希望議員は「八方塞がり」 小池代表あっさり“続投”のワケ

両院議員懇談会を終えた小池代表(C)日刊ゲンダイ
両院議員懇談会を終えた小池代表(C)日刊ゲンダイ
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 小池代表にはまったドングリたちは、どこまで手玉に取られれば気が済むのか。

25日、東京都知事の小池百合子代表率いる「希望の党」が初の両院議員懇談会を衆院議員会館で開催。小池代表の「排除発言」によって前民進党議員が大量落選した責任をめぐり、大荒れになるとみられていたが、終わってみれば小池代表はアッサリと代表続投を宣言。懇談会後も「励ましの言葉を頂いた」と余裕シャクシャクだったからどうかしている。

「多くの有為な人材を失ったことは残念至極だ。責任を負わなければならない」「私の言動によって、同志の皆さまには大変ご苦労をかけた。心ならずも多くの方々を傷つけてしまった」

マスコミに公開された懇談会の冒頭、小池代表はこう挨拶したが、その後は約3時間にわたって報道陣を完全にシャットアウト。確か小池代表は「密室政治ではないオープンな議論」を掲げていたはずだが、二枚舌にもホドがあるだろう。

■比例当選の大半は「ゾンビ議員」

それにしても、情けないのは希望の議員たちだ。小池代表は「(排除の)言葉が独り歩きした」とか言い訳していたが、結果的にこの発言が大惨敗を招いたのは動かしようがない事実だ。金タマがぶら下がった政治家であれば、「ふざけんな。おまえ、代表を辞めろ!」と迫るのがスジだろう。実際、旧民主党時代には小沢一郎氏や鳩山由紀夫氏をそうやって叩き、追い出してきたではないか。

ところが今回は「小池代表に辞任を迫ったのは4~5人ぐらい」(出席議員)というから呆れるばかりだ。その理由を民進党関係者が明かす。

「そりゃあそうですよ。今度の衆院選で当選した50人のうち、32人は比例当選。つまり、大半は『小池』の看板で辛うじて当選したゾンビ議員です。国会法では、比例代表で当選した議員が選挙で競合した政党や政治団体に移ることを原則、禁じていますから、仮にどんなに立憲民主党に行きたくても動けない。良くも悪くも、ここで『小池』の看板を失ったら、希望はさらにグダグダになるから、『クソダヌキ』と言いたくても言えない。つまり、八方塞がりなのです。小池さんだって、それを十分承知しているから余裕なのです」

 なるほど、どうりで東京15区で出馬し、ギリギリの比例復活を果たした柿沢未途が懇談会後の囲み取材で「分裂を念頭に発言した人はいない」「(小池代表の説明を)みんなほぼ納得したと思う」「(党の)平均年齢は49歳。小池さんが一歩引いて見守っていただくということでやりがいがある」なんて変なテンションで強がっていたはずだ。

「小池さんは懇談会で、『国政は国会議員に委ねたい。人事は(国会議員の)皆さま方で話してほしい』と発言したようですが、最終的な人事の任命権は代表が持っているわけで、小池さんが気に食わないと思えば簡単に『リセット』できる。この期に及んでもまだ、小池さんの発言に納得している議員が本当にいるとすれば救い難いと思います」(前出の民進党関係者)

もはや希望の議員は“ハーメルンの笛吹き”となった小池代表に引きずられる子供と同じだ。

Categories 希望の党

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