佐川氏、改ざん謝罪も核心答えず 捜査理由に説明拒む 

友学園

 

社会
2018/3/27 11:37
 
 
 

 「責任はひとえに私にある」。学校法人「森友学園」を巡る決裁文書の改ざん問題で、当時財務省理財局長だった佐川宣寿前国税庁長官が27日、国会で証言した。当時の担当局長として深々と頭を下げて謝罪する一方、誰の指示だったかなどの核心については証言を拒否。政治家や首相官邸の関与を問われると、「理財局の中で対応した」などと語気強く否定した。

参院予算委の証人喚問で発言を求め挙手する佐川氏(27日午前)

参院予算委の証人喚問で発言を求め挙手する佐川氏(27日午前)

参院予算委の証人喚問で証言する佐川氏(左手前)=27日午前

参院予算委の証人喚問で証言する佐川氏(左手前)=27日午前

 佐川氏は午前8時45分ごろ、国会の正面玄関に姿を現し、茶色の封筒を小脇に抱えて足早に中へ入った。報道陣のカメラのフラッシュがたかれる中、深々と一礼。参院第1委員会室に向かった。

 午前9時半、証人喚問が開始。佐川氏は「決裁文書の書き換えで国民の行政への信頼を揺るがせた。当時の担当局長として責任はひとえに私にある」と語り、神妙な表情で頭を下げた。

 金子原二郎予算委員長から事前の説明を受ける間はじっと委員長の方を見据え、時折唾を飲み込むようなそぶりをみせるなど、緊張した面持ちだった。

 「決裁文書の話は理財局の国有財産部局の個別案件」「理財局の中で対応した」「理財局の外や官邸に報告することはない」。質問が始まり、官邸の関与などを問われると、あくまで理財局内の判断で改ざんが行われたと強調。「誰が何のために指示したか」などの質問には「刑事訴追を受ける恐れがあるため答弁は差し控えたい」と述べるにとどめ、核心部分は明かさなかった。

 喚問中は質問者の顔をじっと見据え、質問の内容にうなずいたり、首をかしげたりする姿がたびたびみられた。野党側から過去の答弁内容などについて厳しく追及されると、目を見開き、色をなして証言する場面もあった。

 金子委員長からは決裁文書の改ざんについて「不誠実の極み」「言語道断の行為」など厳しい言葉が飛んだ。質問に立った自民党の丸川珠代議員も「民主主義の根幹を揺るがす事態」などと批判した。

 佐川氏の説明に議場からは「何でそう言えるんだ」などとやじが飛び、丸川氏が「安倍首相や首相夫人の関与がないという証言が得られた」と質問を締めくくると、野党議員から失笑が漏れた。

佐川氏「森友問題、今井首相秘書官と話さず」 

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2018/3/27 11:44
 
 
 
参院予算委の証人喚問で証言する佐川氏(27日午前)

参院予算委の証人喚問で証言する佐川氏(27日午前)

 佐川宣寿前国税庁長官は27日午前の参院予算委員会の証人喚問で、学校法人「森友学園」の問題について、安倍晋三首相政務秘書官の今井尚哉氏と協議したことはないと述べた。「この森友問題について今井秘書官と話したことはない」と語った。

 

財務省「解体の危機か」 佐川氏、証人喚問 

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2018/3/27 6:30
日本経済新聞 電子版
 
 
 
 
 

 3月2日。「決裁文書の書き換え疑惑」を朝日新聞が報じた日の朝8時。いつもは9時ごろに出勤する財務省の幹部たちが、財務省2階の大臣室に集まった。麻生太郎財務相の前に並んだのは福田淳一次官、矢野康治官房長、太田充理財局長ら。「大丈夫だろう。勝手に隠蔽したとかいう話ではないはずだ」。その後に訪れる省内の混乱を、まだ予想できていなかった。

■犯人扱いの恐怖

 「最強官庁」とまで呼ばれる財務省が激しく揺れてい…

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