永岡です、報道するラジオ 第260回、今週も毎日放送アナウンサーの水野晶子さんの司会、朝鮮半島情勢に詳しい大阪市立大学の朴一さんの案内で放送されました。
今週のテーマは言うまでもなく北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国、共和国)の核実験、ロケット発射と日本の対応について朴さんの解説もあり、ASS(abe Shinzo Shusho(c)想田和弘さん)政権の問題など、防衛省を25年間取材されている、東京新聞論説委員の半田滋さんのお話、防衛省の導入するイージス・アショアのことなどのお話がありました。
ニュースは上田崇順さんの担当でした。
共和国関係、核実験で国連安保理が日本時間の今夜あり、制裁を今年2回やっても効果なし、石油禁輸は中国とロシアの反対でダメ、この2国が問題、アメリカと共和国に自制を求めて、中国とロシアは対話を重視して、韓国軍はミサイル発射訓練を日本海でやり文在寅大統領は強い措置でやるとなり、核実験の行われた場所の攻撃を求めて、韓国で共和国がICBMを撃つと見ています。
これについて朴さん、日本は共和国への石油禁輸を求めても、これの効果について、共和国を追い詰める最後の手、兵糧攻め、しかし共和国は石油の消費量が90万トン、1年の備蓄は100万トン=1年分持ち、石油禁輸でも1年持つ、その間に核実験を繰り返したら、共和国はワシントンを攻撃する力を持ち、石油禁輸のみで共和国を追い込めず、ロシアが裏で石油を供給して、中国もそうで、石油禁輸はダメ、対話でないとダメ、ギブアップは共和国はしないのであり、文在寅大統領は態度を一転、南北離散家族の対話も共和国に拒否されて、国民世論は対話より圧力を望んでおり、文大統領も韓国の保守系の人を納得させないと政権が持たないが、共和国と軍事衝突なら、ソウルは火の海=日本も無縁ではなく、しかし「日本と異なり韓国は戦争する準備を備えている」、水野さん、共和国の核実験場を狙うと言われて、朴さん、正恩氏の首を取る準備もあったが、文大統領は核実験前はアメリカにB1爆撃機を持ち込むな→核実験で文大統領の思いは木端微塵、いざとなったら正恩氏の首を取らないと韓国が持たないところまで来たのです。
報道するラジオ、共和国の核実験でこれからどうなる、まず、半田滋さんに、水野さん電話取材されて、昨日の共和国の核実験を見て防衛省はどうするか?半田さん、近々核実験をすると見ていたが、防衛省、外務省も出来ることは限られて、NSCでASSは容認できないと言ったが「それ以上やることなし」、言葉のみで、具体的に何かするか、アメリカにアイデアを提案できず、ASSはトランプ大統領と電話で頻繫に会談、8/29の火星12の問題も、共和国に対する日本の悩み、核を小型化して、アメリカに届けられる=正式な核保有国と認めてほしい、核実験とロケット発射は切り離せず、本格的な核保有国になるのに、国際社会で対応するにも、何も切り札なし!
つまり、処置なし、アメリカに届く武装は来年には整備される!水野さんビックリ、ロケット技術はウクライナから買い、核弾頭の小型化は時間がかかると見ていたが、鈍重な核兵器ではなく、完成度は高くなり、ICBMの火星12、これは失敗しても、火星14の2段式は完成せず、火星13は3段式で本命だが発射しておらず、打ち上げて、大気圏再突入の確認が必要で、しかし核兵器とロケット開発の技術は来年には完成する。
日本がどうすべきか、アメリカが武力行使にならないか、半田さん、もし共和国がアメリカを攻撃、グアム島に撃つと警告して、様子見ではあるものの、グアム島に至るとアメリカは正当防衛で反撃、レッドライン、アメリカに届くロケットが完成なら、アメリカがやられていなくても共和国に攻撃する可能性あり=共和国に正当防衛で戦争できる→在韓米軍、在日米軍は最初の目標!になる。
アメリカは共和国を核保有国と認めるか、その意見もアメリカで出て、核保有国と認めてからの交渉、オバマ政権は核放棄を求めて、しかしその間にICBMを持ってしまい、核保有国と認める意見もアメリカ国内で出て、これでうまく行くか、韓国と日本には新たな核保有国が隣に出来て、韓国国内で核武装すべきという考えが激増=共和国の核を認めたら、アメリカが認めたら、日本も核保有国を検討することをアメリカが危惧して、日本人にはそれはないと言いたいが、ASS政権も、核兵器保有は憲法で認められていると言い、核拡散防止条約、NPTのためアカン&非核三原則+核の平和利用の原子力基本法に縛られている今だが、NPTに共和国は入っていない、抜けて核開発し、これを日本もやる危惧がある!
