“茂木問題”拡大 菅長官や小渕優子氏も政治資金で線香購入

左から時計回りで、茂木経済再生担当大臣、菅官房長官、小渕元経産相(C)日刊ゲンダイ
左から時計回りで、茂木経済再生担当大臣、菅官房長官、小渕元経産相(C)日刊ゲンダイ
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 選挙区内の有権者に線香や手帳を配り、大炎上中の茂木敏充経済再生担当相(62)。自民党内からは、問題の“矮小化”を狙ってか、「野党だって線香を買ってるぞ」との声が上がり始めているという。

事実、一部メディアに野党議員が政治資金で線香を購入していたことが報じられたが、ちょっと待ってほしい。日刊ゲンダイの調べで、安倍政権の中枢を担う菅義偉官房長官をはじめ、複数の自民党議員も政治資金で線香を購入していたことが分かった。安倍自民に見事にブーメランが突き刺さった格好だ。

菅長官が代表を務める資金管理団体「横浜政経懇話会」の2011年分の政治資金収支報告書には、8月23日付で東京・銀座の「鳩居堂」に「線香」代として1万500円支出したことが記されている。12年分の収支報告書にも、7月11日に横浜市の「銀座鳩居堂」に「線香代」1万1025円支払ったとの記載がある。

 かつて「政治とカネ」の問題で大臣辞任に追い込まれた小渕優子元経産相が代表を務める資金管理団体「未来産業研究会」も、11年6月10日に銀座の「㈱東京鳩居堂」に「線香代」として、3万6067円支出している。

さらに、沖縄県で相次いだ米軍機の事故やトラブルを巡り、国会で「それで何人死んだんだ」と暴言を吐いて副大臣を辞任した松本文明衆院議員の政党支部も、11~13年、東京・中野区内の商店に「お線香購入代金」として、計3件で10万2900円を支払っている。金子原二郎参院予算委員長が代表の資金管理団体も12年8月22日、長崎市内にあった百貨店「玉屋」に「線香代」として2万265円支出している。

■無償で選挙区内に配っていればアウト

これらの支出は全て、交際費や渉外費に関わる「組織活動費」として処理されている。客との交際のために線香購入とは理解しがたい。ひょっとして誰かにプレゼントしたか、それとも支援者の墓前に“自前”の線香を手向けたのか不明だが、無償で選挙区内に配っていれば「線香一本」でも公職選挙法違反疑惑が浮上する。茂木大臣と全く同じ構図である。

 各事務所に問い合わせると、菅事務所は「政治活動の収支は、法令にのっとり適切に運営し報告しています」。金子事務所は「政治資金は法令に従い適正に処理し報告しているところです。ご質問の支出は選挙区外の方へのものです」と返答。小渕、松本両事務所からは期限までに返答はなかった。政治資金に詳しい神戸学院大の上脇博之教授はこう言う。

「通常の政治活動で線香を使用する必要があるとは思えず、政治資金から支出すること自体、不可解です。政治活動としてふさわしい支出だったのか否か判然とせず、各事務所は説明責任を果たしたとは言い難いでしょう。とはいえ、今回の議員らの政治団体の支出は、購入した線香の具体的使途が不明であり、『選挙区内の有権者に無償で配った』ことが明らかになっている茂木大臣の疑惑とは同列で比較できるものではありません。茂木大臣の線香や手帳の配布は、公選法違反の可能性が極めて高いのです」

菅長官や小渕氏も情けないが、疑惑の“本丸”はやはり茂木大臣だ。国民は引き続き、茂木追及を注視すべきである。

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