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森友学園疑惑をめぐり、身をていして安倍首相を守った財務省前理財局長の佐川宣寿国税庁長官の後任も、相当なシタタカ者だ。
国有地をタダ同然で払い下げた経緯を国会で追及されて、「記録にない」「記憶にない」を連発した佐川氏のデタラメ答弁にはア然ボー然だったが、7月に着任した太田充理財局長のコンニャク問答も恐るべしである。
会計検査院が値引き根拠に疑義を付けたことで、野党が追及のボルテージを上げる中、27日の衆院予算委員会で国会論戦に本格デビュー。いきなり、森友の籠池泰典前理事長が財務省担当者のやりとりを収めた音声データの内容をアッサリ認めた。籠池氏は「ゼロ円売却」を迫り、生々しい価格交渉を行っている。ところが、野党議員が詳細を追及すると、こう切り返した。
「こちら側で予定価格を決定して先方に通知し、先方がのめばそれでいい。佐川の答弁は、そういう意味での価格交渉がないということでございます」
つまり、「金額についてのやりとりはあったが、価格の提示はしていない」と言い張った。「空き巣に入ったが、ドロボーはしていない」と言っているようなもので、霞が関エリートの二枚舌、三枚舌には改めて脱帽だ。
■省内で“茶坊主”と評判
島根県出身の太田氏は東大法学部卒業後、1983年に旧大蔵省に入省した。
「野田政権時代に主計局次長から首相秘書官に引き上げられ、事務次官候補と目されたことがありました。省内で“茶坊主”と評されるほど官邸に足しげく通い、官房審議官、官房総括審議官をこなし、前回人事で官房長に上がるとの観測も流れた。フタを開けてみれば火中のクリを拾う役回りを引き受ける格好になりましたが、国税庁長官は4代続けて理財局長が就任している。痛恨のミスさえなければ、ポストは約束されたようなものです」(霞が関関係者)
人気漫画「ドラゴンボール」に登場する「亀仙人」を思わせるルックスが目を引く。柔軟性に優れた体の持ち主のようで、くねくねと体を左右に揺らしながら答弁席に向かう所作も独特だ。国税庁長官ポストは1年交代が慣例化しているが、「かめはめ波」を放って“約束”を手中に収めるか。