半田さん、防衛省、防衛大臣の取材をされて、そこに核武装に前のめりなものはいるかと水野さん問われて、半田さん、自発的に持とうという声はなく、持つとなったら国際社会が許さず、今東アジアの非核化が目的なのに、韓国、日本が核を持つと核のドミノ倒し=アジア全体で核保有はあまりに危険で、核兵器を保有するのに膨大な費用、人的な資源が要り、米ソで核軍縮が検討されたのもお金のため、核兵器は使えず、そんなものに人、金をかけられないが冷戦終結の理由だったのに、共和国の核保有が問題。
しかし、共和国にも言い分はあり、イラクやリビアの二の舞になりたくない、核を持たないと、フセインやカダフィが殺されて、共和国とイランは核を持とうとなり、しかしイランは核査察で合意、核の完全な放棄ではなく、程度を遅らせる灰色決着、トランプ大統領はこれを非難して、しかしイランは話し合いのテーブルについており、これは学べる、にらみ合いでは何も解決せず、アメリカと共和国が何かの拍子に戦争になりかねず、イランの例は解決策の参考になる。
小野寺氏が集団的自衛権と絡めて共和国のことを語り、衆院の場で野党の質問での一般論。共和国がグアム島に撃ったら、を前提に、グアム島には米軍基地があり、原潜もいて、これらが共和国に攻撃されて破壊されたら米軍に大打撃、それで日本の存立危機事態と、戦争準備法案の想定するものになり、集団的自衛権の行使が可能と小野寺氏が言い、共和国が日本を攻撃しなくても、アメリカを攻撃したら存立危機事態になる=共和国のロケット攻撃を日本が打ち落とす可能性もあり、日本の出来ることは限られて、グアム島に行くロケットを宇宙空間で迎撃するしかなく、しかしそんな能力は技術的に可能か?イージス艦の性能と、ICBMの性能にもより、宇宙空間で打ち落とせる可能性もあるが、海自のイージス艦は日本海にいて、しかしグアム島に行くのを止めるには太平洋に置かないとならず、日本を守るのではなく、グアム島を守るための配置が必要、撃たれてからでは遅く、存立危機事態の事例はホルムズ海峡の機雷除去のみで、今回の事例は想定しておらず、共和国のことは国会で論議しておらず、しかしこれが小野寺氏から出される、「戦争準備法案は小さく生んで大きく育てる」、審議時にあれだけ揉めて、この拡大解釈が始まり、もしこの解釈がまかり通って、グアム島に行くロケットを打ち落とす=日本が共和国に先制攻撃に近く、関係ないのにかかわってうちのロケットに何をした、となると、日本が共和国の攻撃対象になる!
