毎日放送ラジオ 子守康範 朝からてんコモリ(2017/8/18) 内田樹 日本の政治システム破綻を語る、マスメディアの行き詰まる中、ミドルメディアのラジオは生き残る!日本の教育は危機的な状況にある!

永岡です、毎日放送ラジオの、子守康範、朝からてんコモリ、出会いさんさんのコーナーに、神戸女学院大学名誉教授で思想家の内田樹さんが出られました。内田さん4か月ぶりの登場です。

内田さん、今年は海に良く行かれて、7月はイタリアに行かれて、京丹後も行かれて、子守さん、最近海に親しみを持っていない人が増えて、海水でプールよりベタベタとか、東京では砂浜にビーチの様子が描かれて、インスタ映えする小金井のようなものがあるといい、気分はビーチでも海ではなく、須磨の海ではない言い、内田さん、海に行く人は減っている、子供は海に入っても、大人は入らず、裸+海パンは激減したと言われて、高井美紀さんも、ラッシュガードを着ていると指摘されて、プールのカルキは子供にアレルギーで、日焼けを拒否するものの、内田さんは服を着て泳ぐのかと言われて、ラッシュガードは擦り傷から守るものであり、サーフィンの人に巻き込まれないものかと言うのですが、それをプール、海水浴場でここ数年で普及したというのです。グアムではラッシュガードを、女性ではおっていると高井さん指摘されて、内田さん、裸で泳ぐ人がマイノリティになると言われました。イタリアでは海に入らず、浜にいる、太陽が少なく、1年分浴びるものなのです。

バルセロナのテロが新聞の最終版に載り、13人死亡、80人負傷、イギリスBBCは北アフリカ系の男を拘束と報じで、中東の自爆テロと異なり、子守さん、トランプ大統領の白人至上主義に関する発言に言及して、あれを言い出したらアメリカが成り立たないと言い、内田さんは世界の国を巡られて、世界的な傾向、ドイツでもネオナチ、日本でもネット上でヘイトスピーチがここ20年で激増して、どこの国も戦争体験者が減り、戦争はアカン、差別はアカンというものが、この世代で終わりにしようとしても、戦争体験者が減ると戦争体験は風化して、子守さん、8/15の紙面で敗戦の日とわかるのは毎日新聞のみ、朝日新聞もこの日でいいニュースではなく、8/15のみやったらいいのではないが、潮目が変わったと言われて、内田さん、60~70年代はテレビもみんな見て、事実関係を争うことはなく、しかし今では事実関係について、事実、歴史認識が一致せず、生き証人がいなくなったら、嘘だと否定することになり、好みで事実を選ぶと戦後72年、記録がなくなり、国論が二分されて、ネットを見たら違う世界を見ているフェイクニュースがあると言われて、子守さん、三浦瑠璃氏が、東京新聞に戦前の日本が悪かったのは1943~45年とのみ言っているのはおかしい、小学生の社会科でも知っており、2年のみ暗黒というのはおかしいと言われて、内田さん、佐藤防衛副大臣が、沖縄の米軍基地は集中していないと言っているが、自衛隊の基地と交えてのものであり、ところがこのツイートが広がって、沖縄に米軍基地は集中していないと思われて、しかしもちろん集中してハリアー戦闘機が15秒に1回飛び交い、ネットで自分に都合のいい情報のみ取って、デタラメな解釈をするものがあると言われて、現実に近いほどあいまいになり、核の傘の問題、9条だけで平和だと子守さんは思わないが、那覇空港は米軍に管制権を握られて民間の飛行機は低空飛行せざるをえない、海が飛行機から見えるのはそのため、羽田空港も制空権は米軍にあり、内田さん、米軍の領空が日本の上にあると指摘されて、内田さん、主権国家ならおかしい、日本に治外法権があり、裁判ができないと指摘されました。

