続編「トランプと安倍」現象をラジカルに深める」
すべての分野・すべての人々が、
井の中の蛙にならない為に
~「トランプと安倍」現象をラジカルに深める~
前回の紹介は省略して、入ります。
トランプ大統領は来日した。
しかし、今回の訪日に、「あれ?」と感じた人が多かったのでないか。
トランプ大統領は、羽田や成田経由ではない。横田米軍基地に到着した。
そして、日本での最初の演説は日本人向けではない。横田基地にいる米国兵向けだ。
横田基地から日本に入るというのはどういう事か。日本政府の入国審査(実際には
大統領などに行わないが)を踏まずに入国したことになる。
日米地位協定第九条
「1 この条の規定に従うことを条件として、合衆国は、合衆国軍隊の構成員及び軍属
並びにそれらの家族である者を日本国に入れることができる。
2 合衆国軍隊の構成員は、旅券及び査証に関する日本国の法令の適用から除外され
る。」
の規定を利用しての入国である。
米国大統領は米軍の最高司令官であるにしても、こうした入国は異例である。
感覚的に今回の入国は異例であると感じたが、詳しいデータを持っているわけではない。
それでツイートで、「教えてください」と聞いた。
その返事を列挙してみたい。
・レーガン大統領(羽田)以降で、日本の米軍基地に降り立ったのはトランプ氏のみ。
他に帰国の際、沖縄嘉手納の空軍基地から帰国したのはクリントン氏で、
他の人は羽田と大阪国際空港利用。アメリカン・センター記録より。
・属国扱いじゃあ無くて属国ですよ敗戦後ずっと?
・副大統領ですが、昭和天皇の大喪の礼の時に、クエール副大統領が横田基地に降りたと思います。
・息子ブッシュ大統領が2008年に新千歳空港から入出国ってのがありました。
基地はフォード大統領まで遡ってトランプ一人です→洞爺湖サミットのときですね。
・ほんとに何故マスコミはこの事態の検証をしっかり行わないのでしょう?
(意図的に隠している?)
・マッカーサーと同じってことでしょ?
等の返事があった。
今回の入国の仕方は異例なのである。
それは、「日本には米軍がいて、日本の法律に従わない」その象徴が横田基地からの入国である。
だから、これまでの大統領はそんな露骨な入国の仕方をしなかったのである。
日本は独立した。だがその独立は当初予定されたものと異なった形になった。
1945年8月15日日本が受諾したポツダム宣言は次の約束がある。
「責任ある政府が樹立された場合には、連合国の占領軍はただちに日本国より撤収する」
日本は、独立はした。
しかし、それはあるべき独立の仕方ではない。
ポツダム宣言と違う形でである。
サンフランシスコ講和条約と同時に日米安保条約が結ばれ、実質的合意は行政協定
(今日の地位協定)でなされた。一九五一年一月二六日、日本との交渉に先立ち、
ダレス(米国の交渉責任者)は最初のスタッフ会議において
『われわれは日本に、われわれが望むだけの軍隊を、望む場所に、
望む期間だけ駐留させる権利を確保できるだろうか、これが根本問題である』
と指摘した。そしてそれが今日まで続いている。
トランプの横田基地からの入国は、日本国が米軍に屈していることを象徴的に示した。
そして、日本のマスコミ等それを何も異常ととらえない。
これらの現実を再確認
この日本社会を、法学の言葉で短く示すと
戦後の憲法法制と安保法制の併存と矛盾が、
臨界点に達している
安倍政権によって、憲法は風前のともしび
今や併存期を通り過ぎて
憲法が死ぬのか、安保が死ぬのか、その臨界点
今や、二者択一の道しかなくなる
選びとり、捨てさる
戦後の、新たな歴史に入った
安倍政権を倒す道から
変化が始まる
目次
・●動画2017.11.4シンポジウム~東アジア共同体・沖縄研究会シンポジウム 171104
「日米安保はもはや日本を守る仕組みではない!」
伊波洋一・参議院議員が勧告――米国の対中国戦略
「日本を戦場にして戦争を終わらせる」防波堤の役割!? 6分42秒
・動画2016.5.26そもそも総研 日米関係の不都合な真実
日米合同委員会 日本はアメリカの横暴を許すな! 11分29秒
・動画2017.6.9講演会 立教大学特任教授・吉田敏浩 重要だが長い
20170609日米合同委員会研究・吉田敏浩 1時間21分34秒
・▲動画2011.10.18講演会 重要だが長いので▲ 54分過ぎから核心に入る
孫崎享「今だからみえる原発と日米の関係」 1時間38分32秒
・動画2014.11.7講演会
「安倍政権の問題点」孫崎 享/時局フォーラム@鎌倉 1時間28分19秒
・●動画2014.11.7対談 堤未果×矢部宏治 新刊発売記念対談
「未来から見た日本」と「過去から見た日本」 57分03秒
・2017.10.24ラジオ【大竹まこと✕矢部宏治】大竹まことゴールデンラジオ
安倍首相をサポートしたのは前原誠司だった!
・●●2017.10.12講演会
憲法9条、今が正念場 安倍改憲阻止のために
伊藤千尋さん(ジャーナリスト)2017年10月12日 1時間34分12秒
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