永岡です、ラジオ関西の、時間です!林編集長、林さんは夏休みで鶴渕さやかさんの司会、新聞うずみ火代表でジャーナリストの矢野宏さん、神戸女学院大学の景山佳代子さんの案内で放送されました。景山さんはこの番組初登場、矢野さんとは長年の知り合いとのことです。メディア論が景山さんの本業、地域紙に注目して、三重県熊野市、原発拒否に成功した町で、その際の記録を現地の方の取材をされて、矢野さん、地域紙には興味があり、地方紙はたくさんあるものの、地域紙は場所により多くあるものを挙げられて、和歌山県は県紙なし、三重も県紙なしで、人工的に作られた市町村の境界より、その場所の文化を知るべき、福島の取材も景山さんされています。
国連安保理が北朝鮮(共和国)制裁を採択、中国とロシアも賛成に回り、共和国は対抗措置を取ると言い、これについて矢野さん、石油禁輸について、この内容で制裁にはならないという意見と、これ以上やったら共和国は暴発するという見解があり、アメリカは早く制裁案を上げたく、ハードルをあげたら中国とロシアが拒否権を行使するのでギリギリ、石油禁輸、共和国の繊維製品を買わない、出稼ぎを拒否、正恩氏の資産凍結の中で繊維輸出拒否のみ受け入れられて、石油禁輸については、共和国の市民生活に打撃、正恩体制崩壊=中国は難民を受け入れないとならず、中国とロシアは反対、原油の制限は、生活の根幹に手を付けたものであり、核実験やロケット発射で石油禁輸をすると共和国に突き付けたと指摘されて、景山さん、共和国情勢を専門的に知っているのではないが、支配しているものには打撃を与えず、庶民を直撃して食べられなくなる、子供を育てられない、共和国に限らず、国際舞台でこういうことを権力者は知っているのかと指摘されて、鶴渕さんも、共和国の国民を気遣われて、矢野さん、核とロケットをどう止めるか、圧力ではなく話し合いでやるべき、ASS(abe Shinzo Shusho(c)想田和弘さん)政権は対話できる相手と言うがこれなら政治家は失格、圧力だけなら政治家でなくても出来て、景山さん、全く違う文化を持つ人たちと対話するのが政治家の仕事、妥協点をどう見つけるか、と言われて、中国は対話、平和的解決も模索しているのです。
景山さん、スタディツアーで福島に行かれて、9/5~9/8、石川康弘さんのツアーが2013年からあり、ゼミ生5人で、一般の参加者を募り、年齢層は高かったものの、いわき市→北上、福島第一原発のところを見て、相馬市→福島市で農園を見て、福島空港→いわき市は2時間、朝イチで飛行機に行かれて、いわき市では、昨年も参加されて、海ラボ、海の生物の様子を見て、老舗旅館、観光業も打撃を受けて、今もう一度、大型旅館と異なるものを目指す40代の経営者が町の再生を模索していたのです。
地震。津波の被害は、いわき市では沿岸部と内陸で違い、地震で食器は壊れて、有名な温泉のところも壊れて大変であり、旅館に観光地としてどうするか、100%キャンセルの中、自分の町をもう一度と、歴史の中に置いて、歴史の中で戦いがあり旅館も焼かれて、戦争でも空襲、その中で再生させてきた、原発、地震の歴史を担うと旅館の方、農家の方も過去とのつながりで頑張っておられて、福島市の野崎果樹園、草は汚染されたものを切ったら済むが、果樹園はそうはいかず、原発事故でキャンセル、農業を始めた際に台風でリンゴをやられて、農作業は自然相手、いつもうまく行くのではなく、台風、旱魃の中でしんどい時もあり、今、もう一度であり、一人一人、今の条件の中で頑張っていて、それを伝えたいと、景山さん、ラジオに出られるので伝えることを思われて、果樹園は福島ジオネットワーク、土の汚染と、どうやったら果物に放射性物質が行かないか、米は全袋検査、2011年は放射線量基準値以下でも、消費者は買ってくれず、言葉だけで安全と言ってもダメで、計測して公表して、農協、果樹園の方も科学的に計測することをして、全袋検査の機会を購入して、東電に払えと言っても補償の対象外、しかし3000万円の機械が200台要り、安全、安心に流通しようとしても、東電は勝手にやっていると突き放しており、こんなことをしないといけないのは、東電と国のためであり、矢野さん、原発事故は国と東電の責任、避難者の家賃補助を止めて帰らせるのはおかしい、国と東電の責任