潮目が変わり、ASS(abe Shinzo Shusho(c)想田和弘さん)政権支持率が激減、ASSから見ても、こちらから見ても潮目は変わり、森友学園問題、加計学園問題、まじめに考えるほど問題、内田さん、国政の大問題になり、人口減少の問題も年間100万減って産業構造も変わっているのに、対策に何のアイデアもない、高齢者対象のビジネスは高齢者がいなくなったらおしまい、損益分岐点を超えており、テレビや新聞が潰れても、ラジオはコストが安いので生き残ると言われて、子守さん、内田さんの本を好きな女性、ちゃんと言いきってくれるのが好き、ラジオの復権を語り、ラジオだとお気軽なスタイルで仕事ができると言われたのが2009年であり、内田さん、マスメディアはビジネスとして成立しなくなり、ラジオはミドルメディア、製作コストが安く、テレビはコストが高くしんどく、ラジオは声だけのものに信頼性があると指摘されて、声だけの方が信頼できる、ロジカルか、感情的になっていないか、長い文章をラジオでしっかり聞けるものであり、子守さん、ラジオショッピングもあり、内田さんはテレビには出ない、長い時間喋れず、テレビには出る前にはメイクなど大変で服装もちゃんとしないとならず、昔はNHKが内田さんの家に来て、村上春樹氏について語ってほしいと言って、あのカジュアルさがいいものではあり、ASSのこと、この支持率で8/15の式辞にても同じ、内田さん、ASSを人間的に信用できなくなったらもう支持されない、嘘つきとして支持されず、戦争でも始まらない限り支持率は上がらず、それで読売や産経は北朝鮮のことを喧伝しており、菅氏も物のいいように問題、相手を遣り込めてシャットアウト、問題でないと言い切ると、頭が悪くなると指摘されて、東京新聞の望月さんのような人もいるが、記者クラブ相手なら記者はいらないと内田さん言われて、それなら記者会見ではない、昔はもっと厳しい質問も飛んだのに、ここ数年で劇的に変化した。

子守さん、政治に対する不信を語られて、内田さん、日本国内はそれで収まっても、制度が劣化して大変なことになり、問題はないと政権がデタラメをしても、これから文明史の中で生きていけるのか、経済も、学術も劣化していると指摘されてます。

学術の劣化について、内田さん、高等教育、大学が落ちて、論文数が日本だけ先進国で減り、中国は増えていて、日本は論文が1割減り、子守さん、暗黒の時代に行くのか、変わる時期で取り上げるテーマはいくらでもあるのにと指摘して、内田さん、学術は結果のわかるもの、最長6年以内に結果の出るものしか金が出ず、イノベーションが起こらずであり、子守さん、経済活動も同じ、お金を出して見返りのあるものに出し、しかし初めてやるものに保証はないと言われて、内田さん、過去の成功事例を繰り返すしかなく、誰もやっていないことを、数年で結果を出すのは無理であり、ノーベル賞も時間をかけていて、早く結果を出せ、しかし結果は金になることであり、文学部など儲からないので否定なら、人間の知性の否定になり、文学も価値がないと言われる。

内田さんは哲学であり、哲学で金になるもののエビデンスと言われても出せず、大学で勉強しても、哲学や歴史では就職できず、それで日本の国力が落ちて、国力の指標は想像力、明るい未来を見せられるか、かつてのアメリカは明るい未来を示して覇権国家になり、しかしアメリカは魅力あるメッセージを出せず、今の日本に想像力、イノベーションなし、前例のないことに投資せず、そして子供の時に教育が充実せず、小学校の教育は充実しても、中学・高校の教育で知性は伸びないものであり、中学・高校生活は本来楽しいのに、中学校は楽しいと思われず、親も行けと言わず、公教育の根本が破綻して、自費でオルタナティブスクールにというものであり、官僚の顔を見ても、大学を出て公務員になり、森友学園問題で公務員の信用がなくなり、来年3月税務署で佐川氏のように書類なしとして揉めることになる。

潮目が変わり、いい方向にも変わるものもあり、みんな希望を持ちたいが、希望がなく、若い人が希望を持つべきで、中高年が根拠ない自信でやってきたと子守さん締めくくられて、高井さん、親が戦争体験者で、きな臭いものに警鐘を見せていると指摘されて、子守さん、昭和の記憶をこの番組で取り上げたいと締めくくられました。以上、内田さんのお話でした。

 

 

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