Jアラート非協力

豊島です。4月から地域の自治会長をすることになって、小学校の入学式など新しいいろんな場面に出るようになりました。Jアラートで防災ラジオの受診をチェックしてくれと言われ、何気なく「はい」と答えていましたが、大いに問題があることに気づき、あらかじめ非協力をコミセンに申し出ました。ついでに、コミセン自体も協力しないように、とも。その申し入れ文を、事務局長がメガネを直して読んでいました。
先ほどコミセンに届けた文を転載します。ブログにも出しています。
http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2018-05-14

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x校区振興会会長 御中

Jアラート訓練について

総務省消防庁によると、Jアラートとは「弾道ミサイル情報、緊急地震速報、津波警報など、対処に時間的余裕のない事態に関する情報を携帯電話等に配信される緊急速報メール、市町村防災行政無線等により、国から住民まで瞬時に伝達するシステム」とのことですが、過去の例を見ると、冒頭にある「弾道ミサイル」対処が大きな比重を占めるようです。

もしそうであれば、確率の低い危険を過大に評価し対応することで時間と資源の無駄であるだけでなく、戦争の恐怖を煽り、ひいては仮想敵国に対する敵愾心を植え付けることになりかねません。つまり、防災ではなく、むしろ戦争という災いを招き寄せる心配があります。

過去の例でも、事実上の対象であった北朝鮮の長距離ミサイル実験では、ロケットは宇宙空間を飛行し、その破片などが落下する確率は他の人工天体の落下の確率と大きく異なるものではありませんでした。にもかかわらずPAC-3を移動させたり、住民を頭を抱えてしゃがみ込ませる訓練をしていましたが、これらがほとんど、と言うより全く意味のないものであったことは明白です。効果があったとすれば、上に述べたような心理的なものでしょう。つまりJアラート訓練は、いたずらに戦争の恐怖を煽るプロパガンダの疑いが濃厚です。

目的として弾道ミサイル以外には、緊急地震速報と津波警報が挙げられていますが、地震速報は防災ラジオでは間に合わず、津波はこの地域では無縁です。

上記の理由により、xx校区振興会としてはこのような行事にはいかなる協力もされないようお願いします。また、5月16日に予定されている防災ラジオのテストにも、私としては協力できません。

なお、この文書の内容はすべて私個人としての意見であり、xx自治会とは関係ありません。
豊島耕一
2018年5月14日
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豊島耕一
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