杉浦公昭
以前に、沖縄・那覇市の「不屈館」からドキュメンタリー映画「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」のお知らせが届いていていました。
「不屈館」は、(瀬長亀次郎さんと民衆資料館)、館長は亀次郎次女の内村千尋さん。
私は、2013年3月1日の開館を待って毎回の辺野古・高江の座り込みの帰りに「不屈館」を訪れ、沖縄の戦後史を学ぶのを楽しみにしてきました。
先行上映の那覇市の映画館は、観客の長蛇の列ができた程の盛況だったといいます。東京では、渋谷のユーロスペースで今月26日(土)から上映されています。以下、知らせに沿って、「その名は、カメジロー」を紹介します。
〈アメリカ占領下の沖縄で米軍に挑んだ男 瀬長亀次郎のドキュメンタリー映画。なぜ沖縄の人々は声を上げ続けるのか、その原点はカメジローにあった〉
〈第二次大戦後、米軍統治下の沖縄で唯一人”弾圧”を恐れず、米占領軍に忠誠拒否し脱帽せず坐したままの日本人がいた。
米軍に忠誠拒否し脱帽しない最後列カメジロー
不屈の精神で立ち向かった沖縄のヒーロー瀬長亀次郎。民衆の前に立ち、演説会を開けば毎回何万人も集め、人々を熱狂させた。〉
〈彼を恐れた米軍は、様々な策略を巡らすが、民衆に支えられて那覇市長、国会議員と立場を変えながら闘い続けた政治家、亀次郎。
その知られざる実像と、信念を貫いた抵抗の人生を、稲嶺元沖縄県知事や亀次郎の次女など関係者の証言を通して浮き彫りにしていくドキュメンタリー。〉
制作者側の紹介もある。〈「筑紫哲也NEWS23」でキャスターを務め、筑紫哲也氏の薫陶を受けた佐古忠彦初監督作品。テーマ音楽は作品の主旨に共感した坂本龍一がオリジナル楽曲を書き下ろし。語りには、名バイプレイヤー、大杉漣が参加。〉
辺野古の米軍新基地建設反対の座り込みへとつながっているドキュメンタリー。ネーネーズの歌じゃないですが、これからの我が国、「あなたならどうする? 教えてよ!カメジロー」と言うところ。是非見て下さいね。
http://www.kamejiro.ayapro.ne.jp/
公開日と上映時間
8月26日(土)、27日(日) 11:00/13:30/16:00/18:30~20:45
8月28日(月)~8月30日(水) 12:00/14:15/16:30/18:45~20:45
8月31日(木)、9月1日(金) 9:45/12:00/14:15/16:30/18:45~20:45
9月2日(土) 10:00/11:30/14:00/16:30/18:45~20:45
9月3日(日)~8日(金) 10:00/12:00/14:15/16:30/18:45~20:45
9月9日(土)、10日(日) 9:45/12:00/14:15/16:30/18:45~20:45
9月11日(日)~15日(金) 10:0/12:00/14:15/16:30/18:45~20:45
※9月16日以降未定
入場料金:一般1800円/大学・専門学校生1400円/会員・シニア1200円/高校生800円/中学生以下500円
イベント情報、舞台挨拶&ティーチイン:9月2日(土)11:30、14:00上映後 ティーチイン ゲスト:佐古忠彦監督、藤井和史さん(プロデューサー)
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アメリカ占領下の沖縄で米軍に挑んだ男、瀬長亀次郎のドキュメンタリー映画。
なぜ、沖縄の人々は声を上げ続けるのか、その原点はカメジローにあった。
2013年3月27日は、東村高江の座り込みで人民党時代から瀬長亀次郎委員長を書記長として支えてきた古堅実吉さんの講話・第一回高江学習会「沖縄戦の概略について」を聞きました。
その中で「1972年の沖縄返還は未完成で米軍基地問題を残してきている。
今日の沖縄県民の米軍基地撤去の闘いは正当であり、我が国の根幹にかかわる問題である。
日米両政府の理不尽な押付けを断固拒許さず、闘いを更に強化、発展させ、全国に広げて行こう。
諸悪の根源安保を廃棄し、憲法を守る崇高な国民的たたかいに発展させよう。
平和憲法の輝く日本にして行こう」と呼びかけられました。
カメさんも今生きておられたら、同様に呼びかけていたものと思います。