参院竹下派が支持に動く 自民総裁選“石破反撃”のシナリオ

一騎打ちは何が起きるかわからない(C)日刊ゲンダイ
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 安倍首相と石破元幹事長の一騎打ちになりそうな9月の自民党総裁選。安倍首相の“圧勝”が予想されていたが、ここへきて展開が読めなくなってきた。参院竹下派が「石破支持」を打ち出し、流れが変わりつつある。

「総裁選で石破氏を支持すれば干されるという恐怖支配でモノを言えない雰囲気だったが、参院竹下派が石破氏支持で動き出してくれたおかげで、『ひとつの固まりができれば、石破氏につくのも怖くない』という声が急速に広がっています。すでに安倍首相支持を表明している派閥の中にも、石破氏を応援したいと思っている議員はいる。無派閥議員の多くが石破氏に流れる可能性もあります」(自民党中堅議員)

 石破氏は7月31日、岸田政調会長と石原元幹事長、中谷・元防衛相と会談して、総裁選への支援を要請した。これに対して明確な返事はなかったというが、石原派はまだ誰を支持するか表明していないし、中谷氏が代表世話人を務める谷垣グループも安倍首相とは政策的に距離がある。領袖が出馬を断念した岸田派も安倍支持で一枚岩ではなく、分裂含みだ。

 政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。

「総裁選は、すでに国会議員票(405票)の大半を安倍首相が押さえて勝負がついたように報じられていますが、そんなことはない。今のところ、安倍支持を明確にしているのは、首相の出身派閥である細田派(94人)と第2派閥の麻生派(59人)、二階派(44人)で、200票に満たないのです。あとは無派閥議員70人のうち30人くらいが安倍支持とみられている。それ以外は、どう動くかまったく読めません。岸田派(48人)の半分が安倍支持に回るとしても約250票で、国会議員票の6割を固めたに過ぎない。石破氏は地方で人気があるので、地方票は上回ることも可能です。第3派閥の竹下派(55人)が衆院もまとまって、派閥として石破支持に動けば、一気に地殻変動が起きそうです」

■カギは小泉進次郎の動き

 総裁選を波乱含みにしているのは、自民OBの重鎮たちが、“反安倍”で動いていることだ。参院竹下派を石破支持でまとめたのはOBの青木幹雄氏。岸田派に影響力を持つ古賀誠氏や、石原派の実質オーナーである山崎拓氏も安倍3選には否定的といわれる。さらに総裁派閥の細田派も、OBの小泉純一郎氏や福田康夫氏が安倍に苦言を呈している。

 前出の鈴木哲夫氏がこう言う。

「最後のカギを握るのは小泉進次郎議員の動向です。12年の総裁選で石破氏に投票した進次郎議員が、総裁選直前に『今回も石破氏を支持する』と宣言すれば、無派閥議員や地方票がドッと石破氏に流れるでしょう。一騎打ちの選挙はちょっとしたことで流れが変わるので、まだまだどうなるか分かりません」

 告示日に石破氏の推薦人に進次郎氏が名を連ね、一緒に遊説カーに乗って全国を回れば、そりゃあ盛り上がる。当時は人気者だった田中真紀子氏を引き連れて総裁選を制した小泉純一郎氏の再現もあり得るのではないか。

 

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