-6375-5561 FAX 06-6292-8821
問い合わせ:uzumibi@lake.ocn.ne.jp
WebPage: http://uzumibi.net/
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