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「ウソを言ったらあかん」
大阪拘置所で勾留中の籠池前理事長は、こう訴えていたという。26日、民進、自由、社民の参院議員が約50分接見。その会話内容を明かした。
籠池氏は、安倍首相夫人の昭恵氏から2015年9月に100万円の寄付を受けたと改めて主張。安倍首相に対し、「ウソを言ったらあかん。もらったことは事実だし、何で隠さないかんのか」と反論したという。安倍首相は100万円のやりとりについてかたくなに否定している。
学校法人「森友学園」との国有地取引に関する決裁文書改ざん問題で、佐川宣寿前国税庁長官の証人喚問に先立ち、野党が籠池氏に事実関係の確認をするため接見したのは、23日に続き2度目だ。
昭恵氏には月1回のペースで取引の進捗状況を報告していたという。改ざん後の決裁文書から削除されていた「いい土地だから前に進めてください」という昭恵氏の発言についても、「確かにそういうふうにおっしゃった、間違いない」と籠池氏は言っている。
「昭恵夫人から『何かできることはありますか』と言われたので、『敷地の前で写真を撮ってください』と申し上げて、あの写真撮影になった」というのだ。その籠池夫妻とのスリーショット写真は、実際に改ざん前の文書に添付されていたのだから、それなりの説得力がある。
昭恵氏の「前に進めて……」発言について、安倍首相は国会で「妻に確認したが、そのようなことは申し上げていない」と否定。「籠池氏の発言が書かれているだけだろうと思う」と答弁していたが、籠池氏、昭恵氏、安倍首相の誰かが確実にウソを言っているわけだ。
■なぜ偽証罪に問おうとしないのか
「そもそも夫婦間の会話には証拠能力がない。首相は『妻に聞きたいことがあれば、私に言っていただければ、私が答える』と言いますが、昭恵氏の発言が首相からも籠池氏からも伝聞の形でしかないから、堂々巡りになってしまう。国有地取引の真相究明のためには、昭恵夫人に直接話してもらうしかありません。安倍首相も『全容解明に尽力する』と約束した以上、妻に『公の場で説明してこい』と促すべきではないでしょうか。夫婦ともに関わっていないというのなら、昭恵夫人が何を話しても問題ないはずです」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)
昨年3月23日の証人喚問から、籠池氏の主張は一貫して変わっていない。ウソをつけば偽証罪に問われる証人喚問でも「100万円を受け取った」と証言した。これが虚偽だというのなら、なぜ、偽証罪に問おうとしないのか。
真相に迫るには、やはり昭恵氏を国会に招致して、話を聞くしかない。佐川氏の証人喚問で幕引きなんて、絶対に許してはダメだ。