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- 2017年8月29日

北朝鮮は29日午前5時58分ごろ、平壌近郊の順安地区から弾道ミサイル1発を発射した。北海道の渡島半島や襟裳岬の上空を約2分間通過し、発射から14分後、3つに分離。いずれも襟裳岬の東方約1180キロの太平洋上に落下したとみられる。全国瞬時警報システム(Jアラート)は作動したが、自衛隊法に基づく迎撃措置は取らなかった。
北朝鮮のミサイルが日本列島を通過したのは5回目で、2016年2月に人工衛星打ち上げと称して長距離弾道ミサイル「テポドン2号」改良型を発射して以来。発射方向の事前通告なく、日本上空を通過する発射は極めて異例だ。
ミサイルは中距離弾道ミサイルとみられ、飛行距離は約2700キロ、最大高度は襟裳岬上空の550キロと推定される。通常の角度で発射したもようで、米領グアム沖に撃ち込むと予告した新型中距離弾道ミサイル「火星12号」の可能性もある。
公邸に泊まっていた安倍首相は午前6時25分過ぎに官邸ですぐさま会見して以降、午前中は計3回、記者団の前に登場した。午前9時半ごろから約40分間、トランプ米大統領と電話会談した後は、ミサイルの日本上空通過を「暴挙」と非難したうえで、「これまでにない重大で深刻な脅威であり、北朝鮮に対して圧力をさらに強化していくことで日米は完全に一致した。トランプ大統領からは『同盟国である日本と100%ともにある』といった力強い言及があった」と強調。「北朝鮮に強い圧力をかけ、彼らの政策を変えなくてはならない」と息巻いてみせた。
日米韓3カ国は国連安全保障理事会の緊急会合を要請。日本時間30日朝の開催の方向で調整に入った。
米韓両軍が31日まで合同指揮所演習を実施する最中、26日の短距離ミサイル発射に続く、北朝鮮の武力挑発。トランプ米政権への直接の挑発を避ける一方、ミサイルの脅威を強く誇示する狙いがあるとみられる。北朝鮮の国営メディアは29日正午までに、今回の弾道ミサイル発射を報じていない。