その際に、アメリカは日本を守ってくれるかは「アメリカの考え次第」、安保条約にあり、それぞれの国に、無条件でアメリカは日本を守ってくれるのではなく、アメリカの都合であり、アメリカが得策でないなら加勢しない。
中国と日本が戦争になった際に、最大の貿易相手国の中国をアメリカが戦争するか、考えないといけない。
日本が共和国のロケットをイージス艦から迎撃しようとしても、迎撃できない例もあり、アメリカでも外れる例はあり、日本も4回に1回は外して!それも予定調和でのロケットを対象にしており、実戦で撃ったけど外したら、そのまま落ちて、考えたくないが、日本の防衛システムのPAC3でやるにしても、穴だらけ、その下に原発があったら…日本おしまい、であり、「日本の原発を攻撃から守る手は日本には何もない!」
今回、「通過ルートの県にPAC3を置いても、原発は守っていない」…のです、以上、半田さんのお話でした。
これを朴さん聞かれて、グアム島にロケット攻撃、米韓軍事演習をまず標的にして、ロケット発射→集団的自衛権の拡大解釈=共和国が宣戦布告と見なして、米朝の戦争に巻き込まれて、これの覚悟はできているのか、色々なことが言われているが、韓国の若者は、いざとなったら戦争で死ぬと歌うが、日本人はそんなことをせず、リアルな戦争を想定せず、それで対応できるのはASSのみと、戦争がゲーム化して、ASSが主人公、それで支持率が上がり、しかし韓国だと斬首作戦など、報復されてもいいからやるというものであり、水野さん、韓国に核兵器を持つべき声について問われて、朴さん、アメリカへの不信感、アメリカは最後自分たちを捨てる、ASSがトランプ大統領と確認しているのは、対話のテーブルを作り、アメリカに飛んでくるICBMは作るな、核保有を認める→この瞬間に日本と韓国は見捨てられる→核武装しないと守れないと韓国の方は見て、しかし日本人として何が出来るのか、戦争できないので、交渉するしかなく、しかしASSには交渉の路線はなく、共和国も同じ、戦争できないのに、戦争を志向したらアカンのです。
リスナーより、総理の訪朝とかできないのかと質問があり、朴さん、日本は拉致問題のカードを持ち、田原総一朗氏がASSに提案、小泉純一郎氏を訪朝させて、平壌宣言の再確認であり、アメリカと違った交渉、共和国と直接交渉、文在寅大統領は共和国にラブコール、しかしASSは何もせず、このままだとASSは梯子を外されるので、その前に韓国は動こうとして、対共和国、中国、ロシアの外交の必要があり、集団的自衛権の云々ではダメ、PAC3では対応できず、Jアラートで警報と言うものの、安全なところは日本になく、韓国は地下鉄が防空壕であり、架空の議論をしてもダメ(備えるべき!)なのです。
その他のニュースも上田さんの担当でした。
鹿児島で短時間大雨情報が出ています。
中国のBRICSが開かれて、アモイ宣言、直接対話による平和手段しかなく、習近平氏は保護主義に反対するとして、IMFなどの新興国、途上国の支援を求めています。
JNN世論調査でASS内閣支持率は少し上がり、しかし3か月連続で不支持が支持を上回るもので、共和国に不安、対話より圧力の意見が過半数です。
六ヶ所村の廃棄ダクトに穴、ウラン濃縮のダクトであり、フィルターで放射性物質を取り除いた後のもの、最大20cm、錆など44カ所に不具合が見つかりました。
大阪880万人訓練、大阪で大規模な地震、津波を想定した訓練が明日11時に行われて、11時3分に、携帯に緊急メールが来ます。マナーモードでも受信するものです。11時15分に2回目のメールの来ることもあり得ます。
今週の特集、朝鮮民主主義人民共和国の核、ロケット問題、朴さんが案内で、JNN世論調査で共和国に対話より圧力であり、朴さん、両者を使い分けて交渉すべき、圧力のみではダメ、対話につながる圧力、軍事オプションは韓国、日本に報復であり、外交でやるしかなく、かつて日本がストックホルム条約で対話にして、圧力を一方的にしてもダメ、石油禁輸は備蓄があり無駄、その前に、アメリカに外交的な決着をつけさせるべきなのです。日本は拉致のカードを持ち、韓国には離散家族があり、軍事オプションは最悪の結果になると締めくくられました。
リスナーより、核保有として認めたらドミノとの声があり、朴さん、アメリカは黙認して、核をこれ以上増やさせない道があると言われました。アメリカに届くのはアカン、日本はどうか、共和国との独自の交渉も必要なのです。以上、今週の報道するラジオでした、いくらでも拡散してください、東アジアで戦争になったら、日本も世界も破滅です!