「森友問題」担当 大阪地検特捜部“女ボス”の評判と本気度

補助金疑惑だけで幕引きは許されない(C)日刊ゲンダイ
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 国の補助金を不正に受給した疑いで逮捕された学校法人「森友学園」の籠池夫妻。2人を逮捕した大阪地検特捜部の山本真千子部長が、「初の女性部長」と注目を浴びている。山本部長は、逮捕当日の先月31日、報道陣の問いに「答えは差し控えます」と言葉少なだった。“女ボス”は、本丸である「国有地8億円ディスカウント」疑惑の闇を晴らすことができるのか。

山本部長は1963年生まれ、兵庫県出身。大阪市立大卒業後、91年に東京地検に着任した。その後、大阪や神戸、金沢地検などを経て、13年7月、法務省人権擁護局総務課長に就任。15年10月、大阪地検特捜部長に就いている。

金沢地検の次席検事に就任した直後の08年4月、朝日新聞のインタビューで、「モットーは現場主義」と熱く語る一方、自分自身を「思い詰めず、楽観的な性格」と分析。木村拓哉が検事として出演したドラマ「HERO」がお気に入りと打ち明けたから、意外とノホホンとしたタイプなのかもしれない。在阪ジャーナリストはこう言う。

「山本さんはフツーのオバちゃんですよ。さして大きな事件を手掛けたわけでもなく、特捜部長としての威厳や迫力もありませんしね。現場主義というよりは、お上に忠実な『役人タイプ』です。今回の一件についても、籠池氏が既に補助金を全額返還しているので、起訴猶予になる可能性もある。だからか、本人はあまりヤル気がなかったそうです」

手掛けた事件は、無銭宿泊や示談金詐欺などと決して「重大」とは言えないものが目立つ。ただし、山本部長の捜査姿勢はイケイケなのか、07年12月に温泉旅館の売上金約145万円を着服したとして起訴した男性は、09年9月、金沢地裁で無罪判決が確定している。果たして、「国有地8億円ディスカウント」という「重大疑惑」も、積極捜査でいくのかどうか。

「本格的に捜査するなら、近畿財務局に手を突っ込む必要がある。そんな『政治案件』となると、東京地検特捜部とは違い、大阪地検特捜部は霞が関の最高検察庁の“ご意向”を仰がなければならない。特捜部長の山本さんがヤル気でも、最終的には検察庁トップの判断になると思います」(司法ジャーナリスト)

しかし、ウヤムヤな結末を迎えたら、国民の批判は特捜部に向かうことは間違いない。

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