は大きいと指摘されて、去年はスタディツアーの際に、風評被害、そして帰還政策を問題にして、今回は復興がスローガンにされているが、コンクリートのもの、防潮堤、家のあった痕跡が消されて、いわき市で会った方、震災で2度目の喪失、1度目は津波、2度目は自分の住んでいた山、海が喪失、復興という言葉が先走り問題と指摘されて、町の歴史を潰すのは復興ではなく、やり方は考えるべき、矢野さん、一律にかさ上げ、防潮堤で復興なのかと言われて、景山さん、帰っていい、アカンは線引き、帰れと言われても、町が機能していない、商店も病院もないところに帰すのは無責任と矢野さん指摘されて、景山さん、福島から関西に自主避難されている方もあり、一律に線を引くことへの問題を説かれました。
朝日放送のキャストにて、原発が攻撃されたら、というテーマが取り上げられて、福井の原発銀座で避難訓練、しかし有事で原発が攻撃されたら、であり、これは小泉元総理が先週、基地が攻撃されなくても、原発が攻撃、ミサイルを撃ち込まれる、テロに合う、戦争の危機なのになぜ原発を止めないのか「日本の原発は日本国民に向けた核兵器」と語り、原発の対策は、原子炉から100m離れたところに非常用ディーゼルエンジンなどを作らないとならず、しかし、関電は原発が攻撃されても、PAC3で守ってくれる、格納容器で守ってくれる…と、竹やりでB29と戦えというもので、しかし戦争で原発がミサイル攻撃されたら大事故、格納容器も破壊されて、放射性物質が外に大量に出る、言うまでもなく福島で6年半前に起きたもの、ところが、小野寺氏はPAC3やイージス艦で迎撃できる、関電も右に倣え、関電は規制委員会の指摘で止めると言うものの、日本にはまだ原発は50基もあり、それも日本海側にたくさんあり、柏崎刈羽、滋賀、そして福井の原発銀座、さらに鳥取、無数にあり、司会の浦川さんも狙われたらと言うものの、バックアップは早くて3年後、それもなくても再稼働、古賀茂明さん、ASS政権はミサイルは危ない、Jアラートで避難訓練と言うものの、原発は大丈夫と言い、ASS政権自体が平和ボケ、今だに核の安全神話を信じて、神の国だから原発は大丈夫というものと指摘されて、しかし、福島原発は水素爆発で破壊されて、木原善隆さん、国が責任を持ち、危険な核は止めるべき、浦川さん、国のやることは最悪のプランを想定していないと言われて、古賀さんも楽観論のみでやっているのはおかしいと締めくくられました。
(永岡注:この原発への攻撃は最近話題になった物ではなく、私が学生時代の30年以上前から問題視されていて、ソ連が攻めてくると当時の自民党が馬鹿の一つ覚えのように言うものの、日本海側にたくさんの原発を作り、要するに、ソ連が攻めてくることなどないと思っていたわけであり、いざとなったら神風が吹いて勝つ、竹やりでB29と戦えると信じている人間しか出世できない「神の国」(笑)の根本的な欠陥です)
再び、ラジオ関西、リスナーより、矢野さんに質問、日本人は権利があるのに行使しない、選挙の投票率が低く、上げるために何が必要かと質問があり、矢野さん罰金を科すしかないか?景山さん、選挙権は民主主義社会に生きる私たちの義務であり、選挙権を行使して、社会をどう変えるか、これを学校で学ぶ機会がないと言われて、矢野さん、政権批判はなかなかできないのも問題、当然のように選挙権はあるのではない、在日の方には選挙権はなく、そういう方のためにも選挙権は行使すべきと言われて、鶴渕さん、沖縄のテレビ局時代に取材して、71年に国政選挙があり、沖縄の方も参加して、車椅子に乗り投票に来た人もあり、そこまでして沖縄の方は日本の選挙権にこだわったと指摘されて、選挙権を得るために闘った過去があり、それを今の有権者にどう伝えるか、矢野さん、地道でもこれを伝えるべきと言われました。
景山さん、ラジオフォーラム時代の緊張感と違ったと指摘されて、鶴渕さんも福島の報告は貴重と指摘されて、石川ゼミではスタディツアーを本にまとめていて、福島の事をしゃべるのは難しいが、現地で、観光客として発言してほしいとの声を聞いて、それを伝えたいと指摘されました。1日1日を振り返り、現場を見て意見を聞くことは学生さんにも貴重と矢野さん、ジャーナリズムは現場主義と締めくくられました。以上、ラジオ関西の内容でした。