ネットワーク1・17(2018/3/4) 東日本大震災7年 被災体験を語る自衛官 佐々木清和さんのお話

永岡です、災害と防災を考えるネットワーク1・17 第1109回、今週も千葉猛さんと野村朋未さんの司会で放送されました。

3月になり、来週の日曜日は東日本大震災、福島原発事故7年、先週の番組で、リスナーより、福島→大阪に避難されて、原発事故を小学生に伝える方に、情報を正しく発信する大切さを説く声がありました。

 

シリーズ東日本大震災7年、2回目、津波で家族4人を亡くした現役自衛官と題して、陸上自衛官の佐々木清和さん(51歳)は宮城県名取市閖上で妻(当時42歳)と中学生の娘(当時14歳)、妻の両親と5人で暮らして、全員を津波で亡くし、自身は陸自で災害派遣の石巻市に行き、自宅に戻れず、家族になぜ逃げなかったのかと悔やみ、2015年から震災の語り部の活動を開始、長女の遺品のジャージを横に語り部をされる佐々木さんのお話がありました。

佐々木さん、お電話でのお話で、震災発生当時は宮城県の内陸、福島県の近くで車の整備、建設機械、トラックの整備をされて、災害派遣活動は阪神・淡路大震災で倒壊家屋の解体をされて、神戸には思い入れがあり、東日本大震災当日、普段と変わらず出勤、妻と喧嘩して、朝食のことで喧嘩されて、津波の被害が大きかった閖上、佐々木さんは内陸の駐屯地で勤務、地震が14時46分に発生、揺れている時間が長く、災害派遣の準備をして、家との連絡は停電で電話も使えず、携帯電話も使えず、閖上の状況は、テレビが映らず、同僚がスマホで津波が来るのを教えてくれて、深刻さを知ったのは夕方、その後は、翌日自宅に行く機会があり、現地は湖と化して水浸し、家族のことは、どこかに避難していると思い、正直な気持ちは、今探しても探しきれず、警察、消防、自衛隊も活躍して、そちらに任せて、佐々木さんは任務について、佐々木さんは自宅近くに行くものの、3月14日、あまりに被害が大きく、石巻に行き、電話も通じず、携帯電話のメールなどで家族の安否の確認方法に気づかず、石巻で自衛隊のテントにきて、妻からの連絡も来ず、おかしいと気づいて、奥さんは携帯電話を持たず、家の固定電話はしかなく、家は水没で連絡の仕様がなく、3月20日に、中学校から連絡で、対面するきっかけ、直接電話は職場の方からもらい、薄々覚悟して、どこだとして、同じ仕事場の方も、遺体の安置所と伝えられて、娘さんは中学生、安置所で顔を見て、3月21日に確認、どんな声をかけようかと思いつつ、言葉はまとまらず、棺を見て、声を出すつもりがなく、しかしなぜ逃げなかったと、悔しい思いで、震災から4年、子供は逃げたら助かったと思いつつ、自分自身を問い直し、気持ちの中に、連絡がなく、どこかに避難していると、連絡が取れないだけと思いつつ、しかし淡い期待が現実になり、娘さんはそうして対面されて、奥さんとその両親は、その翌日確認して、妻の父親は3月30日に確認、一人ずつ遺体を確認して、なぜ逃げなかった、であり、佐々木さん、震災4年後の2015年から語り部をされて、きっかけは今もお世話になっている、閖上の記憶という、プレハブに震災の資料のあるもので、そこで話してみないかとなり、毎月一回、子供を亡くした遺族会を2011年の秋に作り、今の心境を話してみないか、閖上の記憶で、震災について語ろうと、初めは抵抗はなく、現職自衛官が語り部は珍しく、男性の語り部は珍しく、自身として抵抗はなく、佐々木さん、語り部として何を思い語るか、一番の思いは、佐々木さんが話し出すのは、気づかされたのは、一番話したいことは、家族のいた証で、震災後の様々な方とのつながり、震災で気づかされたことで、家族のいた証とは、妻や子供が、佐々木さんと一緒に生活した思い出、これを消したくないもので、奥さんは普通の主婦で、しかし朝に喧嘩して、家を出たもので、昼に電話でもう怒っていないと言えたものがあり、言えなかったら抱え込むもの、娘さんは一緒に話しするもので、反抗期ではなく、大切な家族4人を亡くし、家も流されて、思い出の品は数点、妻の時計と財布、娘さんのジャージ、これは大切に保管されて、佐々木さん、震災に気づかされたことは、幸せとは何か、一番思うのは、朝行ってきます、帰ったらただいまと言えることが幸せであり、語り部を始めて、佐々木さんは、自分だけで抱えていたものを、他の人と共有できて、つらい時期はあり、周りから見たら、話しかけることができなかったものがあり、自分は気づかないが、周りとの関係は反省すべきものもあり、震災7年、家族との時間の半分が過ぎて、月日の過ぎるのは早く、佐々木さんの中で時間は2つあり、2011・3・11で止まった時間と、佐々木さん一人だけの時間が7年続いており、家族と過ごした時間、時間の流れは早く、しかし日本はまた首都直下地震、南海トラフ地震など懸念されて、災害から身を守ってほしいもので、3月11日は、名取市閖上で追悼行事、風船に、天国の家族にメッセージを送ることをして、メッセージは決まっており、妻と子供に対して、たくさんの人に支えられて何とか元気にやっているというのです、以上、佐々木さんのお話でした。千葉さん、佐々木さんの思いが多くの方に伝わって欲しいと締めくくられました。

 

特別番組、3月11日にネットワーク1・17スペシャルが放送されて、3・11からの取り組みなどのメールを募集しています、以上、今週のネットワーク1・17でした。

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