ギャグか悪夢か

 川西玲子です。
 政治はひどいことになっていますねぇ。ギャグだか悪夢だか分からない感じですが、何とか良い方向に向かってくれる事を祈っています。大手術をしたばかりで外出もできない私には、もう祈ることしかできないもので。しかし小池都知事もすごいですね。どうしたらあそこまで激しく権力を志向するのか、私には謎です。
 それで私は今ニュースをチラ見しながら、中島岳志の『アジア主義 その先の近代へ』という本を読んでいます。私は常々、日本が自前の民主主義を構築するには、左翼的戦後民主主義に立脚するのでなく、自由民権運動にまで立ち戻る必要があると思っているのです。いま我々が眼前にしているのは、国民主権の空洞化ですから。

「自由民権運動とは、身分制を批判し専制的な政府の在り方を批判する運動でした。そのなかでは、『国民主権』の原則が主張され、国会開設と参政権の確立が展望されました。『国家は一部の特権的な人間のもの』ではなく、『国家は国民のもの』という主張が、自由民権運動を支えていたのです」(77ページ)

それが拡張主義と侵略思想に転化していった事に、近代日本の過ちと矛盾があったわけですが。その点を見極めつつも、自由民権運動から大正デモクラシーに到る一連の流れを丁寧に追って検証し、その上に日本ならではの民主主義を構築していくべきだと私は考えます。今からでも。いや、今だからこそです。極端なグローバル経済や自由貿易が危険なのは、国民主権を破壊するからです。護憲リベラルはそこを批判する必要があります。西洋啓蒙主義的な進化論に乗せられてはいけませんよ。

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